アカウントを伸ばすハッシュタグの使い方、選び方

2023/04/17


この記事ではSNSでのハッシュタグの基礎知識を得られるほか、どうやってハッシュタグを見つけたらいいか、どんなハッシュタグか適切かも解説しています。さらには、オリジナルタグの作り方と、実際に使うべきハッシュタグの個数を媒体ごとに提示しているので、SNS運用初心者にはうれしい実用的な情報が満載です。


この記事のテーマ


媒体に合わせたハッシュタグの活用方法


記事を読んでわかること



  • 投稿に付与するハッシュタグの選定方法

  • オリジナルハッシュタグの作り方

  • ハッシュタグの適切な使用個数


 



  1. ■目次

  2. ハッシュタグ使いのマスターになろう

  3. ハッシュタグの選定方法の基礎

  4. オリジナルのハッシュタグを作ろう

  5. ハッシュタグの個数について

  6. まとめ


  7. ハッシュタグ使いのマスターになろう


    ハッシュタグとは


    ハッシュタグとは、投稿内でキーワードの頭に「#(ハッシュ記号)」をつけることで、検索やラベリングが可能なタグが生成される機能のこと。いまやハッシュタグはTwitter、InstagramやFacebookなど、ほとんどのSNSで利用できるようになりました。


    ここでは、SNSと切り離せない存在となったこの「ハッシュタグ」の活用方法を学び、アカウント運用に活かしましょう。


    ハッシュタグの使われ方


    ハッシュタグは、検索のしにくさなどのSNSの不便な点を補うものとして、ほとんどのSNS媒体で機能が搭載されています。投稿の検索性を高める以外にも、「コミュニティ形成」「情報収集の効率化」「リーチの拡大」「視認性の向上」など、さまざまな用途で利用されています。


    また、SNS媒体ごとにハッシュタグの普及度も変わるため、どのようにハッシュタグが使われているのかリサーチするようにしましょう。



    ハッシュタグの選定方法の基礎


    投稿に添えるハッシュタグは、以下のような観点で選定します。



    • 投稿内容との関連度が高いか

    • 時節やトレンドに沿っているか

    • 届けたいユーザーがよく使う、なじみがあるか

    • 投稿がユーザーに届きやすいか


    投稿の内容と関連のないハッシュタグはユーザーにとってノイズになります。また、投稿の評価も下がりやすくなるので避けましょう。


    トレンドに合ったハッシュタグのリサーチ方法


    ではどのようにハッシュタグを見つけたらよいのでしょうか。


    Twitterのモーメントカレンダーは、四季にあった話題から、世界的な盛り上がりが予想されるイベントまで幅広く網羅しており、ハッシュタグのリサーチに活用しやすいです。


    参考:Twitterモーメントカレンダー


    SNSにおける話題は常に移りゆくものなので、直近のトレンドハッシュタグを調べることも重要です。


    TwitterやTikTokではトレンドが表示される欄があるので、その欄から今話題になっているトピックスをリサーチできます。その他では、その年最も使われたハッシュタグの集計データも参考になります。


    参考:TwitterJapan 2021年に国内でもっともリツイートがあったツイート


    参考:2021年のTikTokトレンド総まとめ!『TikTok流行語大賞2021』ノミネート30選を発表!


    特定のユーザーに届けるハッシュタグのリサーチ方法


    特定のユーザー層に届けたい場合は、ユーザーのペルソナに該当するユーザー複数人が、どのようなハッシュタグを使っているか観察するといいでしょう。


    例えば英語学習者をターゲットにする場合、「#今日の積み上げ」といったハッシュタグが学習者コミュニティで使われている、と知ることができます。


    リーチしやすいハッシュタグを選ぼう


    使うハッシュタグが決まったあとは、ハッシュタグがリーチしやすいか調べる必要があります。


    その際に見るべき視点は、①投稿数がある一定数あるか、②その他の投稿に勝てるか、の2点です。




 



  1. ①検索に引っかかるために、一定以上の投稿数があるハッシュタグでなくてはいけません。使いたいハッシュタグを検索すると、検索結果数に表示されます。


 



  1. ②人気すぎるハッシュタグの場合、検索フィードの上位に表示されにくくなります。上位に表示されている投稿よりも有益な投稿なのか、勝ち目はあるのか、などを確認しましょう。

    オリジナルのハッシュタグを作ろう


    オリジナルのハッシュタグは、独自コミュニティーを作る際に有効な手段です。それ以外では、SNSキャンペーンなどでも用いられます。


    押さえておきたいポイント


    オリジナルのハッシュタグを考える場合は、①覚えやすいか、②打ちやすいか、の2点を考慮します。


    長すぎるハッシュタグや打ちにくい英字などは避けるのが良いでしょう。


    オリジナルハッシュタグの利用者を増やそう


    オリジナルのハッシュタグの利用者を増やすためには、数多くのハッシュタグを考え出し、まずは市場に出してみましょう。そして利用者のついたハッシュタグを見逃さないようにして、重ねて使っていくと、ハッシュタグの利用者が伸びやすくなります。


    また、既に使われているハッシュタグも一緒につけると、既存ハッシュタグ経由でオリジナルハッシュタグの認知を広げることができます。


    ハッシュタグの個数について


    媒体ごとのハッシュタグ個数の規定


    投稿につけられるハッシュタグの数は、媒体によって異なります。



     


    おすすめのハッシュタグ個数


    ハッシュタグは多くつければつけるほどリーチしやすいと思われがちですが、数個に収めるのが推奨されています。欲張りすぎずに、適度にハッシュタグをつけるようにしましょう。



    まとめ



    • ハッシュタグは「投稿の検索性の向上」「コミュニティ形成」「情報収集の効率化」「リーチの拡大」「視認性の向上」などに活用できる

    • やみくもに使うのではなく、トレンドを押さえつつ、ターゲット層にリーチしやすいハッシュタグを選ぶ

    • ハッシュタグの使用個数は、媒体ごとのマナーに合わせる


     


    次の講座にすすむ▶︎


    https://gaiax-socialmedialab.jp/lab/post-138261/





  1. この講座を監修した人


    吉田朋子


    ソーシャルメディアマーケティング事業部 マネージャー。大手クライアントへSNSを中心としたマーケティング、コンテンツやキャンペーン企画、運用支援、勉強会講師、ガイドライン制作と幅広く担当。


    この講座の総合監修・執筆者


    平井 みのり


    ガイアックスソーシャルメディアマーケティング事業部コンサルタント。 大学在学中より広告代理店にてキャリアをスタート。 主に、ウェブマーケティング事業に従事。ガイアックスでは大手企業や官公庁を中心にソーシャルメディアマーケティング、PR、ブランディング、キャンペーン施策に関わる。Z世代向けの施策提案や英語での支援も可能。