最低限知っておくべき!企業がこぞってFacebookを使う10個のメリット、まとめ

2011/08/10

最低限知っておくべき!企業がこぞってFacebookを使う10個の理由、まとめ
みんな、Facebook、Facebookって騒いでいるけど、 フェイスブックの何がそんなに良いの? 心の中ではそう思っていても、周りの人に聞くのは恥ずかしい方も多いはず。 という事で今回は、企業がFacebookを活用する理由(=メリット)を10個まとめてみました。(「企業視点で」書いているのでユーザーのメリットは省いています。) ※Facebookの活用形態は色々ありますが、その中でも今回は「Facebookページ」に焦点を当ててます。

目次

・企業のメリット1.安価に開設できる。」
企業のメリット2.ファンとコミュニケーションを取れる。」
企業のメリット3.ファンへの告知が簡単に出来る。」
企業のメリット4.拡散性が強い。」
企業のメリット5.情報が滞留しやすい。」
企業のメリット6.アクション率(クリック率・認識率)が高い。」
企業のメリット7.ファン化の障壁が低い。」
企業のメリット8.情報に信頼感が上積みされやすい。」
企業のメリット9.荒れにくい。」
企業のメリット10.「ポジティブな反応が見込める。」

企業のメリット1.「安価に開設できる。」

1
ご存知の通り、Facebookページは「やり方さえ」分かれば、企業も無料で作れます。 これは、これまでの囲い込みツールと比べて大きな違いです。 「プライベートSNS」を作る場合は、初期費用で300~500万円以上はコストがかかるでしょう。「メール配信ASP」を使う場合は、月額費用で数十万円のコストがかかる企業も多いでしょう。 それが、どの企業も「Facebookページ」だと無料で持てるのです。(もちろんtwitterも無料で使えます。が、twitterよりFacebookのほうが色々と良いことがあります。詳しくは、2つ目以降のメリットをご覧下さい。)

注意点

「やり方」と「稼働する時間」を自分で持ち出しできる場合は「無料」です。が、基本的にはどの企業さんも内製だけだとリソース的に厳しいかと思いますので、費用はかかるものだと思ったほうが良いでしょう。(但し、それでも他のツールよりは安いですが。) なので、見出しも「無料」ではなく「安価に開設できる」とさせて頂いてます。

どんな費用がかかるの?

以下のような費用は、必要に応じて予算取りで見ておいたほうが良いと思います。ここもどこまでやるかは企業さんによります。 ▼初期費用(立ち上げ時) -設定費用 -コンサルティング費用(もしくは企画費用、提案費用) -デザイン制作費用 ・プロフィール画像 ・ウェルカムページ ・ファンゲート ・その他タブページ(枚数に合わせて) -広告制作費用 ・画像 ・原稿 -アプリ制作費用(ただ、アプリはASPを使ったほうが安くて高機能な上、バグもないので楽です。) ▼月額費用(運用時) -広告出稿、運用代行費用 -投稿監視費用 -運用代行費用 -月次コンサルティング費用 -レポーティング費用 -アプリASP利用費用 -解析ツール利用費用 費用の目安や、もう少し具体的な業務を知りたい方は、ラボ宛に個別にご相談下さい。⇒social-media-lab@gaiax.com このテーマの記事アップはもう少し先になりそうなので、まずはメールでご回答したいと思います。

企業のメリット2.「ファンとのコミュニケーションが可能。」

Conversation, NYC, 1970 Conversation, NYC, 1970 / eye2eye
Facebookページを持つと、無料で「ウォール」という掲示板を利用できます。
ウォール上でのコミュニケーションは、「『Object(オブジェクト)』という投稿」に対して、「『Edge(エッジ)』という『コメント』・『いいね!』」を付加していく形で成り立っています。
2
グループインタビューやオフ会を通して行っていたコミュニケーションが、簡単にここで出来ます。 これまでの手段と比べ、「コスト」的にも「準備期間」的にも、圧倒的なメリットがありますよね!

アンケートも取れる!

顧客と会話が出来るだけではありません。 「Facebookクエスチョン」という無料機能を使い、アンケートも簡単に取れます。これまでお金を払っていたネットリサーチ費用が0円になります。 「楽天トラベル」さんは、とても上手くクエスチョンを活用されてます。 まだ使ってない方は、こちらを見てぜひ試してみて下さい。
▼「楽天トラベル(Rakuten Travel, Inc.)」 – クエスチョンTOPページ 3
▼「楽天トラベル(Rakuten Travel, Inc.)」 – 個別クエスチョンページ 4
※回答ごとの票数もちゃんと見れます。
Facebookクエスチョンの使い方についてはこちらの記事が参考になります。  

企業は顧客と、どんなコミュニケーションをするの?

