【CV数300%UP事例】Facebook広告の効果を高める秘訣はページの活用方法にあり

2017/05/29



「Facebook広告を始めた当初は成果が出たのに、最近は成果が悪化してきた」

「コンバージョンは獲得できるけど、CPAが悪くて採算が合わない」

「Facebook広告を試したいけど、最近は競合が多くて大変そう」


Facebook広告の運用代行を行っていると、このような相談を数多く受けます。

こうした悩みや不安を持つ多くの方に共通していることが、Facebookページを活用していないという事です。


一見、Facebookページの活用と広告の成果はほとんど関係ないように思えますが、Facebookページを上手に活用することで、CV数を増やしCPAを削減できます。

今回は、事例と共にFacebookページの活用方法についてご紹介していきます。


Facebook広告を運用しているライバルは多くなりましたが、Facebookページを活用しているライバルはまだまだ少ないので、Facebookページを上手に活用すれば成果を向上できるでしょう。


※本記事は、株式会社Ad Listing様の寄稿記事です。


    ■目次


  1. Facebook広告の効果を高める3つの方法

  2. Facebookページの活用とは

  3. Facebookページの活用が重要な3つの理由

  4. Facebookページの活用事例

  5. Facebookページ活用のポイント

  6. まとめ


1.Facebook広告の効果を高める3つの方法


まずは、Facebook広告で成果を高めるために、弊社で行っている改善方法を3つご紹介します。これらの方法をまだ試したことがなければ、ぜひ試してみてください。


方法1.セグメント設定の確認


Facebook広告では、セグメントを詳細に設定することが出来るので、ターゲットとなりうるユーザーに広告配信したり、保有している自社リストやリマケを使った配信、それらの類似配信を行っている方は非常に多いです。しかし、自社広告のセグメントの被り具合まで確認している方はとても少ないです。


自社広告のセグメントが被ってしまうと自社内で広告が競合してしまい、広告の成果が悪化してしまいます。リマーケティングの配信や属性の近いユーザーに広告を配信している場合は、必ずターゲット層の重複率も確認するようにしましょう。


※ターゲット層の重複率は、ビジネスマネージャのオーディエンスから確認できます。

参考:https://www.facebook.com/business/help/1679591828938781


オーディエンスの数によっても変わってくるのですが、30~40%以上ユーザーが被っている場合は、改善する必要が出てきます。


方法2.広告タイプ


Facebook広告は、バナー1枚の通常広告でも成果が出るため、バナーを複数枚使うカルーセル広告やスライドショー、動画広告を使用していない方も少なくありません。


カルーセル広告や動画広告を使った方が、通常の広告より成果が良いというケースは非常に多いので、これまで試した事がないのであれば、通常広告以外の広告タイプを試してみることをおすすめします。


広告タイプを変更するだけで、成果は大幅に改善できます。


方法3.バナーを頻繁に変える


弊社のような運用代行会社が言うのもあれですが、Facebook広告は細かな配信テクニックよりもバナーによって成果が変わるという事が少なくありません。


実際、同じようなバナーでも、アングルや雰囲気が少し違うだけで、CV数が数倍違うという事はざらにあります。バナーの寿命は2週間が平均ですので、2週間に1回はバナーを変更して、広告を配信していくことが重要です。


それでは、Facebookページの活用方法についてご紹介していきます。


2.Facebookページの活用とは(本記事での定義)


本記事で定義する“Facebookページの活用”とは、Facebookページの投稿を広告の成果に生かすことです。


Facebookページに投稿を行い、ページを更新させていくだけではなく、更新しているページと広告を連動させることで、より大きな広告成果を実現する事ができます。ページを更新していくだけでも大変ですが、更新したページを活用して広告配信を行っている企業はほとんどいないので、取り組むことで競合と大きな違いを出すことが可能です。


3.Facebookページの活用が重要な3つの理由


まずは、Facebookページを活用することで、広告の成果を高めることができる3つの理由をご紹介します。


理由1.Facebook広告に注力する競合があまり手をつけられていない(もしくは、つけていない)


Facebookページの活用は、時間と労力が掛かる分、Facebook広告に注力している競合があまり手をつけられていない(もしくは、つけていない)施策になります。


Facebookページの活用は時間が掛かる分、早めに取り組むことができれば、それだけライバルと差をつけることができるという事になります。


理由2.広告の配信単価に影響する


Facebook広告では、Facebookページをスコアリングしており、Facebookページの評価が高ければ高いだけ、広告の配信単価が下がったり、リーチ数やインプレッション数が増えたりします。


Facebookページのスコアや細かな仕組みまでは公表されていないのですが、Facebookページの質が高いことで、広告配信が有利になる事は公表されています。


理由3.投稿のエンゲージメント数が与える影響は大


一見、投稿のエンゲージメント数と広告の成果は関係ないように思えますが、実は大きく関係しています。投稿のエンゲージメント(いいね!やシェア)が増えると、多くのユーザーに投稿を見てもらうことができ、投稿内容やブランドを覚えてもらえます。


