【最新版】 プレゼント企画から来店促進まで!Instagramキャンペーン事例まとめ
2018/10/18
写真特化型SNSのInstagram。その特徴を活かして多くの企業やブランドが様々なキャンペーンを行っています。目的によって色々な使い方ができますが、どれも簡単に参加できることがユーザーから支持される条件となっているようです。本記事では、実際に企業が展開しているキャンペーンを内容別にまとめてみました。
※更新履歴
2018年10月18日:最新のキャンペーン事例を追加しました。
2018年5月25日:キャンペーンの特徴について加筆しました。
2017年6月12日:最新のキャンペーン事例を追加しました。
- ■目次
- Instagramでキャンペーンを実施するメリット
- プレゼント系キャンペーン事例5選
- 特定の写真投稿&リポスト(リグラム)キャンペーン3選
- 来店を促すキャンペーン4選
- まとめ
Instagramでキャンペーンを実施するメリット
今となっては当たり前になっているSNSを使ったキャンペーン。ソーシャルメディアによって使える機能や利用者層が異なるため、キャンペーンで実現したいことやターゲット層に合わせたプラットフォーム選びが重要です。さまざまなプラットフォームがある中、Instagramを選ぶメリットを解説します。
Instagramキャンペーンとは?
Instagramキャンペーンとは、文字通りInstagramを使ったキャンペーンのことです。キャンペーンの設計は様々で、懸賞や商品モニターを特定のハッシュタグを付けた投稿を条件にして募集したり、リグラムを条件にしたり、単純に商品購入やサービスの利用のためのクーポンを配布したりなど、さまざまな使い方が考えられます。
メリット1:特定層のユーザーにアプローチできる
現在、日本のInstagramユーザーは約2,000万人と言われています。Instagramのユーザー数は年々増加傾向にあり、プラットフォームとしての価値が向上しています。女性20代~30代だけでなく40代、50代の利用者も増えており、Instagramの投稿をきっかけに購買行動を起こす女性も4割ほどに上っています。
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メリット2:UGCを集められる
UGCとはUser Generated Contentの略語で「ユーザーがつくったコンテンツ」という意味です。具体的には、ユーザーがSNSに掲載している画像や投稿、ブログ、ユーザーレビューや口コミなど、ユーザーが自分で発信した情報のことを指します。
ユーザー投稿をキャンペーン参加の条件にすると、自社に関する画像やコメントが集まりますが、Instagramは特に高品質な画像が集まりやすい傾向があります。もともとクオリティの高い画像が投稿されているプラットフォームですから、一般ユーザーであっても想像以上に優れたコンテンツを投稿してくれることがあります。
キャンペーン規約の作り方にもよりますが、集まった画像を広告に使用したり、リグラムしたりなどもできるので、自社で素材の作成するコストを抑えられます。
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プレゼント系キャンペーン事例9選
フォロワーに対して何らかの形でキャンペーンに応募してもらい、当選者にはプレゼントを送るという手法です。応募方法はアカウントによって様々ですが、ハッシュタグを用いるか応募用ページに誘導するかの2パターンが多く見受けられます。
気軽に応募できるうえにプレゼントもあるので、応募も集まりやすそうです。さらにわかりやすいハッシュタグをつけることで、ユーザー間の拡散も狙えます。
①ポカリスエット
スポーツドリンクのポカリスエットは、オリジナルグッズをプレゼントするキャンペーンを実施しました。
「#ポカリのまなきゃ」または「#ポカリたべなきゃ」を付けて写真や動画を投稿することでキャンペーンに参加でき、投稿数が増えるほど当選者数も増える仕組みとなっています。
キャンペーンを告知するポストでは、CMに出演する吉田羊さんのファンを表す「#ヒツジスト」を付けて、吉田羊さんのファン層にもアプローチしています。
キャンペーンサイト:
②ローソン
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コンビニエンスストアのローソンでは、1万円分のプリカをプレゼントするキャンペーンを実施。
過去にもキャンペーンが開催されていますが、プレゼント品はプリカで統一されているようです。プリカなら配送するのもコストが低いため、キャンペーンの運用コストを抑えつつ効果的にフォロワーを獲得していると考えられます。
③こどもちゃれんじ
※ぼかしは編集部による
