診断コンテンツはなぜシェアされる?サービス別で見る企業の活用事例

2016/12/26

eyecatch


「スマリスト」というWebコンテンツに関するブログを運営している田嶋です。


突然ですが、FacebookやTwitterで「〇〇診断」のような診断コンテンツがシェアされているのを見かけることはないでしょうか?


診断はSNSと相性が良く、拡散に向くコンテンツのうちのひとつです。しかし「診断コンテンツはなぜシェアされるのか?」「診断コンテンツを活用するならどの場面で、どんな風に使えば良いのか?」ということは語られていません。


そこで本記事では診断コンテンツがシェアされる理由、診断コンテンツ制作の際に気を付けるポイントについて、事例をもとに考察しました。


診断コンテンツの企画を考えている方はぜひご覧ください!


■目次

●診断コンテンツがシェアに向く理由

●事例で見る診断コンテンツと相性の良いサービス

・メーカー(EC) × 売上

・Webメディア × PV

・採用活動に関わる企業 × 採用

●診断コンテンツの傾向は大きく分けて2種類

・気軽に遊べる診断コンテンツ

・信頼性のある診断コンテンツ

●まとめ


診断コンテンツがシェアに向く理由


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みなさまも「〇〇診断」というコンテンツをSNSだけでなくテレビや雑誌でも見たことがあるでしょう。たとえば、自分は動物で言えば何に近いのかを測る動物診断や、ふたりの相性を知るための相性診断などバリエーションは多種多様です。


さて、冒頭でも述べたように診断コンテンツにはシェアされやすい特徴があります。


「診断コンテンツがなぜシェアされるのか」という問いかけを置き換えて「人はなぜシェアしたくなるのか」についていくつか考えてみます。



  • 自己表現したいから

  • シェアすることによるメリットを享受したいから

  • 有益な情報を他の人に教えたいから

  • 周りがシェアしているから

  • 忘れないように備忘録として使いたいから


これらの動機は普段SNSでよくシェアする方には覚えがあるでしょう。


診断コンテンツは、このうち上ふたつの「シェアすることによるメリットを享受したいから」「自己表現したいから」という心理をうまく突くことができます。その事例をポイントとともに後述します。


事例で見る診断コンテンツと相性の良いサービス


メーカー(EC) × 売上


商品の購買を促すために診断コンテンツを活用している事例です。


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(参照元:http://soflan.lion.co.jp/aromarich/check/index.php


こちらは「運命のアロマ診断」と題されたLION社の柔軟剤アロマリッチシリーズの診断コンテンツです。


コンテンツの主旨は、表示される10枚の写真について好き(Like)・嫌い(Bad)を直感で選択していくことで、自分にぴったりの香りが見つかるというもの。診断内容に関しては心理・占術研究家の方が監修されています。

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ポイントのひとつは、診断結果と商品をしっかりひもづけていること。診断にもとづいた自分に合う香りの柔軟剤があるなら、「一度試してみようかな」と思ってもらえるかもしれませんよね。


もうひとつのポイントは診断結果をシェアすることで抽選に応募できるようになっていることです。診断結果のシェアによる抽選キャンペーンを実施することでますますの拡散を促しています。


能動的にコンテンツで遊んでもらうために、何らかのインセンティブを与えています。ユーザーがシェアする心理としてはシェアすることによるメリットを享受したいからと言えるでしょう。診断コンテンツを企画されている方は、予算が許せばインセンティブ設計を考えてみると良いかもしれません。


Webメディア × PV


Webメディアを運営している企業にとって、PVやUUなどトラフィックは重要な指標です。トラフィックを集めるために活用された診断コンテンツの事例がこちらです。

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(参照元:http://www.buzzfeed.com/keijiroabe/font-quiz


BuzzFeed社が提供する「あなたの「絶対フォント感」はどのくらい? 書体当てクイズ!」という診断コンテンツです。


コンテンツの主旨は、「絶対音感」の書体版である「絶対フォント感」を診断するというもの。問題に表示されている文字の書体を、ふたつの選択肢から選んで回答します。設問数は5問なので隙間時間で遊ぶことが可能です。


この診断コンテンツの中でPV獲得に向くポイントはタップしたくなるメタディスクリプション(ページの概要を表す情報)にあります。


「書体当てクイズ」のメタディスクリプションには「激ムズだから覚悟しな。」と設定されているため、誰かがシェアしたときにこの文言が表示されます。「あなたの絶対フォント感はどのくらい?」というタイトルに「激ムズだから覚悟しな」という煽りが加わり、「フォント」に興味のある人はつい試してみたくなると思いませんか?


