【4社比較】今話題の分散型料理動画メディアのInstagram運用を徹底調査!

2017/02/02

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みなさんはInstagramアカウントの分析ができるツールをご存知でしょうか。本記事では、notari株式会社様のInstagram分析ツール「Aista」を用いて、いま話題の分散型料理動画メディアのInstagramアカウント運用を比較調査しました。


    ■目次


  1. 調査概要

  2. 事例

  3. まとめ


1. 調査概要


対象となる大手料理関連の分散型動画メディアは下記の4つ。



  • KURASHIRU

  • DELISH KITCHEN

  • Cchanel Food

  • モグー


そして、分析項目は下記の4つ。



  • フォロワー数

  • 投稿数

  • ハッシュタグ数別平均エンゲージメント率

  • アカウントの特徴


なおアカウントの分析期間は、2016年10月1日から2016年12月31日の3か月間です。


2. 事例


 ① KURASHIRU


クラシルTOP


https://www.instagram.com/food.kurashiru/


食卓を彩る様々なフードレシピを料理動画(レシピ動画)によって紹介しているメディア、KURASHIRUの公式Instagramアカウントです。


同メディアでは、通常の料理に加え、赤ちゃんの離乳食や健康のためのヘルシー料理など幅広いレシピを提供しています。Instagramでも動画投稿でレシピを紹介しています。


フォロワー数


クラシル フォロワー数


▼推移 (10/1 → 12/31)

23万9210人 → 46万5204人


▼期間内増加数

22万5994人 (94%増)


▼増加平均 (日)

約2,456人


11月に入ってからフォロワーの増加に勢いがついていることがわかります。

なお、2017年2月2日現在のフォロワー数は、約52万2千人となっています。


投稿数


クラシル 投稿数


こちらのグラフは、期間中の投稿数のデータです。


▼合計投稿数

398投稿


▼平均投稿数 (日)

4.33投稿


10月の間は毎日の投稿数にばらつきが見られますが、11月以降は基本的に毎日5投稿に統一されています。


先述のフォロワー数の増加率が11月から上昇したことも、毎日の投稿数を増やしたことが影響していると考えられます。なお、現在も投稿は基本的に毎日5投稿となっています。


ハッシュタグ数別平均エンゲージメント率


クラシル エンゲージメント


こちらのグラフは、ハッシュタグ数別の各投稿のエンゲージメント率を表しています。横軸がハッシュタグの数、縦軸がエンゲージメント率となっています。


こちらのアカウントでは、基本的にハッシュタグを18~21個に設定して投稿しています。18~21個程度のハッシュタグを付けることで安定したエンゲージメントを獲得していることがわかります。


また、ほぼすべての投稿に「#japanesefood」や「#簡単レシピ」、「#クラシル」など王道といえるハッシュタグが付けられており、投稿するレシピ動画の種類によっては「#ごまクッキー」、「#きな粉揚げパン」などの見かけることの少ないハッシュタグを付けていることがわかりました。


アカウントの特徴


クラシル キャプチャ


KURASHIRUの最大の特徴は毎日の投稿数の多さです。他アカウントは毎日2本程度の投稿でしたが、同アカウントでは毎日4~6本の投稿をしています。これにより、多くのユーザーのニーズを満たすことができ、フォロワー獲得やエンゲージメント獲得に役立っていると考えられます。


また、ユーザーに対して、レシピをもとに作った料理の投稿を促している点もポイントです。これにより、アカウントのフォロワーが第2、第3の広告塔となり、アカウントを効果的に発展させていくことができます。


② DELISH KITCHEN


デリッシュキッチン TOP


https://www.instagram.com/delishkitchen.tv/


国内最大のレシピ動画メディア、DELISH KITCHENの公式Instagramアカウントです。


このメディアでは、誰もが明日にでも簡単に作れるレシピを毎日紹介しています。また、このメディア以外にも、女性向けライフスタイルや家事・育児中のママたちに向けたメディアも運営しています。


ちなみに同アカウントについて、ソーシャルメディアラボでも取材させていただきました!

「あえてバズは狙わない?!分散型料理動画メディアDELISH KITCHENがユーザーに提供する本当の価値」 


フォロワー数


 デリッシュキッチン フォロワー数


▼推移 (10/1 → 12/31)

44万439人 → 59万7892人


▼期間内増加数

15万7453人 (35%増)


▼増加平均 (日)

約1,711人


大きな乱れがなく安定してフォロワーを獲得していることがわかります。


本記事で比較した4つのメディアの中でもフォロワー数が最も多くなっています。なお、2017年2月2日現在のフォロワー数は、約66万1千人となっています。


投稿数


デリッシュキッチン 投稿数


▼合計投稿数

208投稿


▼平均投稿数 (日)

2.26投稿


基本的には1日2投稿ですが、1投稿の日や3投稿の日もあります。


ハッシュタグ数別平均エンゲージメント率


 デリッシュキッチン エンゲージメント


投稿に付けるハッシュタグ数が1~17個まで、幅広く分布しています。全体的にハッシュタグの数を比べると、他よりも少なめだと分かります。


しかし、少ないハッシュタグでも一定のエンゲージメント率を獲得しており、投稿の質の良さがうかがえます。

また、ハッシュタグには「#がっつり」、「#メシテロ」など若者にも共感を得てもらえるようなハッシュタグが用いられています。


アカウントの特徴


デリッシュキッチン キャプチャ


同アカウントは、ハッシュタグの数が少ないことが特徴です。既に大きなアカウントに成長していることもあり、ブランディングがされているためハッシュタグの数に関係なくフォロワー数やエンゲージメント率を獲得しています。


