【ビギナー向け】Twitterの使い方がわかる!ゼロから始める基礎用語集
2023/02/28
Twitterは日本でも若者中心に人気の根強いSNSです。企業がマーケティングに活用する事例も多くあります。今回はマーケターなら押さえておきたい、Twitterの基礎知識や基礎用語をまとめてみました。
※編集部注
2023年2月28日:最新情報をもとに加筆修正しました。
2020年11月11日:最新情報をもとに加筆修正しました。
2020年3月30日:ユーザー数情報を一部更新しました。
2018年9月7日:基本用語DLリンクを追加いたしました
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1. Twitterとは
https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
現在、国内では約4,500万人が利用しているTwitter 。世界全体の利用者数でいえば3億人を超えており、利用者の多いSNSのひとつとなっています。
主な機能は1回につき140文字までのテキスト(=ツイート)を投稿するというシンプルなもの。しかし、「リツイート」という機能によって最初に発信したツイートがほかのユーザーへ次々に拡散されていくという特性を持っているため、FacebookやInstagramに比べるとより拡散性が高いといえます。
また、アカウントを承認し合うことでつながるSNSとは異なり、好みのツイートをしてくれるユーザーを一方的にフォロー(お気に入り登録のような機能)することも多いのが特徴です。趣味や興味でつながるため、まったく知らない人とも交流しやすいのは魅力のひとつでしょう。
2. Twitter関連の用語解説
ここではTwitterでよく使う用語を簡単な解説とともにご紹介します。
画面、ボタン操作について
①ツイート
「ツイート」とはTwitterに投稿されるテキスト・画像・動画などのことです。トップ画面上の入力欄にテキストを入力できます。1回の投稿で140文字まで投稿でき、ツイート数はホーム画面の右側に表示されます。日本では「つぶやき」と呼ばれることもあります。
②タイムライン/TL
Twitterを開くと最初に表れる画面のことを「タイムライン」と呼びます。ほかのアカウントのツイートと自分のツイートが、時系列もしくはアルゴリズムで調整された順序で表示されます。
フォローについて
①フォロー
自分の興味関心・好みに合うツイートをするユーザーを見つけたら、画像の「フォロー」をクリック(タップ)します。そうすることで、自分がフォローしたアカウントのツイートが画面中央のTLに表示されるようになります。新聞・雑誌の定期購読者に似た考え方で、フォローを行うと相手方にもフォロワーが増えたことがわかるようになっています。
※フォローは基本的に一方的に行われ、許可や承諾を行う必要はありません。鍵付き(非公開)アカウントをフォローする場合のみ、承認が必要です。
②フォロワー
自分のツイートを定期的に読んでいる=フォローしている人のことを指します。
補足:フォローバック
フォローしてくれた人をフォローし返すこと。略して「フォロバ」と呼ばれています。
各ツイートの基本操作について
①リプライ(返信)
ツイートに対して返信する機能のことです。「リプ」と略して呼ばれることもあります。
関連記事:
Twitterの新しいマーケティング手法!「リプライマーケティング」とは?
もうTwitterのリプライ対応に迷わない!タイプ別ユーザー対応事例4選
②いいね(旧:ふぁぼ)
投稿した内容に対し気軽に共感を伝えることができる機能です。
自分が「いいね」したツイートをあとからまとめて見ることもできるので、お気に入りリストのように利用することもできます。ハートマークを押すだけで「いいね」は完了です。
リツイート/RT
気に入ったツイートを自分のタイムラインに流せる機能です。仲間(フォロワー)と共有したいときなどに使います。
リツイートマークをクリックするとダイアログが表示され、その右下部の「リツイート」を押せば完了です。
多くのユーザーにリツイートされることで、ツイートはどんどん拡散していきます。これがTwitterの「拡散力の高さ」を象徴する機能です。
関連記事:
ユーザーローカルがTwitterで拡散経路を可視化する「リツイート分析ツール」を公開
引用リツイート
他人のツイートにコメントを付けてツイートする機能です。リツイートと同じダイアログで、引用リツイートの場合は、自分のコメントを追加してリツイートします。
