容量は従来の約1/100! 軽量版アプリ「Facebook Lite」がアジア圏内でインストール可能に
2015/06/05
Facebookは米国時間の6月4日に、軽量版アプリ「Facebook Lite」の世界的なローンチを発表しました。
今回の記事では、近々日本でも利用可能になることが予想されるFacebook Liteの概要を解説してまいります。
■Facebook Liteとは?
Facebook Liteはスマートフォン向けのFacebookアプリで、通常のFacebookアプリよりもアプリ容量が非常に小さく、動作が軽いことが特徴です。
アプリ全体の容量は1MBとなっており、ソーシャルメディアデータベースが保有する携帯端末にインストールされている通常のFacebookアプリが119MBのため、Facebook Liteは通常の約1%以下の容量になっています。
Facebook Liteは、容量が少ないながらもニュースフィードや投稿・写真・通知などの基本的な機能が備わっており、画像をダウンロードする際には少し画質を落とすことで、動作の速さを実現するようです。
また、ネットワーク回線が遅い地域でも読み込みが遅くならないように設計されています。今年の1月に一部提供開始されていた時点では、2G回線を使用することで動作をスムーズにしていました。
■Facebook Liteの狙い
Facebook Liteのメインターゲットは、アジアやアフリカ諸国のユーザーとなっています。
それらの地域では、パソコンよりもモバイルのほうが普及しており、使用しているモバイル端末がそこまで高品質ではなく、さらにネットの接続回線も日本ほど早くはないため、通常のFacebookアプリが快適に動作しないことも多々あったようです。
そこで今回の軽量版をリリースすることで、それら地域のユーザーにも快適にFacebookを使ってもらい、ユーザー数や売り上げの更なる増加を狙っていく、というFacebookの思惑が読み取れます。
■最後に
今年の1月時点では、バングラディシュやベトナムなどを含む8か国でのみ利用可能でしたが、今後はアジア全域にリリースをし、さらにその後中南米・アフリカ・ヨーロッパの一部の地域へと拡大していきます。
まずはAndroid版がリリースされ、iOS版のリリースは未定となっています。
日本でもいずれ利用可能になりそうなため、例えばFacebookの最低限の機能だけをサクサク使いたい場合は、通常アプリではなくFacebook Liteを使う、といった形で使い分けできるかもしれません。
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部