Facebookページの投稿を使って、ユーザーに商品やサービスを提供することで、CV数の増加やCPAを削減する事ができます。


4.Facebookページの活用事例


ここからは、具体的にFacebookページの活用方法について事例を用いてご紹介していきます。


4-0.前提と活用方法


広告に関係なく週に1~2回Facebookページを更新している企業様で、ページには約5,000のいいね!がついていました。以前から、通常の広告と、投稿を拡散する広告(Page Post Ad)の2種類を配信していたのですが、2つの広告の目的が全く違ったため、Facebookページをうまく活用できていませんでした。


そこで、2つの広告の目的を連動させ、Facebookページを活用する事にしました。


    商品・サービス情報


  • 広告の目的:セミナー集客

  • Facebookページ:週1~2回更新

  • ページへのいいね!数:約5000


4-1.Facebookページ活用前・後の成果比較


まずは、Facebookページを活用すると広告の成果がどうなったのかをお見せします。



Facebookページを活用した広告(Page Post Ad)を配信したところ、コンバージョン数が328.57%(115件)増加し、CPAが43.07%(6,422円)減少しました。


いかがでしょうか?Facebookページを活用するかしないかでここまで成果が変わってきます。

今回の配信結果は次のようになります。


















































活用前 活用後
リーチ数 5,342 21,033
インプレッション数 13,292 62,089
エンゲージメント数 753 2,308
エンゲージメント単価 \56 \45
記事広告費(Page Post Ad) \42,186 \104,608
コンバージョン数 35件 150件
獲得単価 \14,910 \8,488
広告費 \521,846 1,273,241

4-2.記事のエンゲージメント数


Facebookページを活用することで、コンバージョン数が328.57%増加し、CPAが43.07%減少しました。それに伴い、投稿のエンゲージメント数も206.27%(1,547回)増加し、エンゲージメント単価は19.04%(11円)減少しました。


記事広告は、通常の広告よりエンゲージメント数が3~4倍多く、たくさんのユーザーの目に触れされる事ができます。


ただ投稿した内容を広告として配信しても多くのユーザーに届けることができますが、より成果を高めるためには投稿内容も考える必要が出てきます。


4-3.記事広告を使っても採算は十分に取れる


今回の配信では、Facebookページを活用するために、先月よりも6万円多く記事広告(Page Post Ad)の広告費として使用しました。


それにより、Facebookページを活用する前と比較すると、CPAが6,000円ほど減少し、CVが115件増加しました。


単純計算になりますが、Facebookページを活用することで69万円ほど予算を削減できているため、新たに追加した広告費を差し引いても60万円以上得している計算になります。


5.Facebookページ活用の2つのポイント


Facebookページを活用できれば、広告の成果が向上するだけでなく、継続的に広告の成果を高められる可能性があります。Facebookページの活用ポイントを、2つご紹介していきます。


ポイント1.日々の投稿でファンを獲得


週1回でもいいので、Facebookページに投稿しファン(ページにいいね!をしているユーザーだけではありません)を獲得していくことが、Facebookページ活用において必須になります。


もちろん、記事広告しか配信していなくても、ある程度ユーザーに投稿を読んでもらうことはできますが、日々の投稿でファンを獲得しておくことで、いいね!やシェアなどのエンゲージメント数が増え、投稿に触れるユーザーの数も数倍に増える可能性があります。


日々の投稿をするのとしないのでは、広告の効果が変わるだけでなく、効果の継続率も変わってくるので、必ず日々の投稿も行うようにしましょう。


ポイント2.記事広告で出す投稿は広告の内容とマッチしたもの


Facebookページを活用して広告の成果を高めるためには、投稿を通して広告で紹介する商品やサービスの良さを、多くのユーザーに感じてもらう必要があります。


そこで重要になってくるのが、広告とマッチした投稿を作成することです。今回の事例では、セミナーを受けた方の感想をまとめた記事やセミナー後の懇親会の様子を投稿し、広告として拡散しました。


そうすることで、間接的にセミナーのよさを実感してもらう事ができ、セミナーの広告が流れてきた時に、スムーズに申込んでもらう事ができました。


6.まとめ


Facebookページを上手に活用することで、Facebook広告の成果を飛躍的に向上させられる可能性があります。


FacebookページをFacebook広告の成果を向上させるツールとしてしか使わないと、すぐに効果が出なくなってしまいますので、日ごろからFacebookページを活用することをおすすめします。


最後に、弊社について少しご紹介させて頂きます。


株式会社Ad Listingは、日本でも数少ないFacebook社の担当がついている広告代理店になります。


社名の通り、リスティング広告の運用代行から事業をスタートさせて頂き、今ではSNS広告やDSPなどWEB集客全般の代行やLP制作などもさせて頂いておりますので、ワンストップでWEB集客を行えます。Facebook広告についてはもちろん、WEB集客についてご質問があれば、お気軽にご連絡ください。


この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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