関連記事:
Twitter、最大116文字のコメント付きで引用リツイートできる機能とは
ブックマーク
いわゆる「保存」機能です。気になるツイートをブックマークに追加すると、あとで一覧で読むことができます。
ツイートをブックマークしたことは相手にも自分のフォロワーにも伝わることなく、ほかのユーザーのブックマークを見ることもできません。
ブックマークしたい投稿の右下部にあるマークをクリックすると、「ブックマークに追加」のダイアログが表示されるのでクリックして追加します。
その後、メニューから「ブックマーク」を選択すれば、今までにブックマークしたツイートが新しく追加した順に表示されます。
表示回数
表示回数とは特定のツイートが表示された合計回数のことで、例えば同じツイートを5回見た場合は5回の表示としてカウントされます。表示回数は、ツイートの人気や影響力を測定するための指標として使用されます。
タイムライン・検索画面について
スレッド
何かを伝えるのに一つのツイートでは足りない時に、複数のツイートをつなげて投稿する機能です。複数のツイートをスレッドにまとめることで、文脈をはっきりさせたり、新しい情報を追加したり、話題を展開させたりすることができます。
トピック
ホームタイムラインや検索結果に表示される案内メッセージまたはプロフィールメニューから、Twitter上で話題になっているトピックをフォローすることができます。トピックをフォローすると、ユーザーが興味関心のありそうなツイートや広告が表示されるようになります。
おすすめ動画
Twitterでキーワード検索のおすすめタブを開くと、トレンドやおすすめユーザーと一緒に「おすすめの動画」というトピックが表示されることがあります。
ブロック・表示範囲について
ミュート
ミュートをすると、フォロー解除やブロックをせずに特定のアカウントの投稿を非表示にすることができます。また、特定の単語、フレーズ、ユーザー名、絵文字、ハッシュタグを含むツイートをミュートすることも可能です。
鍵垢(非公開ツイート)
「鍵垢」は「鍵アカ」「鍵アカウント」とも呼ばれ、ツイートを非公開にしているアカウントのことです。アカウント名の横に鍵のマークがついているためこう呼ばれています。ツイートを閲覧可能なのはフォロワーのみで、非公開アカウントが発信したツイートはフォロワーも含め、リツイートすることはできません。
アカウント停止
アカウントを停止すると、そのアカウントはTwitterから完全に削除するためのリストに追加されて30日間保管されます。その間ログインしなければアカウントを削除したい意思があると見なされ、この猶予期間終了後は完全に削除されます。
復活
削除済みアカウントは、削除から30日以内であれば復活させることができます。これを過ぎると新しくアカウントを作成しなければなりませんが、削除したアカウントのユーザー名やメールアドレスを新しいアカウントで使用できるようになります。
凍結
凍結とは、Twitterが特定のアカウントを一時的に使用できなくすることです。Twitterは悪質な行為や違反行為を行ったアカウントを凍結することで、サービスの品質維持を目指しています。著しいルール違反や、違反を繰り返していると判断された場合には永久凍結される場合もあります。
その他の機能について
ダイレクトメッセージ/DM
1対1のメッセージ機能です。Twitter画面上部にある「メッセージ」をクリックすると、ダイレクトメッセージ画面が立ち上がります。基本的に「DM」を送信するには受信者からフォローされていなければ送れませんが、プライバシー設定で「全てのユーザーから受信する」に設定していれば、フォローなしでも1対1のダイレクトメッセージが可能になります。
カルーセル機能
一回の投稿で複数の写真や動画が投稿できる機能です。横にスライドすることで、複数の関連画像を表示するので、一貫性のあるプロモツイートが可能になります。
アンケート機能
みなさんのアカウントには新しい投票機能が入りましたでしょうか?まだの方は、数日中に追加されるはずですので、もう少々お待ちください。
投票機能はこんな風にご利用いただけます。
好きなのは…
— Twitter Japan (@TwitterJP) 2015年10月22日
ユーザーに質問を投げかけ、その答えをすぐに集計できる機能です。
関連記事:
Twitterの新しいマーケティング手法!「リプライマーケティング」とは?
