【事例つき】ユーザーを引きつける! 旅行・観光業界Facebook活用ポイント
2019/01/18
近年、数多くの外国人観光客が日本に訪れるようになりました。東京オリンピック開催により、さらに盛り上がりをみせるであろう観光・旅行業界。これらの業界では、どのように観光客を引きつけているのでしょうか?本記事では、観光客の集客にFacebookをうまく活用しているアカウントを取り上げ、ポイントを調査・考察していきます。
※更新履歴
2017年7月18日:事例を追加しました。
- ■ 目次
- はいむるぶし~南十字星という名のリゾート~
- 東京タワー(Tokyo Tower)
- Relux
- The Ritz Carlton, Osaka
- トリップアドバイザー
- グランドハイアット 東京
- Go USA
- I.S
- クルーズプラネット
- 伊勢神宮
- ケイアイエスインターナショナル
- まとめ
本記事の内容をまとめた、お役立ち資料はこちら!
事例1:はいむるぶし~南十字星という名のリゾート~
https://www.facebook.com/haimurubushi
八重山諸島小浜島にあるリゾートホテル、「はいむるぶし~南十字星という名のリゾート~」の公式Facebookページです。ホテルの部屋紹介などの投稿よりも、海や海岸の綺麗な写真などを掲載し、主に小浜島の魅力を伝えています。
投稿のポイント
島でしか味わうことのできない「島時間」の宣伝として、綺麗な海や植物、島でのイベントなどの紹介をする投稿が多く見受けられます。ホテルの施設にはあまり触れず、この島に行ってみたいとユーザーに思わせることを目的としているところがポイントです。また、季節に問わず、島の綺麗な写真を掲載することで、ページに一貫性が生まれ、ユーザーの「島ならではの景色を見たい」というニーズを満たすことができています。
事例2:東京タワー(Tokyo Tower)
https://www.facebook.com/tokyotower.official
国内外で人気の観光地となっている東京タワーの公式Facebookページです。東京タワー内で行われているイベントや東京タワーの公式キャラクター「ノッポン兄弟」などによる告知などが行われています。現在は2017年4月23日まで「TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA」というイベントの告知をしています。
投稿のポイント
1週間以内の間隔でこまめに投稿が行われていて、その都度最新情報を配信しています。また、日本を代表する観光地ということもあり、訪日外国人観光客向けに、投稿には英語も併記されている点がポイントです。さらに、イベントに合わせて季節ごとにカバー写真を変更し、ユーザーの目にとまりやすいようにしています。現在はクリスマスに関するイベントが行われているようです。
事例3:Relux
https://www.facebook.com/rlx.jp
株式会社Loco Partnersが運営する会員制宿泊予約サイトReluxの公式Facebookページです。Reluxとは、旅のプロが満足度の高い一流の旅館・ホテルのみを厳選し、会員に提供しているサービスです。登録費・年会費・利用料等はすべて無料で、利用会員には特別な特典が付くようです。
投稿のポイント
宿の部屋や部屋からの景観、宿全体の雰囲気などを綺麗な写真で投稿し、ユーザーに分かりやすく紹介しています。また、写真に加え、動画を投稿している点もポイントであり、よりリアルな宿の雰囲気を伝えています。
事例4:The Ritz Carlton, Osaka
https://www.facebook.com/ritzcarltonosaka
世界的にも有名なラグジュアリーホテルの日本第一号として開業したThe Ritz Carlton, Osakaの公式Facebookページです。心温まるパーソナルサービスをポリシーとした創始者セザール・リッツの意思を現在に引き継ぎいだホテルであり、同社のサービスは数々の名誉を受賞しています。
投稿のポイント
投稿には、常に英語が併記されており、国内外の宿泊客に対して情報を発信しています。また、料理人の写真が掲載されていたり、料理の様子が動画で投稿されていたりと、投稿からホテル側の料理に対するこだわりが垣間見えることもポイントです。
事例5:トリップアドバイザー
https://www.facebook.com/TripAdvisor.jp
旅行サイトであるトリップアドバイザーの公式Facebookページです。
トリップアドバイザーは、宿泊施設などの口コミや価格比較を中心とするwebサイトやアプリケーションです。このサービスの運営会社はアメリカに本拠地があり、世界最大の旅行サイトとなっています。
投稿のポイント
投稿はほぼ毎日で、こまめに情報が発信されています。また、観光地や旅行地へのアクセスなど、旅行者向けのお役立ちコンテンツを配信しており、ユーザーに簡単に理解してもらえるように見やすいインフォグラフィックも取り入れています。
事例6:グランドハイアット 東京
https://www.facebook.com/GrandHyattTokyo
六本木の中心にあるホテル、グランドハイアット東京の公式Facebookページです。
ホテル内には7つのレストランがあり、訪れる人の趣向に柔軟に対応できるようになっています。また、結婚式場や披露宴にも利用することができ、様々な人にとって最適のホテルです。
投稿のポイント
