「ジャック・ダニエル」のFacebook連動キャンペーンが粋すぎる!360°動画活用事例
2016/09/16
アメリカ最古の蒸溜酒、「ジャック・ダニエル」。普段お酒を飲まない人でも一度は耳にしたことがある有名なウイスキーですよね。それもそのはず、誕生してからなんと150年も経つという古い歴史があるのです。
今回取り上げるのは、そんなジャック・ダニエルが150周年を記念して展開したキャンペーン。360°動画を活用しWebと現実世界とリンクさせたコンテンツは、ファンでなくても興味深く楽しめるものとなっています。コンテンツ制作のヒントとしてもぜひご覧ください。
360°動画を活用し、より深いユーザー体験を創出
キャンペーン内容
参照:http://japan.jackdaniels.com/
サイト内の360°動画を閲覧し、中にある全部で3つの「バレルアイコン」という樽の画像とそれに付随している合言葉を見つけ出します。その合言葉を応募フォームに必要事項とともに記入して応募が完了。合言葉が正解だった人から抽選で3名に、景品が贈られるというものになっています。
Facebookページではバレルアイコンのヒントが掲載されており、キャンペーンサイトと連動しているのがわかります。ページ内では他にもジャック・ダニエルにまつわる投稿が多数あり、キャンペーンから流入したユーザーが気軽にジャック・ダニエルの情報に触れられるようになっています。
もちろんキャンペーンページからFacebookページヘの導線もしっかり設置されています。
製造過程や商品へのこだわりが分かる動画で、JACK DANIEL’Sの魅力を効果的にPR
このキャンペーンは、360°動画を活用して製造過程や商品へのこだわりをうまくユーザーに伝えている好例といえるでしょう。最初はキーワード探しのために見始めた動画でも、見ているうちに自然と商品について理解でき、こだわりが伝わります。ストーリーテラーの進行とともにバレルハントというお宝探しをするのは、物語やゲームの世界に自分が参加しているような高揚感を抱きながら楽しめそうですね。
さらにFacebookページと連動することで、いいね!数の増加も狙えます。
没入感のある360°動画は、既存ファンとの関係強化と相性抜群?!
今回のキャンペーンの景品はブランドのオリジナルグッズになっており、既存のファン向けのキャンペーンという側面が強いように思われます。
実際360°動画は能動的に画面を動かしたりする分普通の動画よりもユーザー体験も深くなるので、既存ファンにより深く商品の魅力を伝え、ブランドへの愛着を強めるのに使えます。そういった面でも、今回のジャック・ダニエルのキャンペーンはうまく技術を活用できていると言えるでしょう。
360°は比較的新しく、ユーザーにとって目新しさがある技術技術なので、「面白い企画で話題化させて新規ファン獲得」という使い方もできます。しかしながら、既存のライトなファンに向けたより深い情報提供とも相性が良さそうです。
まとめ
ともすればただのプレゼントキャンペーンになってしまいがちな「○周年記念」という節目。しかしジャック・ダニエルは360°動画を上手に使うことで、より深い商品の魅力を伝え、プロモーション、ファンのエンゲージメントなどの効果をもたらしています。
360°動画はまだまだ新しい技術として活用方法が模索されている段階であり、このようなおもしろいキャンペーン事例がこれからさらに生まれてくるでしょう。
画像引用元:http://japan.jackdaniels.com/barrelhunt/index.php
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部