検索/高度な検索
特定のツイートやアカウントを検索できる機能です。
自分や友人のツイートだけでなく、キーワードやハッシュタグ検索をすることで、最新ニュースや興味のある話題をリアルタイムで追いかけられます。
さらに検索には、「高度な検索」という、より詳細に条件を設定できる機能が付いています。
高度な検索を使用すると特定の期間・地域・アカウントなどで絞り込めるので、探しているツイートを見つけやすくなります。
https://twitter.com/search-advanced
トレンド
アルゴリズムを用いて独自選出されている、多くツイートされている=流行っているキーワードのことです。PC画面の右下やアプリの発見タブに表示され、タップすると関連するツイートやハッシュタグがついたツイートが表示されます。
Twitterにログインしている場合、位置情報やフォローしているアカウント、興味関心などによって表示されるトレンドがカスタマイズされます。
このトレンドにのったツイートをすることで、普段より多くのユーザーの目に触れる可能性があるので活用するといいでしょう。
ダークモード
ダークモードとは、Twitterのユーザーインターフェース(UI)を暗い色調に変更する機能のことです。これを有効にすると暗い場所でもTwitterを快適に使いやすくなり、目の負担軽減やバッテリーを長持ちさせる効果もあると言われています。
ロケーションスポットライト
画像引用:https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/marketing/2022/location-spotlight
ロケーションスポットライトとは、Twitterをビジネス利用するユーザーがプロフィールに所在地、営業時間、その他の連絡先情報を表示できる機能です。利用者は電話やテキスト、メール、ダイレクトメッセージで直接コンタクトを取ることができます。
リスト
リストとは、特定のユーザーをグループ化してフォローする機能です。リストを作成すると、そのリストに属するユーザーのツイートをまとめて閲覧することができます。また、リストを他のユーザーと共有し、他のユーザーが作成したリストをフォローすることも可能です。
チップ
チップとは投げ銭機能のことで、他のユーザーへの賞賛やサポートを表現したい時に使うことができます。この機能を有効にすると、プロフィールページのフォローボタンの隣にお札風のチップアイコンが表示されます。
スペース
Twitterスペースとは、Twitter上で音声によるリアルタイムの会話ができる機能です。これを利用すれば、イベントなどの実況中継やライブストリーミングなどを行うことができます。
Twitter Blue
Twitter Blueとは、月額980円で利用可能な公式サブスクリプションサービスで、さまざまなプレミアム機能を利用できます。例えば、Twitterの審査後に認証バッジが表示されるほか、ツイート後30分間に一定回数の変更ができる編集機能、最大2,000文字の長文ツイート、長尺動画の投稿、アカウントのブックマーク機能などがあります。
Twitter Pro
Twitter Proとは「Twitterのビジネス向け機能」で、プロフィールスポットライト、Twitterショッピング、クイックプロモートといった専門的ツールを使うことができます。Proアカウントは無料ですが、切り替えには一定の条件を満たす必要があります。
Twitter投票
Twitterでは他のユーザーの投票ツイートに参加することができ、投票ツイートを自分で簡単に作ることもできます。参加は匿名で、最終結果はプッシュ通知で受け取る仕組みです。ユーザーと交流をしたい時に活用するとよいでしょう。
Twitter絵文字(ハッシュフラッグ)
Twitterでは、ハッシュタグの後に特定の言葉を入力すると通常とは異なる絵文字が表示されることがあります。これは「ハッシュフラッグ」と呼ばれ、多くが期間限定でカスタムデザインのものです。
コミュニティ
コミュニティ機能とは、ユーザーの興味関心によるグループを作成できる機能です。共通の趣味を持つ人同士で盛り上がることができたり、趣向ごとにアカウントを使い分ける手間が省けたり、便利にTwitterを利用することができます。
Twitterサークル
Twitterサークルは、限られたユーザーに向けてツイートしたり、小さなグループで意見を共有したりするための機能です。友達や仲間同士でのやり取りを容易にし、コミュニケーションを活性化するのに役立ちます。Twitterサークルは1アカウントにつき1つのみ、最大で150人まで選択できます。
投稿時の操作について
ハッシュタグ
#を単語の前に付けたテキストのことです。ハッシュタグは投稿内容を端的に表すキーワードであり、リンクになります。ハッシュタグをクリックすると、同じハッシュタグが付いた投稿の一覧を見ることができます。ハッシュタグで検索しても、同じように投稿を一覧で見られます。
この機能はTwitterで生まれたものですが、現在ではInstagramやFacebookでも検索のための分類や目印として使われています。
関連記事:
Twitter・Instagramそれぞれで最適なハッシュタグの数は!? 人気のハッシュタグを簡単に調べる方法も紹介