こちらのアカウントも最新情報をこまめに発信しており、外国人宿泊者向けに、投稿には英語が併記されています。また、上画面の投稿にも見受けられますが、規模の大きなアカウントにも関わらず、ユーザーのコメントに丁寧に対応していることもポイントです。
事例7:Go USA
https://www.facebook.com/GoUSAjp
アメリカに関心を持っている世界中の旅行者をターゲットに同国の様々な情報を共有しているサービスの公式Facebookページです。このGo USAは、アメリカの観光地や穴場スポットを紹介するだけでなく、旅行者同士をつなげる役割も持ち合わせたサービスです。実際にアメリカ旅行をした旅行者の経験などをこのFacebookページを使って共有することもできます。
投稿のポイント
このアカウントでは、今時のSNSの傾向に合わせ、短めの文章とフレンドリーな文体を用いて投稿をしています。これにより、ユーザーが親しみを感じやすく、気軽にコンタクトを取ることができると考えられます。また、投稿している写真や動画には、写真の一部が動くシネマグラフや360°動画など、最新の新しい表現方法を積極的に使用することで、ユーザーを引き付けています。
事例8:H.I.S
https://www.facebook.com/H.I.S.Japan
国内外の旅行を取り扱う旅行代理店、H.I.Sの公式Facebookページです。
国内旅行、海外旅行共に、非常に豊富な旅行プランを提供しています。また、グループ企業に船舶関係や航空関係、さらにはテーマパーク運営など、消費者により良い旅行プランを提供するための組織づくりを行っています。
投稿のポイント
基本的には旅行好きなユーザーに向けて、役立つ情報を発信しています。そして、特徴的な点はユーザーから募集した内容をもとに投稿を作成しているという点です。ユーザー参加型の形態をとっており、月ごとにユーザーから旅行先での写真を募集して、何枚かを投稿に掲載するなど、イベント要素を取り入れた運営を行っています。
事例9:クルーズプラネット
https://www.facebook.com/cruiseplanet/
クルーズ客船専門の旅行会社・クルーズプラネットの公式Facebookページです。
カジュアル客船から豪華客船まで幅広く扱う同社では、国内クルーズはもちろん成田発着エーゲ海・カリブ海クルーズといった多様なプランを提供しています。
投稿のポイント
こちらのアカウントでは、豊富な客船の写真と共にクルーズについての様々な情報を提供。船の豆知識や旅行ブログのような客船レポートでユーザーの興味を惹きつけます。
価格紹介もわかりやすく、一般的にはあまりなじみがないクルーズ旅行について読んだ人がイメージしやすくなる内容となっています。
事例10:伊勢神宮
https://www.facebook.com/isejingu.official/
三重県・伊勢市にある伊勢神宮の公式Facebookページです。約2000年の歴史を持つ「お伊勢さん」は、日本人の心の故郷として今もなお人々に親しまれています。
投稿のポイント
伊勢神宮のアカウントでは、神社の年中行事や四季折々の風景などを丁寧に紹介しています。投稿される写真からは伊勢神宮の静謐な空気が伝わり、非日常感が垣間見える内容です。敷居が高いと思われがちな神社仏閣こそ、今後はSNSをうまく活用することが求められていくのかもしれません。
事例11:ケイアイエスインターナショナル
https://www.facebook.com/ケイアイエスインターナショナル-325192267525413/
アジアのシティリゾート・ビーチリゾート旅行専門店、ケイアイエスインターナショナルの公式Facebookページです。元々バリ島専門の旅行会社として設立され、現在ではアジア各国のツアープランを提供しています。
投稿のポイント
こちらのアカウントではアジア各地のホテル情報や現地情報を配信しています。アジア旅行専門店だからこそ知るツアー目的地の見どころを紹介し、現地の雰囲気が伝わる画像で見る人の目を引きます。
また、スタッフの体験談として現地ホテルの良い点だけでなく悪い点も紹介しているのが特徴的。ユーザーの視点に立った投稿で同社サービスの信頼感を高めています。
まとめ
上記事例から、参考になりそうなポイントが3つ見つかりました。
1.国内外の観光客の両方を視野にいれた投稿
上記事例では、日本語と併用して英語での投稿をしているアカウントが多くありました。オリンピック開催国として注目度が高まり、これから更に海外からの観光客が増えると考えられるため、非常に重要なポイントです。
2.観光客のニーズに対応したユニークな手法を用いる
広告色の強い投稿ばかりではなく、それぞれのアカウントを閲覧しているユーザーが求めている投稿をすることが重要です。顧客のニーズをとらえた投稿をすることで、通常の広告よりもより目につきやすい広告となるのです。
3.アカウントをお客様と共に作り上げる
上記事例では、ユーザー参加型のイベントを用いた投稿や、ユーザー同士の情報共有によって出来上がるアカウントなど、お客様と共にアカウントを作り上げる例もありました。これにより、アカウントを様々な切り口から作り上げることができているようです。
以上が、事例から考えるFacebook運用のポイントです。自社のアピールポイントを踏まえた上で、上記3つのポイントを基礎として運用すれば、より良いアカウントが出来上がるでしょう。ぜひ試してみてください。
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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部