今すぐ試してみたい!Facebook広告でコンバージョンが測定可能に。その概要と測定方法をご紹介

2013/01/24



Facebook at Mozcon – Alex / Thos003



2013年1月22日、Facebook広告にコンバージョントラッキング用のツールを提供開始したと発表されました。(英語ですがInside Facebookの記事にも詳しい情報も書いています。)



これはFacebook外へ誘導する場合の「Facebook広告」で使えるものです。


今回の記事ではその内容や使い方についてご紹介します。


■目次


1.何が出来るようになるのか?


2.どこから使えるの?


3.コンバージョントラッキングで出来ないこと


1.何が出来るようになるのか?


コンバージョントラッキングツールを使う事により、企業はWebサイト上のコンバージョン(購入や資料請求など何でも)を、Facebook上の広告管理画面で見れるようになります。


詳しい設置方法は後述しますが、トラッキング用ピクセルをコンバージョンの完了画面に埋め込む事によって測定します。


その他3つほど、今回のツールのポイントがあるので以下にて説明します。


(1)コンバージョンしやすいユーザーに自動で表示


広告主が最適化CPM入札(Optimized CPM bidding)を利用して出稿した場合は、最もクリックやコンバージョンしやすいユーザー向けに勝手に表示してくれます。


(2)利用できるFacebook広告の種類


全てのFacebook広告やスポンサー記事で利用できます。


また、デバイスも全て網羅しているようで、Aさんがスマホで広告を見た後にパソコンでコンバージョンした事も管理画面で分かるとの事です。


(3)「表示」に対してもコンバージョンを把握できる。


まだ私のほうで実際に使っていないので分からないですが、発表によると「クリック」だけでなく「見た(=広告を表示した)」事に対しても追跡できるとのことです。


2.どこから使えるの?


前述のように、コンバージョントラッキングは、トラッキング用のピクセルを作成して自分のWebサイトの完了画面に設置しなければいけません。


ピクセル発行用のツールとしては、『Power Editor』、『広告マネージャー』、『APIパートナーの広告出稿ツール』から利用できます。


以下では『広告マネージャー』を利用する場合の手順をご紹介します。


手順1


広告の管理画面内の『キャンペーン・価格設定・スケジュール』セクションで、『Conversion Tracking(コンバージョントラッキング)』というオプションを選択します。


▼コンバージョントラッキングのリンク箇所



※もしくは、広告マネージャーから「コンバージョントラッキング」タブをクリックしても行けます。


手順2


『トラッキングピクセルを作成』をクリックするとコンバージョンピクセルを作成できます。作成した後は、名前を付けてサイト上の各動作に割り当てる事ができるページに遷移します。


▼コンバージョンピクセルの作成ボタン



手順3


設定が終わるとポップアップボックスが表示され、ここから『ピクセルコードの表示』をクリックすると、コードが表示されます。


それを自分のWebサイト側のコンバージョン完了画面に設置しましょう。




この手順をすると、ユーザーがコンバージョンアクションを行うと、広告マネージャーに逐一報告されるようになります。


※コンバージョンピクセルが間違っている場合は、ユーザーにはピクセルステータスの下に警告が表示されるようですので注意して下さい。


3.コンバージョントラッキングで出来ないこと


今回のコンバージョントラッキングのシステムだと、Facebook内のページやアプリへ誘導する広告では、コンバージョンを測れないとの事でした。




以上、『今すぐ試してみたい!Facebook広告でコンバージョンが測定可能に。その概要と測定方法』でした。


これまでは、一部の有力な広告主が実験的にコンバージョントラッキングを使えたようです。それが今回、全クライアントに公開されました。


これで今まで以上に『コンバージョンを目的としたFacebook広告の出稿』も増えそうですね。


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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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