Twitterのハッシュタグはこう使う!活用方法6種類と企業の活用事例7選
キャッシュタグ
米ドル記号「$」にティッカーシンボル(株式市場などで銘柄を識別するためのコードで、企業名の略称などが使われる)を組み合わせたものをキャッシュタグと呼び、ハッシュタグ検索のようにツイートを検索したい時などに使える機能です。
タグ付け
Twitterで写真を投稿する際、写真に写っているユーザーをタグ付けすることができます。タグ付けして投稿された写真では、写真上部の人物名をクリックするとそのユーザーのプロフィール画面が表示されます。
メンション/@ツイート
メンションはツイート本文にユーザー名を入れ、読んでほしい相手を指定する機能です。送りたい相手のユーザー名の前に@を付け、ツイートの先頭以外に入れます。
メンションと似た機能にリプライがありますが、リプライはつねに@付きユーザー名がツイートの先頭に入ります。そして表示範囲が狭く、当人たちと、当人たち両方をフォローしている人のタイムライン上で表示されます。
一方でメンションは通常ツイートと同じく、全フォロワーのタイムライン上で表示されます。
アンメンション
アンメンションは、他のユーザーから「@ツイート」(メンション)された時に、会話のスレッドから退出できる機能です。自分への不本意なツイートを防ぐ効果があり、メンションされたツイートの右上にある「…」から「この会話から退出する」をタップすると、以降は相手が自分のことをメンションできなくなります。
ブーストする
ブースト機能とは、自分のツイートを有料で拡散できる機能で、自分のフォロワー以外にもツイートを届けたい時に有効です。広告の一種なので、現時点ではすべてのアカウントやツイートに備わっているわけではないようです。
オーガニック
広告配信なしの自然な(無料の)通常投稿です。
プロモーション
通常のツイートの形で投稿される有料広告が「プロモーション」です。この種類のツイートには「プロモーション」というラベルがついており、広告主はTwitter広告ポリシーを遵守する必要があります。特定の商品やサービスを広めるのに有効な手段となります。
ツールについて
TweetDeck
TweetDeckはTwitter公式のアプリケーションです。複数のTwitterアカウントの管理、予約投稿、ツイートのコレクションの作成など多くの機能があり、複数人のチームで運用をしたい時にも便利です。
Twitterアナリティクス
TwitterアナリティクスはTwitter公式の分析ツールで、ツイートの表示回数、いいねやリツイート数、フォロワー数など、さまざまなデータを見ることができます。これらを使用してマーケティング戦略を改善できるので、運用担当者にとってはぜひ活用したいツールといえるでしょう。
インサイトについて
インプレッション
インプレッション数は、ツイートがユーザーに表示された回数を表す指標です。
関連記事:
RT?インプレッション?Twitterで使われる用語の意味は?
エンゲージメント率
エンゲージメント(クリック、リツイート、返信、フォロー、いいね)の数をインプレッションの合計数で割って算出した指標のことです。
- (1ツイートのクリック・リツイート・返信・フォロー・いいねの総数)÷インプレッションの合計数
関連記事:
エンゲージメント率の定義とは?Facebook、Twitter、Instagram、計算方法と違いをSNS別に徹底解説
記事で紹介したTwitterの基礎用語
・ツイート
・タイムライン/TL
・フォロー
・フォロワー
・リプライ(返信)
・いいね(旧:ふぁぼ)
・リツイート/RT
・引用リツイート
・ブックマーク
・表示回数
・スレッド
・トピック
・おすすめ動画
・ミュート
・鍵垢
・アカウント停止
・復活
・凍結
・ダイレクトメッセージ/DM
・カルーセル機能
・アンケート機能
・検索/高度な検索
・トレンド
・ダークモード
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・チップ
・スペース
・Twitter Blue
・Twitter Pro
・Twitter投票
・Twitter絵文字(ハッシュフラッグ)
・コミュニティ
・Twitterサークル
・ハッシュタグ
・キャッシュタグ
・タグ付け
・メンション/@ツイート
・アンメンション
・ブーストする
・オーガニック
・プロモーション
・TweetDeck
・Twitterアナリティクス
・インプレッション
・エンゲージメント率
3. まとめ
Twitterの利用者は20代を中心に、利用頻度が上昇しているSNSです。そのため若年層にアプローチするのに最適なメディアだといえます。気軽さゆえに更新頻度が高く、情報がリアルタイムで動いていくSNSなため、時流に合ったプロモーションが求められます。拡散性が高く、ユーザーにウケるツイートができると一気に広がるのもおもしろいポイントです。
特に若年層をターゲットとしている企業は、ぜひTwitterでのプロモーションに挑戦してみてください。
他のSNSの用語集も合わせてご覧ください。
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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部