成果が伝わるSNS運用のレポーティング方法
2023/04/18
この記事ではSNS運用の結果をレポーティングする際に必要な考え方と、実際のレポートとしてのまとめ方を解説します。
さらにレポートの数値を踏まえて、今後の運用改善につなげる方法にも触れていきます。初めてレポート作成するときに便利なレポートのイメージも参考資料として掲載していますのでご活用ください。
この記事のテーマ
SNS運用のレポーティング方法
記事を読んでわかること
- KPIの進捗管理方法
- 投稿施策の分析手法
- 今後の運用戦略への活かし方
■目次
- KGIとKPIに対しての進捗をレポートする
- 現状の数値結果を、コンテンツの中身、クエリティブ、投稿時間など多角的に分析
- KPTCのフォーマットで総括
- まとめ
KGIとKPIに対しての進捗をレポートする
SNS運用のKPI設定方法の記事でKGIとKPIについて解説していますが、レポート作成においてもKGIとKPIを意識することが大切です。細かい投稿の振り返りなどはいくらでもできてしまうため、レポーティングにあたっては目的意識を持ち、KGI、KPIをベースに重要度の高い情報を取捨選択することを念頭に置きましょう。
例:
- KGI:新しいサービスの認知を広めたい
重要な指標:サービスに関する投稿のリーチやインプレッションだけでなく、口コミが生まれているかどうかもみていく。 - KPI:リーチ、インプレッション、口コミ数
※月次レポートで追っていくKPI進捗例
現状の数値結果を、コンテンツの中身、クエリティブ、投稿時間など多角的に分析
まずKGI、KPIに対する進捗をまとめます。続いて、そこからさらに掘り下げて、KGIやKPIに影響する数字をまとめましょう。
そのあとで、それらの数字がなぜその数値になっているのか、コンテンツの中身、クリエイティブ、投稿時間などの観点で考察していきます。
※月次レポート分析の例
KPTC法のフォーマットで総括
最後に、振り返りフォーマット「KPTC法」にのっとってまとめます。
KPTC法とは、何を継続(KEEP)するのか、何が課題なのか(Problem)、課題に対して何をトライするのか(TRY)、新しく何にチャレンジ(Challenge)するのか、です。
KPTC法フォーマットは、KPT法をバージョンアップさせたGaiax独自の振り返りフォーマットです。KPTにChallengeを加えることで、新たな施策を試せる振り返りフォーマットになっています。
※月次レポート総括の例
まとめ
- レポート作成にあたっては、KGIとKPIを念頭に置いて情報を取捨選択する
- KGI、KPIの進捗となぜその数値になったのかを、投稿にまつわるデータから分析する
- 最後はKPTCのフォーマットを用いて、今後の運用改善につなげる
この講座の総合監修・執筆者
平井 みのり
ガイアックスソーシャルメディアマーケティング事業部コンサルタント。 大学在学中より広告代理店にてキャリアをスタート。 主に、ウェブマーケティング事業に従事。ガイアックスでは大手企業や官公庁を中心にソーシャルメディアマーケティング、PR、ブランディング、キャンペーン施策に関わる。Z世代向けの施策提案や英語での支援も可能。