【事例効果つき】 徹底解剖!Facebookカルーセル広告のすべて
2016/02/25

1.カルーセル広告の活用方法
Facebookのカルーセル広告は、1つの広告につき、3~5枚の画像や動画を設定することができ、それぞれに個別のリンクや行動喚起をうながすコールトゥアクションなどを表示することができます。 カルーセル広告の主な活用シーンを6つご紹介しましょう。①商品の特徴を強調させる
Facebook のカルーセル広告は単一製品であっても、複数の画像に分けて詳細に表示することで、ユーザーの興味を駆り立てることができます。
②商品の使い方を紹介する
連続性のある画像や動画を使用して、1つのストーリーを描写することで効果的な使い方を共有します。
③製品カタログとして使用する
カタログのように複数の商品を紹介し、クリックスルー率を増やします。
④サービスを説明する
商品ではなくサービスを販売している場合、そのサービスがユーザーにどのように役に立つのかを説明することで、認知をうながし、サービスの利用者増加につなげます。
⑤利点をアピール
プロジェクトを立ち上げている団体など、さまざまな活動内容を紹介することで認知をうながし、プロジェクトの参加者をつのります。
2.画像に関するサイズ・テキスト
カルーセル広告に表示する画像とテキストについては、以下のガイドラインを参照してください。 ・テキスト:90文字以内 ・見出し:40文字以内 ・リンクの説明:20文字以内 ・推奨画像サイズ: 600×600ピクセル ・画像アスペクト比: 1:13.動画に関するサイズ・テキスト
カルーセル広告の動画種類には、通常の動画と複数の静止画像から作成するスライドショーがあります。作成するさいには以下のガイドラインを参考にして下さい。■動画
・テキスト:90文字以内 ・見出し:40文字以内 ・リンクの説明:20文字以内 ・フォーマット:.mp4コンテナ(moovアトムが先頭に配置され、編集リストなしであることが望ましい) ・アスペクト比: 1:1(推奨) ・動画:H.264圧縮方式、ハイプロファイル推奨、正方画素、固定フレームノート、プログレッシブスキャン ・フレームレート:最大30fps ・オーディオ:ステレオAACオーディオ圧縮、128kbps以上を推奨 ・ファイルサイズ:最大1.75GB ・ビットレート:ファイルサイズが1GB以内で、2パスエンコードを使用している限り、ビットレートに上限はありません。そうでない場合、1080pなら8Mbps、720pなら4Mbpsとなります。 ・再生時間:45分以内 ・サムネイルの画像サイズ:対象動画とアスペクト比が同じである必要があります。■スライドショー
・ニュースフィードの画像サイズ:1,280×720ピクセル ・ニュースフィードの画像アスペクト比: 16:9(最大4:3) ・テキスト:90文字以内(小さい画面では長めの文章は省略される場合があります) ・画像の一部が欠けないよう、サイズとアスペクト比が同じ画像を使用 カルーセル広告は一体感が重要です。撮影時期を同じにしたり、配色などが似ている画像や動画を使用することで、より効果的な広告になります。 画像や動画(サムネイル画像、スライドショー含む)に含まれるテキストは20%未満が必須。それ以上は広告掲載できないというルールになっていますので、Facebookのグリッドツールを使用して確認し、確実に承認されるようにしてください。4.カルーセルカードの順番
カルーセル広告では、各画像や動画を表示する順番も重要です。最初に設定したカルーセルカードの順番を変えるには、いったん全てのカルーセルカードを削除し、正しい順番で作成しなおす必要があります。 より効果的な広告結果を出すためには、カルーセルカードを自動的に並べ替えて最適化する機能を利用するのもおすすめです。 広告を作成するときに「一番パフォーマンスが高い画像を自動的に最初に表示」にチェックをつけると、まずは各カルーセルカードの反応をみるために、カードの順番を変更しつつある程度の配信がされます。そして配信していくうちに成果が出ているカードを優先的に最初に表示していく仕組みとなっています。5.Instagramのカルーセル広告
FacebookではInstagramで作成したカルーセル広告を表示することも可能です。Facebookで作成するカルーセル広告との主な違いは4つ。 1.Facebookは画像と動画、Instagramは画像のみの広告 2.推奨する画像サイズについて、Facebookは600×600ピクセル、Instagramは1080×1080ピクセル 3.文字数について、Facebookは90文字以内、Instagramは125文字以内 4.コメントについて、Facebookはカルーセルカードごとにコメントを設定できますが、Instagramは2枚目以降の画像はリンク設定のみ可能。 となっています。
6.4つの効果事例
■フリル
スマートフォン向けのフリマアプリ「フリル」を運営するFablicは、カルーセル広告を実施することで新規顧客の獲得と、広告の費用対効果を高めることに成功しました。
■BASE
ショッピングアプリの展開を始めたBASEは、プロモーションのためにターゲットを絞ったカルーセル広告を実施。1ヶ月でCPIが大きく改善されました。
■Hotdeal
ベトナムの情報サイトHotdealは、Facebookのカルーセル広告を利用したことで、半年で60%の売上増につながりました。
■Wayfair
アメリカで家具・インテリア用品を販売するWayfairは、カルーセル広告を利用することにより、通常のリンク広告よりも88%高いクリックスルー率を実現しました。