Twitterモーメントを使い倒す! 企業が参考にできる活用事例11選
2017/06/01
Twitterの「モーメント」という機能はもうご存知ですか?いわゆる「まとめ」をツイートで作れる機能なのですが、ついに一般ユーザー向けにも公開されました。Twitterのモーメントの詳しい使い方・作成方法はこちらの記事で解説していますが、今回はさらに一歩踏み込んで、実際どう「活用」すればいいのか、事例とともに紹介します。
※更新履歴
2017年6月8日:最新の事例を追加しました。
- ■目次
- スタンダードにまとめとして使う
- ストーリーや過程を見せる
- 作品・事例集
- ニュースや時事性のあるネタをまとめる
- 自分関連ニュースをまとめ
- ネタ系投稿まとめ
- モーメントの作り方
- まとめ
活用法1:スタンダードにまとめとして使う
複数回に分けて投稿している同じテーマのツイートや、それらのツイートに対する反応をまとめる手法です。いわゆる「まとめ記事」のようなもので、モーメントの使い方としてはもっともスタンダードで真似しやすいと言えるでしょう。
事例1:キリンビール
モーメントのURL:https://twitter.com/i/moments/867320955164475392
キリンビールは、#主婦休みの日をテーマに、深夜のビールのお供にピッタリな簡単つまみレシピをモーメントにまとめています。これまでにキリンビールがツイートしたレシピを保存版としてまとめ、レシピのみのツイートをまとめてみることができます。
事例2:nanapi
モーメントのURL:https://twitter.com/i/moments/867927625502572544
生活に役立つハウツーを集めたサイトのnanapiは、花見や冬の鍋レシピ季節イベントまとめ、オリンピックのハイライト、ゲリラ豪雨情報、レシピまとめなど、普段nanapiが出している情報を、さらにテーマごとに分けて、モーメントで見られるようにしています。レシピのモーメントでは、レシピの情報だけでなく、豆知識や、ほかのユーザーの「やってみたツイート」も集めることで、よりレシピを試してみたくなるモーメントにしています。
事例3:AXE(アックス)
モーメントのURL:https://twitter.com/i/moments/867921515253125121
男性用化粧品ブランドの AXEのツイッターは、新製品情報のほか、マナーや身だしなみなど男性に役立つ情報も発信しています。
特定のテーマのツイートとそれに関連するユーザーのツイートをまとめたモーメントでは、#遅刻の言い訳考えます #疲れているアピールの秘技 など、社会人向けという一貫したテーマの中にちょっと笑えるツイートも含まれており、気軽に読めるツイートになっています。
事例4:ASICS
モーメントのURL:https://twitter.com/i/moments/867611276146376704
スポーツアパレルブランドのASICSは、フォロワーに質問をして回答を募り、その回答をモーメントにまとめるというアンケート的な使い方をしています。自分のツイートではなくユーザーのツイートのみをまとめてモーメントを作っているのが特徴的です。
活用法2:ストーリーや過程を見せる
あらかじめ製品にまつわるストーリーや誕生秘話をツイートしておき、最後にモーメントでまとめる方法です。モーメント実装以前は、ひとつのものに対して連続したツイートをしても時系列順に追うことが難しかったのですが、モーメントを使うことであとからまとめて見せることができます。
事例:大井川鐵道株式会社
モーメントのURL:https://twitter.com/i/moments/784184679914090496
SL列車を運行させている「大井川鐵道株式会社」では、14系と呼ばれる夜行急行列車復活のための修繕過程を、モーメントを活用してまとめています。写真が多く、フォトブックのように見ごたえのあるモーメントになっています。
活用法3:作品・事例集
過去の制作実績や、自社サービスの活用事例記事に関するツイートなどをまとめる使い方です。モーメントでは他アカウントのツイートもまとめられるので、自社製品を使っているユーザーのツイートを使用例のように集めるのも活用方法のひとつです。
モーメントはプロフィール画面のタブ内に一覧で残るので、このように事例のまとめなどを作っておくと、ユーザーや新しいフォロワーでも見つけやすくなります。また、こちらからも案内しやすくなるという利点もあります。
事例:クリエイター
モーメントのURL:https://twitter.com/i/moments/782245636632522752
