その差6倍以上!Facebookで成果を上げたい人は必読のエンゲージメント構築の大切さが分かる2つの調査結果+α

2012/06/12

Facebookページはエンゲージメントを獲得してこそ意味がある!


Handshake / MJ/TR (´・ω・)


Facebookページのウォール投稿では、


「いいね!」「コメント」を貰えるようにしたほうが良い、と言われているけど、、、


でも、それって何でだろう?


このように疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか?


今回の記事では、その疑問にお答えする調査結果をご紹介します。





ウォール投稿に「いいね!」「コメント」を貰うと、エッジランクが蓄積され、投稿が表示されやすくなります。今回ご紹介するデータに比べれば、それは瑣末な問題です。


詳細は本文をご覧頂ければと思いますが、先日行ったネット調査により、『1ヶ月に1回以上の頻度でウォール投稿に反応する人は、そうでない人と比べて、イメージ向上につながった割合が6.62倍』『商品、サービスを購入した割合が2.48倍』といったようなデータが取れました。


ぜひ皆さんのFacebook運用戦略や、運用目標の策定の参考にして頂けたらと思います!


■目次


1.ウォール投稿への「いいね!」「コメント」の頻度が高いユーザーの


ほうが、イメージ向上につながっている。


2.ウォール投稿への「いいね!」「コメント」の頻度が高いユーザーの


ほうが、商品の検討・購入につながっている。


3.懸賞がきっかけでファンになったユーザーのほうがブランドイメージの


向上につながっている。


4.懸賞がきっかけでファンになったユーザーのほうが購入などの


アクションにつながっている。


5.非認知層、非ロイヤリティ層の獲得には懸賞キャンペーンが有効


6.[対策] ウォール投稿への「いいね!」「コメント」を貰える回数を


増やすために参考になる6個の記事!


ラボのFacebookページでは記事で書いていない情報も発信中!


よかったら記事を読む前に「いいね!」をお願いします!




※以降、『Facebookページのファンになってからの「イメージ」「行動」の変化についての調査』の調査結果発表を元に解説を入れて記事を進めていきます。


1.ウォール投稿への「いいね!」「コメント」の頻度が高いユーザーのほうが、イメージ向上につながっている。


ファンになっているFacebookページのウォール投稿への「いいね!」「コメント」の頻度と、イメージ向上などブランディング効果の相関関係を調べました。


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この結果、「イメージが良くなった」「ブランドを覚えた」「ブランドの事に詳しくなった」「ブランドに興味を持った」「ブランドに親近感を持った」の項目で、ウォール投稿への「いいね!」「コメント」頻度が低いユーザーに比べて、高いユーザーのほうが総じて高い値を示しました。


つまり、イメージ向上などのブランディングを目的としてFacebookページを運用する場合、ウォール投稿に対して「いいね!」「コメント」をしてくれるユーザーを増やしていくと良いのです。そうすると、それに比例してイメージ向上などの各種数値が上がっていく傾向が見て取れるようになるでしょう。


1ヶ月に1回以上、投稿に反応する人はイメージ向上が6.62倍


上記の調査を、ウォール投稿に1ヶ月に1回以上の頻度で「いいね!」「コメント」してくれるファンと、そうでないファンで、イメージ向上など各調査項目が向上した割合を比較しました。


その結果、以下のように高頻度にウォール投稿に反応してくれて、エンゲージメントが獲得できているユーザーのほうが、イメージ向上、記憶、興味喚起などに至りやすい事が分かりました。


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1日以内にいいね!する人は覚えてくれる割合が5.0倍


また、『ブランドを覚えた割合』についてさらに詳しく結果を見ました。


1日に1回以上の頻度でウォール投稿に「いいね!」「コメント」してくれるユーザーと、1ヶ月以上「いいね!」「コメント」をしないユーザーとで、ブランドの記憶に至る割合を調べました。その結果、1日に1回以上の頻度でいいね!コメントしているユーザーがブランドを記憶した割合が5.0倍になっていた事が分かりました。


以上のデータをまとめると、以下のようなステップが描けます。


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2.ウォール投稿への「いいね!」「コメント」の頻度が高いユーザーのほうが、商品の検討・購入につながっている。


ファンになっているFacebookページのウォール投稿への「いいね!」「コメント」の頻度と、ファンになった後に商品の購入などのアクションを起こすユーザーとの相関関係を調べました。


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この結果、概ねウォール投稿への「いいね!」「コメント」の頻度が高いユーザーのほうが、商品の検討・購入につながっている、という傾向が見て取れます。


逆に、ウォール投稿への「いいね!」「コメント」の頻度が低い、もしくはないユーザーのほうが、何のアクションもしていない、という傾向になりました。また、その他のアクション「サービス利用」「利用検討」などでも同様の傾向が見て取れます。


1ヶ月に1回以上、投稿に反応する人は購買割合が2.48倍


上記の調査を、ウォール投稿に1ヶ月に1回以上の頻度で「いいね!」「コメント」してくれるファンと、そうでないファンで、実際のアクションに至った割合を比較しました。


その結果、以下のように高頻度にウォール投稿に反応してくれて、エンゲージメントが獲得できているユーザーのほうが、アクションに至りやすい事が分かりました。


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1日以内にいいね!する人は購買割合が4.0倍


また、『商品、サービスを購入した割合』についてさらに詳細にデータを見ました。


1日に1回以上の頻度でウォール投稿に「いいね!」「コメント」してくれるユーザーと、1ヶ月以上「いいね!」「コメント」をしないユーザーとで、購買に至る割合を調べました。その結果、1日に1回以上の頻度でいいね!コメントしているユーザーが購買に至った割合が4.0倍になっていた事が分かりました。


