企業は押さえておきたい2013年Facebookアップデート10選。 今使える機能&気になるエッジランクに関する最新情報付き!
2013/12/27
2013年のFacebookアップデートをまとめました。
2013年も残りあとわずかですね。
今年もFacebookではたくさんのアップデートがありましたが、みなさんは全てフォローできていますでしょうか?
今回の記事では、私自身のおさらいの意味も含めて、企業は押さえておきたいFacebookアップデート10選in2013を、ラボの過去記事からまとめました。
現時点で日本のユーザーに有効な機能だけをまとめたので、最新の運用方法を押さえるためにも、是非ご参照ください。
■目次
企業は押さえておきたい!Facebookの2013年アップデート集
○ルール系
1.カバー写真のテキスト数について
2.タイムライン上で懸賞キャンペーンが開催可能に
○新機能系
3.ちょっと便利な新機能1:埋め込み投稿
4.ちょっと便利な新機能2:新しい予約投稿のデザイン
5.ちょっと便利な新機能3:コメントへの返信機能
6.グラフ検索が英語版Facebookで利用できます
7.類似オーディエンスとカスタムオーディエンス
○その他
8.インサイトが新しくなりました
9.ハッシュタグが追加されました
10.変わりゆくエッジランクの現状
1.カバー写真のテキスト数について
カバー写真のテキスト量について、今年何度か動きがありました。
・要注意!1月15日から始まったFacebook広告画像、カバー写真の規約変更6個の勘違いポイント詳細解説(逆にあれはOKにw)(2月1日)
・【Facebook最新情報】ガイドラインが密かに更新!「カバー写真のテキスト量20%以下」ルールが撤廃&クーポンの規約も変化が。(7月4日)
上記の新しい方の記事にもある通り、現在は「カバー写真のテキスト量20%以下」ルールはありません。
ルールがちょくちょく変わるので混乱してしまいそうですが、少なくとも現時点ではOKです。…とはいえ、カバー写真を文字だらけにすればいいという訳でもないので、バランスが重要ですが…。(現在の利用規約にもNOという記載はありません)
2.タイムライン上で懸賞キャンペーンが開催可能に
これまではFacebook上で懸賞キャンペーンなどを開催するためにはサードパーティアプリを使用する必要がありましたが、今年の8月末よりタイムライン上で直接キャンペーンを実施できるようになりました。
キャンペーン開催のハードルが低くなった分注意点などもあるので、以下の記事をご参照ください。
参照記事
・新プロモーションガイドライン徹底分析!Facebookキャンペーンはタイムラインorアプリどっちでやるべき?(比較表付き)(9月11日)
・【噂のFacebook新規約】タイムラインでどんなキャンペーンができる?今日から試せるアイデア集20選をご紹介。(9月25日)
3.ちょっと便利な新機能1:埋め込み投稿
今年追加されたちょっと便利なFacebook新機能の1つに、埋め込み投稿があります。
私たちのブログでも時々埋め込んで活用していますが、サイズも変更できるようになったのでより使いやすくなりました。
参照記事
・【未公開コードを公開】ブログ・WebサイトにFacebook投稿を埋め込む方法。※追記あり(8月2日)
・【Facebook速報】埋め込み投稿のサイズが350~750pxに指定できるように&いいね!ボタンのデザインが変わりました。(12月12日)
4.ちょっと便利な新機能2:新しい予約投稿のデザイン
予約投稿機能のデザインも新しくなり、より感覚的に投稿の予約ができるようになりました。
参照記事
・【Facebook最新情報】新しくなった予約投稿機能を使ってみた。留意点とあわせてご紹介!(11月28日)
5.ちょっと便利な新機能3:コメントへの返信機能
既にご利用になっている方も多いかとはも居ますが、コメントへの返信機能も、今年のアップデートの1つでした。
参照記事
・【ニュース】Facebookがコメント返信の新機能をテスト中(1.人気のコメントが上位表示。2.各コメントに返信。)(1月11日)
6.グラフ検索が英語版Facebookで利用できます
日本語版Facebookにはまだ適用されていませんが、Facebookの言語を英語にするとグラフ検索が使えるようになっています。
既に企業のページは検索対象になっているので、店舗を持つ企業はカテゴリーをローカルビジネスにするなどの対策が必要です。
参照記事
・【Facebook最新情報】グラフ検索がアメリカで提供開始!結局、何が変わるの?ユーザー&マーケターが今チェックしておきたい事まとめ。(7月9日)
・こんなに細かく検索できてしまう!グラフ検索の機能を徹底紹介!(10月16日)
・【Facebook】グラフ検索でどこまで細かく人を見つけられるの?プライバシー設定を色々検証してみた。(10月22日)
7.類似オーディエンスとカスタムオーディエンス
新たな広告機能として、類似オーディエンス(Lookalike Audience)も今年デビューしました。
類似オーディエンスとは、カスタムオーディエンスに登録されているユーザーと”似ている”ユーザーのリストを作ってくれてターゲットにできる機能です。
今年の10月より全広告主が利用できるようになったカスタムオーディエンスと合わせて、押さえておきたい機能ですね。
参照記事
・【Facebook最新情報】パワーエディタに新たにターゲティング機能が追加|企業の顧客に類似したユーザーに広告の出稿が可能になる。(3月27日)
・カスタムオーディエンスについてはこちらもご覧ください
・https://www.facebook.com/business/products/advanced-ads#custom-audiences
8.インサイトが新しくなりました
今年の6月に、Facebookインサイトがガラリと新しくなりましたね。最初は戸惑いましたが、今は慣れた方も多いでしょうか?
