官公庁のSNS活用事例6選【X(Twitter)】

2023/12/26


昨今、多くの企業がX(Twitter)の公式アカウントで情報発信をして、広報活動やブランディングに活用しています。それと同様に、官公庁の公式アカウントでも効果的にさまざまな情報が発信しているケースが見られます。


本記事ではX(Twitter)を使って情報発信をしていきたい、もっと効果的に活用したいと考えている方向けに、どのような投稿がどのような効果があるのかを、具体的な官公庁の投稿例を見ながら解説します。


政府関連のアカウントという公的な立場を保ちつつ、X(Twitter)ならではの独特のノリやミームにどう接していけばいいのかなど、お悩みの方はぜひご一読ください。


    ■目次


  1. 消費者庁

  2. 農林水産省

  3. 政府広報オンライン

  4. デジタル庁

  5. 気象庁

  6. 海上保安庁

  7. まとめ


 


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1. 消費者庁



@caa_shohishacho


消費者庁の公式アカウントです。フォロワー数は約307,000人で、ほとんど毎日投稿しています。季節に合わせた国民への注意喚起や、消費者庁に報告されているトラブル事例などの投稿を行っています。また、「消費者庁食品ロス削減【公式】」や「消費者庁 子どもを事故から守る!」などの関連アカウントのリポストも行い、多くの情報を拡散していることも特徴です。


投稿のポイント




https://twitter.com/caa_shohishacho/status/1696072204562452743


こちらの投稿では、季節柄起こりやすい食中毒への注意喚起を行っています。わかりやすいイラストで表示されていて、幅広い年代に食中毒の対策を一目で周知できる工夫がされています。その他にも、秋は毒キノコへの注意喚起や、冬には石油ストーブの取り扱いについての投稿を行ったり、X(Twitter)に多く見られる投稿スタイルの「〇〇の日」に関連した注意喚起の投稿を行ったりしています。


2. 農林水産省



@MAFF_JAPAN


農林水産省の公式アカウントです。フォロワー数は約198,000人で、ほとんど毎日投稿しています。食に関するさまざまな情報を発信していて、注意喚起や有益な情報の周知だけではなく、旬の食材を使ったおいしそうな料理の写真をたくさん掲載したり、気軽に作れるレシピの紹介や食材に関するクイズを投稿したり、国家行政機関であっても親しみを感じさせる工夫が見られるアカウントです。


投稿のポイント




https://twitter.com/MAFF_JAPAN/status/1720947784894001616


旬の食材のりんごを使ったレシピの紹介投稿が人気になっています。手軽にできて、りんごの芯まで無駄なく使えるので、食品ロス削減の意識が高まる昨今の状況にも、受け入れられる投稿と言えるでしょう。見た目のかわいらしさのインパクトもあり、「おいしそう」「りんご買いに行きます」などのコメントが寄せられ、ユーザーとの距離が近づく効果が期待できます。


3. 政府広報オンライン



@gov_online


政府広報の公式アカウントです。フォロワー数は約230,000人で、ほとんど毎日3~4回投稿しています。政府の施策や新しい情報、日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。図やイラストでの解説が多く、わかりやすく伝えることに注力しています。他の官公庁アカウントの投稿のリポストが多く見られることも特徴です。


投稿のポイント




https://twitter.com/gov_online/status/1714831232679219479


美容医療サービスでのトラブルに対する注意喚起の投稿です。20代、30代の女性が親しみやすいような色合いやイラスト入りの図で、サービスを受ける前に確認したいポイントの説明をしています。同じ図に、トラブルに遭ったときの相談先も表示されていて、相談するよう促しているところが、ユーザーに安心感を与えています。


4. デジタル庁



@digital_jpn


デジタル庁の公式アカウントです。フォロワー数は約95,000人で、ほとんど毎日3~4回投稿しています。政策やサービスの最新情報の発信や、大臣の会見などの広報を行っています。一般のユーザーには難しいと感じる情報も多いですが、マイナンバーカード関連や、一般のユーザーが参加できるワークショップやコンペなどの募集の情報などが、高いエンゲージメントを得ているようです。


投稿のポイント




https://twitter.com/digital_jpn/status/1695028248256659642


マイナ保険証の使い方を、2分程度の短い動画で紹介している投稿が反響を呼んでいます。「丁寧でわかりやすかった」「X(Twitter)で見られるのはありがたい」などのコメントが寄せられ、オーディエンスのニーズに合った投稿であることがうかがえます。国民のニーズをとらえ、それをわかりやすく説明することで、省庁の信頼を高める効果があります。


5. 気象庁



@JMA_kishou


気象庁の公式アカウントです。フォロワー数は約569,000人で、ほとんど毎日投稿しています。気象に関する報道や防災のための注意喚起、イベント情報などを発信しています。台風の接近や特別警報などが発令されたときは、記者会見の配信リンクが投稿され、多くのユーザーからリポストされています。いのちと暮らしを守る情報が多くを占めるため、全体的にどの投稿に対してもエンゲージメントが高い傾向にあります。


投稿のポイント




https://twitter.com/JMA_kishou/status/1718913248391786970


気象庁から4年振り6人目となる南極地域観測隊越冬隊長を派遣のニュースが、応援の声やリポストなど多くの反応を得ています。普段は気象情報や注意喚起の投稿が多い中、あまり知られていない活動内容を発信することで、「知らなかった!おもしろい!」というユーザーの興味を惹き、このような投稿をきっかけに省庁の活動を広く知らせる効果があります。


6. 海上保安庁



@JCG_koho


海上保安庁の公式アカウントです。フォロワー数は約216,000人で、ほとんど毎日投稿していて、5回以上投稿している日もあります。投稿内容は海に関する新着情報やイベント情報、潜水士の訓練の様子など、幅広い情報を発信しています。他の省庁の投稿と比べると、親しみを感じる雰囲気のテキストや写真が多く見られます。


投稿のポイント




https://twitter.com/JCG_koho/status/1716649210366312713


船舶のロープや甲板に釣り針が残っていることで乗組員のケガにつながる恐れがあることを紹介し、釣り人のマナー向上を促している投稿に、多くのリポストや共感のコメントが寄せられ、反響を呼んでいます。船舶や海洋に関わりのないユーザーからは身近に感じられにくい省庁ですが、釣りを趣味とするユーザーがこの投稿をきっかけにフォローしたり、リポストで拡散したりすることで、省庁の活動内容の認知につながります。このように、さまざまな切り口の投稿をすることで、新たなユーザー層へのリーチが期待できます。


7. まとめ


官公庁のX(Twitter)活用事例を紹介しました。幅広い層のユーザーにわかりやすく情報を届け、親近感や信頼感を生む投稿が、X(Twitter)で拡散されるポイントのようです。その結果、フォロワーが増え、多くのユーザーに各省庁の活動や取り組みをより深く理解してもらえることでしょう。


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