LINEスタンプなども販売している、クリエイターの「鍵条漆」さんのモーメントです。過去の作品をモーメントにまとめ、ポートフォリオ的に活用しています。作成したモーメントは一覧で見られるので、作品ジャンル別にモーメントを作っていくのもよさそうです。
活用法4:ニュースや時事性のあるネタをまとめる
Twitterモーメント公式アカウントに近い使い方です。ニュースを特定のテーマでまとめたり、あるタイミングで知りたくなるリアルタイムな情報をまとめたり、気になる話題を一括して見られるようにする活用法です。
事例1:ウェザーニュース
モーメントのURL:https://twitter.com/i/moments/867868201249456130
ウェザーニュースは、その日の天気に関する情報をまとめたモーメントを作っています。自社が発信するツイートだけではなく、ユーザーが投稿した朝の写真のツイートなども含まれており、ライブ感のあるモーメントになっています。天気予報士からの天気予報と、実際の天気の様子があるので、毎日チェックするには、バランスが良く、使い勝手の良いモーメントです。
事例2:ことりっぷ
モーメントのURL:https://twitter.com/i/moments/783914158207016960
旅行ガイドブック「ことりっぷ」の公式アカウントでもモーメントを活用。「今週のランキング」と題して、ユーザーが「行きたい」と思っている場所の記事をまとめています。モーメントでは記事の順番も編集できるので、投稿順に関係なくランキング順といった手法も取れます。
投稿タイミングを調整することで、「週末、どこに出かけようかな」と考えているユーザーにタイムリーに情報を提供できます。
活用法5:自分関連ニュースをまとめ
Twitterには以前から「固定ツイート」という、特定のツイートをプロフィールページのトップに固定する機能があり、お知らせなどを目立ちやすくすることができます。しかし、ひとつしか固定できないため、そのお知らせが複数ある場合はどうしても情報が流れてしまいます。
ですが、モーメントを使えば複数あるお知らせや伝えたいトピックをまとめることが可能です。固定ツイートとあわせれば常に伝えたい情報を目立たせることができます。
事例:クリエイター
モーメントのURL:https://twitter.com/i/moments/783561374211248128
漫画家「キタハラリイ」さんのお知らせアカウントでは、告知やインタビュー記事など、出版される本にまつわる情報をモーメントでまとめています。他アカウントでの情報もうまく一緒にまとめてあり、単行本について知りたいユーザーに様々な情報を提供しています。
活用法6:ネタ系投稿まとめ
普段からおもしろツイート、ユーザーを楽しませるエンタメ系ツイートをしているアカウントや、キャラ付けをしているアカウントに有効な活用法です。過去のネタ系ツイートをまとめることで、新しいフォロワーにこれまでのツイートをざっと見てもらうことができ、より楽しんでもらえます。
事例:セガ
モーメントのURL:https://twitter.com/i/moments/781697436624547840
かねてより自社アカウントで「セガクイズ」というクイズを出題していたセガ。これまでのクイズとその答えをモーメントでまとめています。新規ユーザーに楽しんでもらうだけでなく、ニッチな出題内容もあり、これまでのファンにも改めて楽しんでもらえるコンテンツになっています。
最後に、モーメントの作り方を簡単にご紹介します。作成も簡単で、いろいろな用途があるので、ぜひ作ってみてください。
PCでTwitterモーメントを作る方法
- トップページから、モーメント作成ページへ移動
- モーメントのタイトル、説明文を作る。
- モーメントのトップにくるイメージをアップロードする。
- モーメントに含めたいツイートを登録する
スマートフォンアプリでTwitterモーメントを作る方法
- トップページから、「自分のモーメント」ページへ移動
- モーメントのタイトル、説明文を作る。
- モーメントのトップにくるイメージをアップロードする。
- 該当ツイートを登録する
以上でモーメントを作成できます。数分で作成可能です。画像付きの詳細な手順は以下の記事で解説しています。
ついに一般利用可能に!Twitterモーメントの作成手順を解説
まとめ
以上、モーメントの活用事例11選をご紹介しました。
投稿すればするほど情報が流れ見つけにくくなってしまうのがTwitterの仕様ですが、モーメントを活用することにより、過去に投稿した内容もより伝えやすくなります。ぜひ活用して、よりフォロワーに愛されるアカウントを作っていきましょう。