通信教育のベネッセによる、幼児向け学習教材のアカウントです。対象となるテーマに沿った投稿をしてもらい、入賞者にオリジナルグッズをプレゼントするというもの。
テーマごとにハッシュタグを指定しており、一人のユーザーが異なるテーマで何度も投稿することも可能です。投稿された写真は特設サイトにも掲載され、キャンペーンの盛り上がりを感じられます。
キャンペーンサイト:
https://www2.shimajiro.co.jp/?s_oid=shimajiro_2018summer_insta_insta_1857&wapr=5b84f0bd
④午後の紅茶ビスケット
森永製菓では、「午後の紅茶ビスケット」のプロモーションキャンペーンを実施。
キャンペーンアカウントをフォローし、ハッシュタグ「#冷たい紅茶と 」を付けて投稿することで応募ができます。キャンペーン用に専用アカウントを作成し、公式アカウントとは切り離して運用されています。
①PLAZA
コスメやステーショナリーなど、女性向けの雑貨を取り扱うPLAZAでは、取り扱っているマニキュアを使ったネイルデザインを募集するキャンペーンを開催。ネイルの写真にハッシュタグをつけて投稿することで応募できます。ハッシュタグをつけて投稿された写真のなかで特にいい写真に対して賞を送り、景品としてプレゼントを送るという内容になっています。
②EGOIST
ファッションブランドの EGOISTは、公式アカウントのフォローし、指定のハッシュタグを入れて同アカウントの投稿をリポストすることで応募資格を得られるキャンペーンを実施しています。指定の画像の中で、リグラムすると、その画像内ファッションアイテムが当たる仕組みです。
キャンペーンサイト:http://www.egoist-inc.com/news/2017-instagram-present-campaign
③ハーゲンダッツ
ハーゲンダッツ ジャパンさん(@haagendazs_jp)が投稿した写真 –
言わずと知れたアイスクリームの老舗ブランド・ハーゲンダッツでは、定期的に自社商品を贈るプレゼントキャンペーンを行っています。ハッシュタグをつけて投稿をすることで応募でき、抽選で当選した人に贈るといった内容です。Twitterと同時開催するケースや、テーマに沿った写真を投稿させるケースなど、内容の詳細は様々です。
「#ハーゲンハート」は当初ユーザーの自発的な投稿が広がったことがきっかけで、ハーゲンダッツ自身がプロモーションに活用するようになったのだとか。ユーザー発の流行をうまく取り入れているのもおもしろいポイントです。
④マミーポコパンツ
オムツブランドのマミーポコパンツは通常はInstagramでのアカウント運用を行っていませんが、キャンペーン専用にアカウントを作成しています。ユーザーにフォトフレームを提供することで、華やかで可愛い写真を誰でも投稿できるキャンペーンを実施しました。
キャンペーンハッシュタグで検索すると、統一感があり見栄えのする投稿を閲覧できます。
キャンペーンアカウント:https://www.instagram.com/mamypoko_campaign/
⑤ハードシードル
アルコール飲料のハードシードルのキャンペーンは、特定のハッシュタグをつけて投稿すると抽選でプレゼントが当たるというスタンダードなもの。ポイントはキャンペーンサイトです。ハッシュタグが大きく書かれており、わかりやすく、コピーしやすい作りになっています。ハッシュタグの表記ゆれをなくすための工夫がなされています。
特定の写真投稿&リポスト(リグラム)キャンペーン3選
テーマに沿った写真をハッシュタグ付きでユーザーに投稿してもらい、その中から優れた作品を企業側がリポスト(リグラム、自分のアカウントで再投稿する、Twitterでいうリツイートにあたる機能)するキャンペーンです。写真のなかでも特におしゃれな写真が支持されるInstagramと相性のいいキャンペーンと言えるかもしれません。また、プレゼントキャンペーンと併用されることも多いです。
①IKEA
IKEA JAPANさん(@ikeajapan)が投稿した写真 –
家具などで有名なIKEAでは、自社商品を用いたインテリアの写真をタグつきで投稿してもらい、その中から優秀作品を選んで紹介しています。受賞者にはギフトカードが進呈されるので、プレゼントキャンペーンも併用していると言えるでしょう。リグラムする際は使われている商品の名前を記載し、他のフォロワーがインテリアの参考にしやすいようにしています。
リグラムされたユーザーは「より多くの人に見てもらいたい」という願望が満たされますし、企業にとってはユーザー視点で商品を紹介できる有効なプロモーションとして機能します。
キャンペーンサイト:http://www.ikea.com/ms/ja_JP/campaigns/2016/balconist/index.html