また、投稿の最後に付ける「#delishkitchentv」や「#instafood」といったどの投稿にも付けられている代表的なハッシュタグに加え、投稿の最初に上画像枠内のような、文章化していて遊び心が感じられるハッシュタグも用られており、ユーザーが投稿に親しみを持てるような工夫がされています。


③ C CHANNEL Food


C-channel Food TOP


https://www.instagram.com/cchannel_food/


女子のための動画ファッションマガジンC CHANNELの料理専門のInstagramアカウントです。料理以外にも若い女性をターゲットに様々なジャンルでアカウントを運用しています。また、このアカウントの動画は C CHANNELのアプリと連動しており、そちらでも閲覧可能になっています。


フォロワー数


C channel フォロワー数


▼推移 (10/1 → 12/31)

5万9972人 → 17万4282人


▼期間内増加数

11万4310人 (190%増)


▼平均増加 (日)

約1,242人


2016年から運営が開始されたこともあり、アカウントの規模が他のアカウントと比較すると小さいためフォロワーの増加率はやや高くなり、フォロワー数は3か月で約2倍に増加しています。


グラフより、11月の中旬から増加率が上昇していることがわかります。なお、2017年2月2日現在のフォロワー数は、約20万8千人となっています。


投稿数


C channel 投稿数


▼合計投稿数

259投稿


▼平均投稿数 (日)

2.82投稿


毎日の投稿は2~4投稿に分布しており、基本的には2投稿か3投稿が多くなっています。


10月の下旬から投稿数を増やし始めていますが、これが11月中旬からのフォロワー数増加に関係しているとも考えられます。投稿数を増やすことでより情報量の多いメディアとなり、ユーザーのニーズを捉えやすくなるためです。


また、2017年になってからは毎日の投稿数がほぼ3投稿に統一されており、平均投稿数も3.05投稿と上昇しています。


ハッシュタグ数別平均エンゲージメント率


C channel エンゲージメント


こちらのアカウントはハッシュタグを25~30個付けた投稿が多く、いずれの投稿においても安定したエンゲージメントを獲得しています。そして、ハッシュタグを増やすほどエンゲージメント率が上昇している傾向が見えます。


また、このアカウントの投稿は若い女性を意識したものが多いため、使用されるハッシュタグも「#デザート」や「#スイーツ部」、「#女子力」などの若い女性向けのものが多くなっています。


アカウントの特徴


C CHANNELキャプチャ


若い女性を明確にターゲッティングし、アカウント運営を行っている点が特徴として挙げられます。投稿で紹介される料理にもスイーツやカロリーを控えた料理が多く、ハッシュタグも若者の間で流行している言葉が使用されています。


また、ハッシュタグ以外にもすべての投稿の最初にレシピについてのコメントが付いています。女性に向けたコメントを投稿することで、ユーザーのコンテンツに対する興味を促しています。絵文字や顔文字を用いて親しみやすい文章にしている点もポイントです。


④ モグー


もぐー TOP


https://www.instagram.com/mogoo_tv/


「かんたん・おいしい・たのしい」をコンセプトに料理動画を紹介しているメディア、モグーの公式Instagramアカウントです。FacebookやInstagramを中心に人気を博しており、アプリもリリースしています。


フォロワー数


もぐー フォロワー数


▼推移 (10/1 → 12/31)

36万3165人 → 42万2876人


▼期間内増加数

5万9711人 (16%増)


▼増加平均 (日)

約649人


フォロワー増加のペースは一定であり、大きな変化は見られませんが、順調にアカウント規模を拡大しています。なお、2017年2月2日現在のフォロワー数は、約43万7千人となっています。


投稿数


もぐー 投稿数


▼合計投稿数

95投稿


▼平均投稿数 (日)

1.03投稿


他のアカウントと比較すると少なく、基本的に1日1投稿で統一されています。

フォロワー数の増加が一定だったことも、毎日の投稿数に変化が無かったことが影響していると考えられます。


ハッシュタグ数別平均エンゲージメント率


もぐー エンゲージメント


ハッシュタグは、18~21個を付けた投稿が多くなっています。こちらのアカウントにおいては、この数のハッシュタグを付けた投稿が最もエンゲージメンントを獲得することができるようです。


ハッシュタグは、料理の名前などがほとんどですが、なかには「#無限ピーマン」や「#パンdeパーティー」などのユーモアを含んだ特徴的なものも見受けられました。


アカウントの特徴


もぐー キャプチャ


統一されたアカウント運営が挙げられます。投稿数やハッシュタグ数などに一貫性を持たせることでアカウントの安定感を保ち、確実な規模の拡大を実現させています。


すべての投稿にiPhoneアプリの宣伝が入っています。Instagramと連携しているためレシピを保存できることやアプリ限定のレシピを入手できる特典などを明記することで、ユーザーを顧客という次のフェーズへ移行させる工夫が見受けられました。


3.まとめ


ここまで4つのアカウントを比較、分析しました。アカウントによって投稿数や特徴は異なるものの、それぞれのアカウントの運用において一貫性がありました。


アカウントの運用には、アカウントの規模や目的に合わせたテーマ設定が必要不可欠です。自社のテーマに合わせた運用ができれば、アカウント全体に一貫性が生まれ、ユーザーに評価されるものになります。

本記事でご紹介した事例比較を参考により良いアカウントを作ってみてください。


本調査で使ったツールの紹介


▼企業名

notari株式会社様

https://notari.co.jp/


▼ツール名

Aista(アイスタ)

https://notari.co.jp/aista_premierelp/


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