シェアされた投稿を見ていると、クイズで高得点を取れた人は「意外と簡単」「5点満点だった」というコメントをし、低得点の人は「ぜんぜんわからなかった」「まあこんなもんだよな……」と諦めや自虐をともなったコメントをしながらシェアしています。


ここにはコンテンツのシェアという間接的な形をとりながら、実は自己表現したいという欲求があることに気付きます。よって、コンテンツ制作においてはこの自己表現欲求を刺激するように設計するとシェアしてもらいやすくなるはずです。


採用活動に関わる企業 × 採用


最後に診断コンテンツを人材採用に活用している事例です。

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(参照元:http://quest.career-tasu.jp/


キャリタス就活による「キャリタスクエスト」です。


コンテンツの主旨は、昔懐かしいRPG風の王様から社会に旅立つ若者に対し、適正なジョブ(職)を診断してくれるというものです。診断されたジョブは愛着のわくオリジナルキャラクターで表現されます。


ポイントは精度の高い診断コンテンツで著名な「ディグラム・ラボ」が監修しているという点。ディグラム・ラボは、23万人(!)へのアンケート調査から得られた情報から得られた情報に統計処理がなされた客観的なフィードバックが特徴です。そのため他の診断コンテンツと比べ、はるかに精度が高いと評判です。


就活のような人生における重大な分岐点において、「信頼性」は何よりも重要度は高いでしょう。


「キャリタスクエスト」では性格や向いているキャリアを診断してくれるため、ユーザーは「自分のことを知ってほしい」という自己表現欲求を満たすためにシェアしてしまうのでしょう。診断の精度に徹底的にこだわることも大切です。


診断コンテンツの傾向は大きく分けて2種類


ひと口に診断コンテンツと言っても、目的や用途によって様々な種類があることは述べてきました。


ここでひとつの切り口として、「気軽さ」か「信頼性」のどちらを重視するかによって大きく2種類に分けてみます。


気軽に遊べる診断コンテンツ


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(参照元:https://mnamae.jp/http://curazy.com/archives/160005


みんなの名前辞典の「姓名判断/名前占い」やWebメディアCurazyの「2016年のあなたを象徴する『漢字一文字』診断」などが該当します。これらはともに名前を入力するだけで診断結果が出てきます。


隙間時間にスマートフォンを触る人をよく見かけますが、そういう人たちにとって気軽さは非常に重要な要素です。SNSを開いてシェアされていた診断コンテンツをタップし、気軽に遊んでから自分もシェアする、という流れですね。


信頼性のある診断コンテンツ


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(参照元:https://quest.career-tasu.jp/http://www.uranokao.jp/


上の事例で紹介した「キャリタスクエスト」や、アサツーディ・ケイ社の「あなたが知らない裏の顔」という診断コンテンツがこちらのカテゴリに該当します。これらのコンテンツの設問数は約20~40問とボリュームが多めです。


これらは膨大なデータをもとに制作されているため、比較的精度の高い診断を行うことが可能です。そのため、診断結果にユーザーも信頼を置くことができます。


まとめ


最後に内容をまとめます。


シェアされる診断コンテンツには下記の心理を利用していることがあります。



  • シェアすることによるメリットを享受したいから

  • 自己表現したいから


 


また、診断コンテンツ制作の際には下記のようなことに注目すると良いでしょう。



  • タップしたくなるメタディスクリプション

  • 診断結果のシェアによる抽選キャンペーン

  • 診断の高い精度


 


そして、診断コンテンツには大きく分けて2種類あります。



  • 気軽に遊べる診断

  • 信頼性のある診断


以上です。


また、「診断コンテンツを制作してみたいけど、どういう企画が良いか分からない」という方に向けて、本記事で紹介したものを含めた15個の事例をまとめたダウンロード資料をご用意しております。


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