参照記事
・【運営者必読】Facebookの新版インサイトで出来るようになること最速まとめ!(6月22日)
・新しいFacebookインサイト、何が変わった?知っておきたい新機能をご紹介。(7月12日)
(※上記2つの記事以降少し項目が増えたため、今とはわずかにデザインが違います)
【Facebook】インサイトCSVデータで見るべき重要4項目|「投稿の消費」「なんらかのアクション」ってなに?謎項目の解説付き。(11月21日)
9.ハッシュタグが追加されました
今年の6月に、Facebookはハッシュタグを導入しました。
参照記事
・【Facebook最新情報】Facebookがハッシュタグを導入開始!マーケターが今のうちに知っておきたいこと。(6月13日)
10.変わりゆくエッジランクの現状
最後になりましたが、おそらくFacebookウォール運用をしているみなさんが最も頭を悩ませている要素であるエッジランクについて、今年の動きをまとめます。
エッジランクに関する大きな動きが、まず今年8月にありました。その時に発表された新アルゴリズムは、次の2つです。
・Story Bumping:人気の投稿をニュースフィード上位に表示させる
・Last Actor:ユーザーが最近エンゲージメントしたページの投稿を表示させやすくする
参照記事
・【解説付き】Facebookニュースフィードの新アルゴリズム|2つの変更点&エッジランクへの影響をご紹介。
オーガニックリーチが大きく減少している?
上記のアップデートの影響かどうかは定かではありませんが、今年9月頃からオーガニックリーチの減少が多くのページで観測されています。
その後Facebookは、より関連性の高いコンテンツを各ユーザーに表示するようにアルゴリズムを変更したことを12月に発表しました。
この発表内で気になるポイントは次の2つです。
・リンク投稿がニュースフィードに多く流れるようになる
・クリックやコメントが多くされているリンク投稿はニュースフィード上に優先的に表示される(Story Bumping)
リンク投稿の多いページのリーチの減少がひどい!?
このことを受けてEdgeRank Checkerはリーチに関する調査を更に行い、『ページの平均リーチは落ちたがエンゲージメント率は変わっていない』という結果を発見しました。
さらにEdgeRank Checkerは、リンク投稿が中心のFacebookページのリーチの減少が特に激しい可能性を、サンプルは少ないですが指摘しています。
つまり、エッジランクは今どうなっているの?
もし本当に、リンク投稿を主にしているのページのオーガニックリーチの減少率が顕著なら、Facebookの12月の発表通り、ニュースフィード上に表示されるリンク投稿が増える=競争が激しくなったということが推測できます。
だからと言ってリーチを確保するためにリンク投稿を減らすことが得策だとは思えませんし、Facebookもそう推奨している訳ではありません。
結論
現時点では効果的な対応策は不明で、依然EdgeRank Checkerも調査中ですが、8月に追加されたStory Bumpingの恩恵を受けるために、より質の高いコンテンツの投稿を意識することは、やはり1つの考え方としてあるのではないでしょうか。
今後もエッジランクについては、しっかりとウォッチしていきます。
以上、『企業は押さえておきたい2013年Facebookアップデート10選。 今使える機能&気になるエッジランクに関する最新情報付き!』でした。
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部