【Facebook】インサイトCSVデータで見るべき重要4項目|「投稿の消費」「なんらかのアクション」ってなに?謎項目の解説付き。

2013/11/21

インサイトCSVデータで見落としがちな4つのポイント。


Facebook インサイトCSVデータ

FacebookインサイトのページからダウンロードできるCSVデータ


こちらのデータにはなにやら重要そうな数値が並んでいますが、「やたら項目が多いのでどれを見ればいいかわからない」、というか「もはや全項目の意味を把握しきれていない」なんてこと、皆さんはないでしょうか?


今回の記事では、Jon Loomerさんの記事を基に、FacebookインサイトのCSVデータにおいて押さえておきたい重要4項目を、定義の解説付きでご紹介します。


役立つ情報ばかりなので、是非ご参考になさってください。



■目次


徹底解説!FacebookインサイトCSVデータの重要項目&謎項目


1.投稿がリーチしたファンの数


2.投稿に何らかのアクションを実行した人


3.投稿の消費&消費者


4.リンククリック数


そもそも「CSVデータ」って?


CSVデータとは、Facebookページに関する全てのデータが網羅されているファイルで、インサイトで表示されている範囲以上のデータが手に入ります。


Facebookインサイトのページ右上の「データをエクスポート」からダウンロードできます。





(1)ページレベルのデータは、ページが期間内にどれだけ新規いいね!を獲得したかなどのページ単位のデータ。


(2)投稿レベルのデータは、各投稿が期間内に獲得したいいね!コメント数、クリック数、記事作成数などの投稿単位のデータとなっています。




今回の記事では、似たような項目が並んでいてポイントを見落としがちな(2)投稿レベルのデータから、重要項目をご紹介します。


※なお、今年の10月頃よりそれまで利用できたCSVデータの他に、新バージョンをダウンロードできるようになっており、今回の記事ではこの新バージョンで使われている項目を解説していきます。


1.投稿がリーチしたファンの数


投稿のリーチというと、投稿レベルのデータの主要データタブH列「通算 投稿の合計リーチ」I列「通算 投稿のオーガニックリーチ」がまずは目に入りますね。


▼投稿レベルのデータ:主要データタブ:H列・I列


リーチした「ファン」を知りたい場合は別の項目をチェック!


もちろんこちらの2つのデータも重要ですが、リーチした「全ユーザー」ではなくリーチした「ファン」の数を知りたい場合は、T列「通算 Facebookページに「いいね!」と言った人による投稿のリーチ」を見る必要があります。


▼投稿レベルのデータ:主要データタブ:T列


ちなみに、投稿のファンのオーガニックリーチを知りたい場合は、T列の数値からV列「通算 ページについて「いいね!」と言った人による宣伝した投稿のリーチ」を引くと計算できます。


ファンに限ったリーチを知りたいときは、こちらの数値を参考にしましょう。


2.投稿に何らかのアクションを実行した人


投稿データの一番右端にあるW列「通算 Facebookページに「いいね!」と言い、投稿に何らかのアクションを実行した人」は、各投稿内のどこかをクリックしたファンを指します。


▼投稿レベルのデータ:主要データタブ:W列


投稿がリーチしたファンが、投稿に対してなんらかのアクションをとったというデータなので、つまりは投稿に対するエンゲージメントの度合を知ることができます。


また、エンゲージメント率W列÷T列(投稿がリーチしたファン数)で計算が出来ます。


3.投稿の消費&消費者


O列「通算 投稿の消費者」P列「通算 投稿の消費」という2つの項目はご存じでしょうか?


▼投稿レベルのデータ:主要データタブ:O列・P列


やや聞きなれない用語ですが、投稿の消費とは「投稿のどこかがクリックされること」と定義されています。


「消費者」は、投稿のどこかをクリックした人数で、「消費」投稿のどこかがクリックされた回数をカウントしています。


「消費」は投稿に対する全てのアクションを含む!


以下の全てのアクションは、「消費」としてカウントされています。


・コメント


・いいね


・シェア


・写真クリック


・ビデオ再生


・詳細を確認


・コメントを確認


・コメントした人のプロフィールを確認


つまりは、「なんらかのアクション」と同じく、投稿に対するエンゲージメントだと言えますね。


「投稿の消費」と「なんらかのアクション」との違いは?


前項2の「なんらかのアクション」も、「投稿内のどこかをクリック」と定義されているので、ややこしいですよね。


CSVデータ内に補足されているそれぞれの説明を見てみると、


投稿の消費者:投稿をクリックした人の数です。記事を生成するクリックは、「その他のクリック」に含まれています。(ユニークユーザー数)


なんらかのアクション:通算 Facebookページに「いいね!」と言い、投稿に何らかのアクションを実行した人。Facebookページに「いいね!」と言い、投稿内のどこかをクリックした人の数。(ユニークユーザー数)


となっています。


こちらの説明から察するに、おそらくは「なんらかのアクション」の方には「記事を生成するクリック」も含まれており、逆に投稿の消費には含まれていない、ということだと思われます。


正直なところ、こちらに関しては確証が持てないので、もし何かご存じの方がいらっしゃったら教えていただけると幸いです。


4.リンククリック数


投稿のリンクがクリックされたかどうかは、「通算 投稿のタイプ別利用者」タブ「通算 タイプ別の投稿消費」タブの、I列「link click(リンククリック)」から確認できます。


▼投稿レベルのデータ:通算 投稿のタイプ別利用者・通算 タイプ別の投稿消費タブ:I~K列


I列のリンククリックの他にも、各投稿が獲得した


・J列:other clicks(その他のクリック)


・K列:photo view(画像のクリック)


が確認できます。なお、photo viewは画像を添付した投稿のみカウントされています


ウェブサイトへのトラフィックを測るにはリンククリックは無視できないデータなので、こちらも必ずチェックしておきたいですね。




運用のKPIによって見るべき指標も変わってきますが、やはり全てのページが押さえておきたい共通の項目もあると思うので、今回の記事が少しでも参考になったのなら幸いです。


以上、『【Facebook】インサイトCSVデータで見るべき重要4項目|「投稿の消費」「なんらかのアクション」ってなに?謎項目の解説付き。』でした。


この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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