②Canon EOSM
LIFE with CAMERAさん(@canon_eosm)が投稿した写真 –
Canonの商品であるEOS M10のアカウントでは、人気のインスタグラマーや写真家に自社商品を使って撮ってもらった写真をメインに投稿していますが、一般フォロワーによる投稿キャンペーンも行っています。特定のハッシュタグをつけて写真を投稿し、上位作品をリグラムしています。ちなみに上位作品投稿者には自社商品のカメラが当たるので、ニトリの事例と同じくプレゼントキャンペーンと絡めています。
③シルバニアファミリー
シルバニアファミリーのキャンペーンは、ユーザーが指定のハッシュタグをつけて投稿した画像のなかから、素敵な画像を公式アカウントが選んでリポストするという内容です。キャンペーンの特設ページへの掲載や公式アカウントにリポストされること自体がインセンティブになっており、季節に合わせてテーマを出し、投稿を促進。コミュニティや投稿を活性化させる仕組みになっています。
キャンペーンサイト:http://sylvanian-families.jp/special/cpn/valentine2017_prize
来店を促すキャンペーン4選
SNSから実店舗への来店を促すキャンペーンです。企業アカウントの投稿を見せることで割引になる、あるいはプレゼントが貰えるという内容や、店舗の様子を撮って投稿することで何かしらの特典が受けられるなど、ユーザーにInstagram投稿を促す内容ケースもあります。いずれにせよ店舗に足を運んでもらうきっかけを提供するキャンペーンになっています。
特にユーザーに投稿させるキャンペーンの場合、リアルの様子がSNS上で拡散されるため、「店舗への来店」だけでなく、イベントの参加促進などにも応用できそうです。
①ザ・ボディショップ
コスメブランドのザ・ボディショップでは、実際に店舗に足を運んでもらい、店舗に掲示されている人形の写真をタグ付きで投稿し、その画面をスタッフに見せることでプレゼントがもらえるキャンペーンを行いました。
店舗で行っている自然保護のキャンペーンと連動させたもので、店舗に来てもらう・店舗のキャンペーンについて拡散させるという両方を同時に叶えるキャンペーンとなっています。
②キールズ
同じくコスメブランドのキールズでは、SNS上のプレゼントキャンペーンと連動させて、来店促進のためのキャンペーンも行っています。
アカウントの投稿画面をスタッフに見せることでサンプルをもらえるといった内容で、サンプルを使ってメインのキャンペーンであるプレゼントキャンペーンへの参加を促しています。複数キャンペーンを併用して開催することで、店舗への来店・商品の宣伝拡散を同時に進めています。
プレゼントキャンペーンサイト:http://www.kiehls.jp/?s=news/2016_05/rareearth_2016&
③American Eagle Japan
アパレルブランドのアメリカンイーグルのリポストキャンペーン。インフルエンサーの投稿をリポストすることでキャンペーンに参加できます。
また、リポストした画像を店頭レジで見せると割引を受けられる販促キャンペーンも同時に展開しています。
プレゼントキャンペーンに当選しなくても、割引が受けられることで、より多くの参加を集めることができます。
④ブリーズオフィシャル
指定のハッシュタグを入れて投稿すると、店頭割引とノベルティグッズがもらえるキャンペーンを展開しています。
細かいですが、キャンペーン参加のためのハッシュタグを2つ指定しているのがポイントです。キャンペーンのテーマにあったハッシュタグと、ブランド名のハッシュタグをどちらも指定することで、関係のない投稿(偶然キャンペーンハッシュタグを付けていた投稿)を抽選対象から排除できます。ブランド名が一般ワードなどに含まれそうな場合、有効な手法となります。
しかし、指定するハッシュタグの付け漏れや、間違いがあると、参加条件に当てはまらないので、専用ハッシュタグを作り、キャンペーンに利用した方が良い場合もあります。
キャンペーンサイト:http://breeze.fo-inter.jp/other/?id=240
まとめ
写真特化のInstagramだからこそ、写真を使っての投稿キャンペーンが多く目立ちます。また、いくつかのキャンペーン形態を併用することでより効果的に拡散・宣伝をしているケースも多いです。
フォロワーにとってより魅力的で、簡単に参加できるキャンペーンであれば高い効果が期待できるため、目的に合わせて様々なキャンペーン手法を活用してみましょう。
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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部