Facebookの「エッジランク」の3要素と、各要素の優先順位
2011/08/01

そんなお話と共に以下のようなスライドが良く紹介されるかと思います。

このブログでも、
の記事でエッジランクの話をしましたが、「もう少し分かりやすく説明して欲しい!」という要望もあったので、図解してみました。
皆さんの周りにも「エッジランクって何なんだ!?」と言っている方がいたらご紹介いただければと思います。
※編集部注
2017年3月24日加筆:
当記事のエッジランクに関する解説内容は現在でも間違っていないものの、ニュースフィードのハイライト表示順の決定要因は複雑化しており、エッジランクという呼ばれ方もしなくなっています。
最新のニュースフィード表示順の決定要因に関して解説している最新記事は以下となりますので、Facebookのアルゴリズムについて知りたい方はこちらをご覧ください。
ニュースフィード(タイムライン)の表示順はどう決まる?Facebook・Twitter・Instagramのアルゴリズムを理解してリーチを伸ばすには
■目次
1.エッジランクとは?
2.[図解]エッジランクを構成する3つの要素
3.3つの要素の優先度
※「エッジランクを意識する事による効果の違い」や「エッジランクの上げ方」についても、以下の記事をご参照ください。
1.エッジランクとは?

このブログを読んで頂いている方はご存じだと思いますが念のためご紹介します。
「ハイライト」の表示情報を選定するためのアルゴリズム
ニュースフィードには、「ハイライト」と「最新情報」があります。
「ハイライト」には個人ごとに最適化された情報が表示されるのですが、その仕組みをエッジランクと言います。
このハイライトがデフォルト表示のユーザーが多いので、エッジランクが低いとFacebookページのウォールに何を投稿しても、ファンには表示されません。
「エッジランク」という呼び方について
Facebookが日本で使われ始めた当初は「エッジランク」という言葉が使われることも多く、投稿の表示順はエッジランクで決まると言われていました。 しかしながら、サービスが拡大するとともに投稿の表示順を決定する要素も膨大に増え、複雑化しています。それにともない、この「エッジランク」という表現も使われなくなり、現在は「アルゴリズム」という呼び方が一般的です。Facebook自身もエッジランクという言葉ではなくアルゴリズムという言葉を使っています。 呼び方としては古くなったものの、以下でご紹介するエッジランクの要素や概念は、投稿を上位表示させるために依然として重要な要素になっています。より多くの人に投稿を届けるためのエッセンスとして読んでいただければ幸いです。 最新のニュースフィード表示アルゴリズムについての解説は以下の記事をご覧ください。 ニュースフィード(タイムライン)の表示順はどう決まる?Facebook・Twitter・Instagramのアルゴリズムを理解してリーチを伸ばすには2.[図解]エッジランクを構成する3つの要素
▼エッジランクを構成する3つの要素


エッジランクは上の図にあるように、「親密度」・「重み」・「経過時間」の3つの要素のかけ合わせで計算されています。
それぞれ分かりやすくご説明します。
「親密度」とは?

親密度は、普段どれだけその人とコミュニケーションを取っているか?を見られます。
どのコミュニケーションが対象範囲になるかは公開されていませんが、
- コメント
- いいね!
- タグ付け
- メッセージ
- プロフィールページの閲覧
は少なくとも対象となっています。
意外と知らない方が多いのが、この「プロフィールページの閲覧」で、ファンがFacebookページに来てくれただけでもスコアが加算されます。
「重み」とは?

「経過時間」とは?

3.3つの要素の優先度

なぜ、「重み」より「親密度」のほうが優先度が高いか?
「経過時間」の優先度が高いのは当たり前として、なぜ「重み」よりも「親密度」のほうが優先度が高いか?
「個人個人のコミュニケーションを最適化する」というFacebookの思想を考えれば自明なのですが、実例を簡単のご紹介します。

私は、数か月前に『トヨタ自動車』のFacebookページのファンになりました。
1つ1つの投稿には、「いいね!」が40以上ついたり、コメントもほぼ毎回ついています。この数字は日本の中では多いほうだと思います。が、これまで私のハイライトに表示さ
れたのを見たことがありません。
「重み」の優先度が高ければこれだけリアクションが多いFacebookページの投稿は表示されるはずですので、「親密度」が重要視されていると想定されます。
親密度を上げるためには?
エッジランクのスコアで一番重要な「親密度」。楽にこのスコアを上げる方法の1つがアプリを使ったキャンペーンです。(恐らく全てのファンとコミュニケーションとコメントし合ったり、メッセージを送り合うのは時間的に不可能だと思いますので。)
その方法や注意点もあるのですが、まだ記事として準備出来ていないので、気になる方がいらっしゃいましたら個別にご相談頂ければと思います。⇒ social-media-lab@gaiax.com
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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