まだFacebookページのウォールをご覧になったことがない方は、下記をご覧ください。ウォールでのコミュニケーションのイメージが沸くかと思います。  ▼『GaiaXソーシャルメディア ラボ』のウォール   http://www.facebook.com/socialmedia.gaiax?sk=wall  ▼『コカ・コーラ パーク ファンページ』のウォール
  http://www.facebook.com/cocacolapark?sk=wall  ▼『ANA.Japan』のウォール   http://www.facebook.com/ana.japan?sk=wall
 ▼『株式会社ゼロスタートコミュニケーションズ』のウォール   http://www.facebook.com/zerostart.inc?sk=wall  ▼『ローソン(LAWSON)』のウォール   http://www.facebook.com/lawson.fanpage?sk=wall ※他にも、「このFacebookページのウォールはコミュニケーションが上手く取れている!」というのがあれば、記事下のコメントから教えて下さい!

企業のメリット3.「ファンへの告知が簡単に出来る。」

(c) .foto project
とにかく告知が楽です。

1.投稿が楽!

告知は、FacebookページのウォールにポストするだけでOK。それだけで、ファンのニュースフィードに企業が届けたい情報をお届けできます。
5
また投稿する内容は上記のように、「近況(=テキスト)」、「写真」、「リンク」、「動画」、「クエスチョン」と5つから選べます。

2.量が少なくてもいいので楽!

「メルマガ」や「ブログ」を運営している企業さんならわかるかと思いますが、、、 文章書くのって大変ですよね(汗) 「今週は何を書こう…><」 「これだと短すぎかな…」 といった心配ごとが良くあるかと思いますが、Facebookページでは全くそんなことを気にする必要はありません。むしろ投稿する文章は短いほどファンの方々には好まれます。 参考になるニュースがあれば、そのリンクを貼りつけるだけでも1つのコンテンツとして成り立ちます。 ▼リンクを貼り付ければ、勝手にページの 「画像」・「タイトル」・「ディスクリプション」を引用してくれる。
6

企業のメリット4.「拡散性(バイラル性)が強い。」

birds Ibirds I / ashraful kadir
Facebookは情報の拡散性が強いと言われています。 それは、twitterと同様に、情報を「受け取る」のと「拡散させる」という2つの動きを同じ場所で出来るからです。
8

twitterよりも拡散性が強い!?

個人的には、twitterよりもFacebookのほうが拡散性が強いと思っています。 それはなぜか?
  • 情報が滞留しやすい。 (=長時間表示されやすい。)
  • 見て貰える確率が高い。 (=エッジランクがあり、フォロー数(友達数)もFacebookのほうが格段に少ないため)
この2つが理由です。 「受け取る」・「拡散させる」機能が同じ場所にあるというのは、twitterと同じですが、この2つの理由のおかげで、一人一人に情報を届けた後の拡散性はFacebookのほうが明らかに高くなります。

企業のメリット5.「情報が滞留しやすい。(長時間表示されやすい)」

7
これはtwitterに比べて大きくFacebookが勝っている部分です。 ニュースフィードには時系列で情報が流れてくる訳ではないのです。

「ハイライト」では価値ある情報が表示され続ける

Facebookのニュースフィードには、大きく「ハイライト」と「最新情報」の2種類があります。このうち、多くのユーザーは「ハイライト」を見ています。 「ハイライト」には、ユーザーひとりひとりにとって大事だと思われる情報が表示されます。Facebookが「エッジランク」という独自のアルゴリズムを使ってその選別をしているのです。この仕組みによって、いくら友達が多くなっても、いくら企業のFacebookページのファンになっても、価値ある情報は長い時間、表示され続けます。 (twitterのタイムラインは、情報がすぐ流れていっちゃいますよね!) ※ハイライトについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

企業のメリット6.「他の告知方法より見て貰える確率が高い。」

9
ウォールへ投稿した内容は、とにかく良く見て貰えます。 「閲覧率」「クリック率」、どちらの指標で比べても、twitterやメルマガなど他のツールよりも圧倒的にFacebookのほうが勝っています。

どれくらい勝っているの?

