【4月のSNSニュースまとめ】Facebookのニュースフィードアルゴリズム変更、TwitterのDM制限解除など。

2015/04/30

4月も30日になり、ゴールデンウィークが目前に迫ってきていますね。今回の記事では、SNS担当者としては押さえておきたい4月のSNSニュースをまとめました。


Facebookニュースフィードのアルゴリズム変更から、サイト上のいいね!ボタンが動かなくなる可能性、またTwitterのDMの制限解除など、気になるニュースのポイントをご紹介しますので、是非ご一読ください。



■目次


4月のSNSニュースまとめ!


【Facebook】


1.「○○さんがいいね!と言っています」という投稿が減る?


2.いいね!ボタンが動かなくなる可能性がある


【Twitter】


3.フォローしていない人からのDMも受け取れるように


4.最大116文字までコメントを付けた引用リツイートが可能に


1.「○○さんがいいね!と言っています」という投稿が減る?


米国時間の4月21日に、Facebookはまたもやニュースフィードのアルゴリズムの変更を発表しました。


発表されたのは、以下の3点です。



1.同じ友達からの投稿が連続で表示されやすくなる


2.友達のダイレクトな投稿が表示されやすくなる


3.「○○さんがいいね!と言っています」という投稿が減る



※詳しくは、以下のリンクをご参照ください。


【速報】Facebookの「○○さんがいいね!と言っています」という投稿が減る!? ニュースフィード、3つのアップデートを紹介


中でも注目は、ポイント3の「○○さんがいいね!と言っています」という記事が今後減らされていくという点です。このタイプの投稿が減る代わりに、ポイント2にもある実際の友達の投稿が表示されやすくなるようです。


ポイント:Facebookページのリンク投稿に影響が出る?


Facebookは、過去18か月間でFacebookからオウンドメディアへの流入は約2倍になった、と公式ニュースルームの方でも語っています。


サイトへの流入に大きく貢献しているのは、Facebookのリンク投稿サイト上のソーシャルプラグインによる拡散・誘導です。実際に今のニュースフィードを覗いてみても、友達の誰かがいいね!と言っていたりコメントしているリンク投稿や外部のリンクが表示されていますよね。


今後はそういった投稿が減り、直接つながりのある友達の投稿が増えていくようになる、とFacebookは発表しています。したがって、Facebookからサイトへの流入数が減少する可能性があります。もう少し平たく言うと、やや拡散しにくくなるということにもなりそうです。


ページによっては先日の記事でご紹介した非ファンへのリーチが減る可能性があるので、また一周回って、より既存のファンに支持される投稿中心の運用が大切になっていくかもしれませんね。


Facebookは今回のアップデートに関して、ユーザーからのフィードバックを基に実施したと語っています。サイトへの誘導数が多いことが運用における大きなメリットとしてあげられるFacebookですが、やはり『広告色が強い』という理由で離れていくユーザーも多いので、今一度『友達同士の繋がり』を軸としたプラットフォームを生み出そうとしているのでしょうか。もっとも、そうなるとリーチを伸ばすためにはまた広告が必要になってくる、という状況になってしまいそうですが…。


2.いいね!ボタンが動かなくなる可能性がある


少し急ではありますが、2015年5月以降、サイトに設置しているいいね!ボタンが動作しなくなる可能性があります。


画像2
こちらは、2014年4月30日にFacebookのAPIが2.0にアップデートされた際に、バージョン1.0のAPIが動作するのは1年後の2015年4月30日までという期限が設けられていたことが要因です。


2014年4月30日以前にリリースされていたいいね!ボタンをサイトに使っている場合は、今年の5月以降動作しなくなるので、チェックしたうえで新しいものに置き換える必要があります。


※サイトのいいね!ボタンが古いか新しいかをチェックする方法や、新しいいいね!ボタンを設置する方法は、以下のリンクをご参照ください。


【要チェック】サイト上のFacebookいいね!ボタンのコードが古いと、5月以降動作しなくなります


ポイント:APIの有効期限に注意


実は今回の件のように、FacebookのAPIにはバージョンの有効期限があるので、時々チェックする必要があります。API周りは複雑な内容も多いですが、今回のいいね!ボタンの差し替えはチェックも含めて比較的簡単に行うことができるので、少なくとも一度バージョンが新しいか古いかだけでもチェックすることをオススメします。


