【調査記事】Facebook,Instagram,Twitter各SNSで最適な投稿頻度・回数とは?

2016/09/12

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SNSの運用に当たって、”どのくらいの頻度で投稿すればいいのか”ということを迷われている方も多いのではないでしょうか。

最近の投稿回数のトレンドとしては、量より質へとシフトしてきています。SNSアカウントの数が増え、タイムライン上の争いが激化するなか、よりユーザーに有益な情報を提供できなければ生き残れなくなっているというのが変化の背景にあります。


FacebookやInstagramはユーザーにとって重要度が高い投稿(仲の良い友人や近親者、ユーザー自身がよくいいね!を押している発信者のサイトなど)を優先的に表示するアルゴリズムを導入しており、リアクションを得られないような短い文をただ投稿しているだけのアカウントはどんどん不利になっています。


投稿を増やしたからといってリーチが増えるわけではないなかで、どのくらいの頻度で投稿をしていくことが最適なのでしょうか。複数のSNSアカウントを運用し、かつそれぞれのアカウントで投稿頻度を変えている事例を分析し、傾向を探ってみました。


 


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    目次


  1. MERY

  2. Netflix

  3. Zoff

  4. LOWRYS FARM

  5. サントリー

  6. まとめ


MERY


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MERYでは、Facebookへの投稿数が著しく減少する一方でTwitterへの投稿は増加しています。

投稿をみてみると、Facebookは1日1回、朝か夜に投稿していますが、投稿がない日もあります。かつては、記事へのリンクが投稿の中心でしたが、現在は動画にて女性向けのトレンドやファッション情報を投稿しています。投稿数が減った理由として、動画の方がFacebookでのエンゲージメントが高くリーチが伸びやすいため、このような方針に変更しているのかもしれません。


一方Twitterはというと、最高投稿数958回を1日に換算すると、1日30回以上は投稿している計算になります。投稿内容はオーソドックスで、リンク投稿+記事内容に適したハッシュタグをいくつか、という形です。


Instagramは、1日に3回程度投稿をしています。MERYのInstagramアカウントの特徴としては、一般ユーザーの投稿をリグラムし、それに解説を加えて投稿している点です。Instagramは投稿にリンクが貼れないため、サイトへの誘導はしにくくなっています。そのため、写真の転載などを通して一般ユーザーとの関係性を作りながらInstagram内でファンを増やし、コミュニティを作ることを目的としているかも知れません。


全体的に、自社サイトのトラフィックを増やすための導線としてSNSを使うのではなく、各SNSでのリーチを最大化する分散型メディアのような方針に転換しているように見えます。メディアではない一般的な企業でこれほどの投稿数を確保するのは難しいでしょうが、各SNSの投稿頻度や使い方の方向性としては非常に参考になりそうです。


■参照

Facebook:https://www.facebook.com/MERY.info/

Instagram:https://www.instagram.com/mery.jp/

Twitter:https://twitter.com/mery_news


Netflix


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Netflix は、FacebookとInstagramのみでしたが、6月からTwitterを追加しました。そしてTwitterの更新頻度が最も高い状況になっています。


Twitterの投稿が1日に2~3回に対して、FacebookとInstagramの投稿数は1日1回あるかないかの投稿。投稿の表示順にアルゴリズムが導入されている両SNSの投稿数は絞っているのかもしれません。

発信する情報としては、Facebookでは「今日のおススメの1本!」という形で紹介していますが、Twitterでは様々なジャンルの動画を次々と紹介していっています。

またInstagramでは動画を紹介する投稿は少なめで、言葉遊びのように「ネトフリ」と掛けた投稿をしていることも多い様子。遊び心のある投稿で、面白いコンテンツが集まる場所としてのNetflixへのファンを増やしているのかもしれません。


■参照

Facebook:https://www.facebook.com/netflixjp/

Instagram:https://www.instagram.com/netflixjp

Twitter:https://twitter.com/NetflixJP


Zoff


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ZoffもFacebookの投稿は著しく少なく、Twitterの投稿が多い状況です。

Facebookへの投稿数は徐々に減りつづけ、現在は月に2回の投稿となっています。内容も、キャンペーンや特集の告知のみといった投稿です。

Twitterでは、イベント情報や商品情報、リツイートなど、コンスタントに毎日数回投稿をしています。

Instagramは、最近の投稿だとメガネを掛けたファッションを主に投稿しています。以前は、商品メインでしたが、トレンドの発信、ファッショナブルさを意識した投稿に変更したようです。こちらも1週間に2~3回ペースで更新しています。ブランドの魅力の伝えやすさや自社のターゲットとユーザー層の親和性などの観点から、今はFacebookよりもInstagramを優先しているのかもしれません。


■参照

Facebook:https://www.facebook.com/zoff.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/zoff_eyewear/

Twitter:https://twitter.com/zoff_info


LOWRYS FARM


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LOWRYS FARM は、今年の5月以降から全体的にSNSの投稿数が減っています。投稿内容を見てみると、より内容を厳選しているように見えます。

Facebookでは、キャンペーンやセールなどのお得情報を配信し、Twitterでは、New Itemを中心に掲載、ネットショップへと誘導しています。

Instagramでは、New Itemを取り入れたコーディネートの写真を主に掲載しています。

SNSの投稿数を減らす代わりに、それぞれのSNSに合わせて内容に変化をつけ、質を向上させているのがわかります。


■参照

Facebook:https://www.facebook.com/lowrysfarm

Instagram:https://www.instagram.com/lowrysfarm_official

Twitter:https://twitter.com/_lowrysfarm


サントリー


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サントリーは、どのSNSもコンスタントに投稿しており、中でも一番多いのが、Twitter、次いでFacebook、Instagramの順になっています。


かなりの頻度で更新されるTwitterに対して、Facebookは1日1回程度、朝か夕方のリーチが伸びやすい時間帯に投稿しているようです。TwitterとFacebookの投稿内容はお知らせ中心でかぶっているものが多いものの、表現方法を変えるなどの工夫が見られます。

Instagramは毎日ではないですが、1週間に3回程度の投稿をしています。こちらはFacebook、Twitterとの被りが少なく、女性向けの商品を写り込ませたおしゃれな写真が並んでいます。


それぞれのSNSに合わせた投稿回数でコンスタントに投稿していくことで、確実にファンへ向けて情報を発信していっているようです。


■参照

Facebook:https://www.facebook.com/suntorygroup

Instagram:https://www.instagram.com/suntory_jp

Twitter:https://twitter.com/suntory


まとめ


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メディア企業の投稿数は、メーカー企業に比べるとやはり多くなりますが、SNSの使い方の傾向は非メディア企業と共通点もあるように見えます。


全体の平均として、最も更新頻度が高いのはTwitterで1日に数回、時間帯も夜や朝が多いもののかなりバラつきがありました。Facebookは1日1回、朝や夕方の時間に投稿していることが多く、リーチの伸びやすい時間帯を狙って厳選した投稿をしている傾向が強いです。冒頭でも触れたFacebookのアルゴリズム改定への対応という側面もあるかもしれません。

Instagramの投稿頻度も1日1回程度の企業が多く、Instagramと相性のいい業種だとFacebookよりも更新頻度が高くなるようです。


「これが正解!」というような答えはなく、どのような内容を伝えたいのか、それに適切なSNSはどれで、どのくらいの頻度で届けるべきか、などを考えて、実践してみることが何より重要です。しかしながらこのように事例を並べてみると傾向はつかめます。こういった事例を参考に、自社のブランドや商品に適した運用方法を見つけていってください。


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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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