以上のデータをまとめると、以下のようなステップが描けます。


※クリックすると拡大します※


3.懸賞がきっかけでファンになったユーザーのほうがブランドイメージの向上につながっている。


Facebookページのファンになったけっかけが「懸賞キャンペーン」か「それ以外」で場合分けをし、「ブランドイメージの変化」がそれぞれどのようになっているかを調べました。


この分析は、懸賞キャンペーン経由のユーザーが、懸賞に参加しただけで終わらずに、その後にイメージの向上につながっているのか?の傾向を見るために行ったものです。


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この結果、懸賞キャンペーンがきっかけでファンになったユーザーは、それ以外のきっかけでファンになったユーザーと同程度かそれ以上の割合で、イメージ向上につながっている事が分かりました。


4.懸賞がきっかけでファンになったユーザーのほうが購入などのアクションにつながっている。


Facebookページのファンになったけっかけが「懸賞キャンペーン」か「それ以外」で場合分けをし、商品の購入などのアクションにつながっているかを調べました。


この分析は、懸賞キャンペーン経由のユーザーが、懸賞に参加しただけで終わらずに、その後に購買などにつながっているのか?の傾向を見るために行ったものです。


※クリックすると拡大します※


この結果、懸賞キャンペーンがきっかけでファンになったユーザーは、それ以外のきっかけでファンになったユーザーと同程度かそれ以上の割合で、商品の検討、購入、利用につながっている事が分かりました。


5.非認知層、非ロイヤリティ層の獲得には懸賞キャンペーンが有効


Facebookページのファンになったけっかけが「懸賞キャンペーン」か「それ以外」のきっかけごとに、ファンになる前の企業との関係性(元々ロイヤリティが高い状態だったか等)を調べました。


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この結果、その企業との関係性が、



  • 知らない企業(ブランド)だった

  • 元から知ってはいたが、好きな企業(ブランド)ではなかった(商品の購入経験あり)

  • 元から知ってはいたが、好きな企業(ブランド)ではなかった(商品の購入経験なし)


と答えたユーザーは、懸賞がきっかけでFacebookページのファンになっている人が多いことが分かります。つまり、非認知層、非ロイヤリティ層のユーザーと接点を作るために、懸賞キャンペーンが有効に働いている事が分かりました。




ただ、「懸賞」と一口にいっても、思想が違うやり方が2つあり、その片方のやり方はあまりお勧め出来ません。(ファン数○万人!という数字づくりのため以外は。。)


ここらへんは、↓この要注意に書きました。


【要注意!】懸賞ユーザーはだめ!


上述のように、懸賞キヤンペーンには思想の違うやり方が2パターンあります。「1.一般ユーザーを懸賞をフックに獲得する方法」と「2.懸賞ユーザーを連れてくるために懸賞キャンペーンを行う方法」です。


色々な企業さんに話を聞いても、パターン2のファンのアクティブ率は良くなかったり、「いいね!」解除が多いようです。


つまり、パターン2の懸賞キャンペーンのやり方だと、安く獲得できる分、どこでも色んなFacebookページにいいね!して参加しているため、その後につながりにくいのです。数字づくり以外だと意味がないです。(ここらへんは、よくあるアフィリエイトの話と一緒ですね。)


懸賞キャンペーンは、手法が問題なのではなく、その手法を使ってどのユーザーパイを取りに行くか?というのが問題なのです。


※ちなみに、ガイアックスのやっているFantastics懸賞アプリはパターン1のほうなので大丈夫です。コレ以上は色々な絡みがあり詳しく書けないですが、、もう少し気になることなどある方はこちらからご連絡下さい。



6.[対策] ウォール投稿への「いいね!」「コメント」を貰える回数を増やすために参考になる6個の記事!


最後に、Facebookページのエンゲージメントを高めるために参考になる記事を6個ご紹介します。


こちらの記事をご覧になって、皆さんも運用を頑張ってみて下さい!


▼エンゲージメントを高めるために実践したほうが良い事



時間がなくて運用に力を入れられていない場合はどうすれば良いの?


自社運用体制だけだと、時間を避けていなくて、エンゲージメントを上げられる運用ができないという会社さんも多いと思います。


その場合は、パートナーに運用を手伝って貰うのを検討したほうが良いかもしれません。(基本的には自社でやったほうが良いのですが、立ち上げたけど時間を割けていなくて中途半端な運用になってしまうのが一番良くないので。。運用代行で半年~1年パートナーに手伝って貰って、社内で体制を作れるようになって運用も軌道に乗ったら自社内に巻き取るのも一つの手です。)


ガイアックスでもやっています。


ガイアックスでも、1回のウォール投稿でいいね!やコメントが数百~数千つくページや、その他大企業さんを中心にかなり多く運用をお手伝いしているので、興味ある方はこちらから担当の者宛に問い合わせてみて下さい。


↓このリンク先のページはパッとした事書いてませんが、、(というか、もっとちゃんとページ作ったほうが良いですね。。)実際の業務とか資料は(私も見ましたが)しっかりしています^^



調査概要

































調査方法 インターネットリサーチ
調査地域 全国
調査対象 属性、年齢は指定せず
有効回答数 2007サンプル
調査日時 2012年4月9日(月) ~ 2012年4月15日(日)
対象者条件 Facebookに会員登録をしており、Facebookページに


「いいね!」をしたことがある

調査主体 GaiaXソーシャルメディア ラボ


ジー・プラン株式会社




以上、という事で『その差6倍以上!Facebookで成果を上げたい人は必読のエンゲージメント構築の大切さが分かる2つの調査結果+α』でした。


(執筆/編集 井出一誠:Facebooktwitter


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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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