3.フォローしていない人からのDMも受け取れるように


TwitterにはDM(ダイレクトメッセージ)という、非公開で特定のユーザーとメッセージのやり取りができる機能がありますが、このDMが4月21日より誰にでも送信できるようになり、誰からも受信するという設定ができるようになりました。


これまでは、フォローされている人(フォロワー)にしか送信できず、またフォローしている人からのメッセージしか受信できませんでした。


つまり、双方向のメッセージをやり取りするにはお互いがフォローし合う必要がありました。


今後は誰からも受信可能に


4月21日のアップデート以降は、『すべてのユーザーからDMを受け取る』という設定ができるようになります。この設定をオンにすると、自分がフォローしている人以外のメッセージも受信できるようになります。(このオプションは順次公開中です)


例えば、フォローしていないフォロワーからもメッセージが受信できるようになるので、お互いがフォローし合っていなくてもこの設定をオンにしていればメッセージの送受信が可能になります。


視点を変えると、フォローされていない人にもメッセージを送ることができる、とも言えますね。もっとも、その送った相手が上記の「すべてのユーザーからDMを受け取る」をオンにしている必要がありますが。


ポイント:広くフォロワーの声を拾えるようになる


基本的にオープンでありながらDMに関しては制限を設けていたTwitterですが、今回はその制限を撤廃する設定を追加してきました。


Twitterの企業活用という観点から見ると、大きく変わったのは自社アカウントがフォローバックしていない人からのメッセージも受け取ることができるようになったという点ですね。


これにより、例えばユーザーからの問い合わせや意見が集まりやすくなることが期待できます。ユーザーから見ても、公開でつぶやきにくいような内容の質問などを送りやすくなるというメリットもありますね。ただ反面、やはりスパムの増加などの懸念もあります。特定のアカウントからのメッセージのみをブロックすることは可能ですが、気になるところです。


なお、デフォルトでこの設定はオフになっているので、いきなり知らない誰かからDMが届くことはありません。


※参照記事:【速報】Twitter、フォローしていなくてもダイレクトメッセージを受け取れる新機能が追加!


4.最大116文字までコメントを付けた引用リツイートが可能に


4月7日には、Twitterは最大116文字までコメントを付けてリツイートができる機能をリリースしました。


これまで引用リツイートをする場合は、自身のつぶやきの中に引用元の情報が含まれていたので、140文字という文字制限があるTwitterでは自身のコメントを入れるための余裕があまりありませんでした。


新しい引用リツイートでは、引用元の情報が別枠に表示されるので、自身のコメントを入力できる文字数の上限が116文字に増えます。


※参照記事:【速報】Twitter、最大116文字のコメント付きで引用リツイートできる機能をリリース


ポイント:文字制限が緩和になりコミュニケーションが活性化する


つぶやきに対して自身のコメントを多く入れることができるようになるので、Twitter上でのコミュニケーションが活性化することが期待できます。ビジュアル的にも引用元のつぶやきが枠内に収まっているので、会話の経緯も追いやすくなるうえにタイムラインの見た目が整理されますね。


また、このやり方では引用元の改変もできなくなるので、よりオープンで且つ公正なコミュニケーションが進むのではないでしょうか。


最後に


Facebook・Twitterの気になる4月のニュースをまとめました。


ニュースフィードのアルゴリズム変更は度々行われ、ほとんど影響のないものから多少の影響が出てくるものまで様々ですが、今回のアップデートに関しては少し数字を追いかけていきたい内容です。実際に「○○さんがいいね!と言っています」といった類の投稿は、ここずっと体感的にかなり増えている印象があったうえに、企業が活用するメリットの一つであったので、今後のリーチへの影響などに注目です。


以上、『【4月のSNSニュースまとめ】Facebookのニュースフィードアルゴリズム変更、TwitterのDM制限解除など。』でした。


この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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