メルマガの開封率が低いというのは議論の余地はないでしょう。では、twitterとFacebookを比べると? 下の数字は、GaiaXソーシャルメディア ラボのtwitter・Facebook両アカウントで、リンクを投稿した時の誘導数を計測したものです。
10
論拠は別記事で後日アップしますが、4倍以上の差が出ました。 例えば、twitter・Facebookともに1,000人のフォロワー(ファン)がいたとします。それぞれで、リンクを1回投稿すると、twitterでは30人しか誘導できませんが、Facebookでは144人も誘導できます。 ※2011年12月15日 追記 上記スライドでは、ファン数に対しての誘導率が14.4%としていますが、ファン数の増加やニュースフィードの仕様変更などの要因により、誘導率は低下しています。現在誘導率は調査中になります。 ※twitterの3.0%という数字の論拠は、下記の記事で詳しくご説明しています。

企業のメリット7.「ファン化の障壁が低い。」

11
ファンになって貰うハードルがとにかく低いです。 メールアドレス等の個人情報を入力して貰う必要もありませんし、何より「ワンクリック」で、「画面遷移せず」に、ファンになれるのは大きいです。 企業が自社で会員サイトを用意する場合は、会員登録フォームからメールアドレス等を登録して貰う事になります。その時、登録完了率が50~60%(*注1)と言われているので、Facebookページを活用した時のハードルの低さは、企業にとって大きなメリットになります。 *注1 :SC SUGAR CLIPより引用 

企業のメリット8.「拡散される情報に信頼度が上乗せされる。」

12 Weimar Triangle meeting in Bydgoszcz 06 / PolandMFA

Facebook内での情報認知は「友達のウォール投稿」で!

ユーザーがFacebook内で何かしらの情報を知るきっかけを大別すると、 1.友達のウォール投稿 2.グループやFacebookページのウォール投稿 3.Facebook内広告 に分けられます。 詳細なデータは無いので、私個人の感覚的になりますが、この中でも「1.友達のウォール投稿」が最もよくニュースフィードに表示されます。 この「友達の投稿が良く表示される」というのがFacebook上での情報拡散のポイントです。

「知人からの情報」が最も信頼される

1
(引用:Markezine
ニールセンの調査「広告形態別の信頼度 2009年4月」によると、最も信頼のおける情報は「知人からの情報 90%」で、次が「ネット上の口コミ 70%」でした。 当たり前ですが、他人の「口コミ」よりも、「知人からの紹介」のほうが信頼度が高いのです。 企業から一方的に情報を伝えるだけではなく、「いいね!」「コメント」「シェア」といった機能を介し、「知人からの紹介」という形で情報が広がるFacebook。これは企業にとって、とても大きなメリットです。

企業のメリット9.「荒れにくい。」

13 On the job / Kyle T. Ramirez
これだけソーシャルメディアが当たり前になっても、利用に二の足を踏む企業もいます。その理由の1つが「炎上リスク」です。 Facebookは「実名制」なので、匿名性のSNS等に比べて炎上しにくい作りになっています。

ただし、、、

「炎上」はしないまでも、企業に対する誹謗中傷がウォールに投稿されるケースもあります。また、スパム的に広告ポストを色々なFacebookページにしまくる人もいます。 そういった意図しない投稿に対するチェック(投稿監視)は毎日していったほうが良いでしょう。

企業のメリット10.「ポジティブな反応が見込める。」

14
Love is not Blind / Lel4nd
「メリット9」とも関連しますが、とにかく「ポジティブな反応」が多く見込めます。 「いいね!」という表現であったり、「実名制」・「リアル友達制」などのルールにより、否定的な意見が出づらい作りになっているためです。 ポジティブな反応が大多数を占めるので、企業のマーケティングにも活用しやすくなっています。

▼ガイアックス提供サービス一覧

SNSマーケティング支援サービスTOP
SNS(Facebook・Twitter・Instagram・LINE)運用代行サービス
SNS(Facebook・Twitter・Instagram・LINE)コンサルティングサービス
SNS(Facebook・Twitter・Instagram)広告運用サービス
Facebookアプリ(懸賞・コンテスト・検定)サービス

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

企業のWeb担当者様が積極的にSNSをビジネス活用していけるよう、ソーシャルメディア関連の「最新ニュース」「運用ノウハウ」「事例・データ」の情報を素早くキャッチしてお届けします。