Facebookにおいて、ユーザーとのエンゲージメントを高め、ファン化させる際に有効な方法としてあるのが「シェア」です。しかし、ユーザーのシェアが思うように得られずに頭を抱えているFacebook運用担当者も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、ファン数が約5000人以下のページで一つの投稿に対して「シェア率」が高いFacebookページを厳選して4つご紹介します。
※シェア数は2015年5月1日〜6月25日の投稿の平均です。
■SPECTATOR(スペクテイター)
・ファン数5100人 ・平均シェア10件
年に3回刊行される雑誌「SPECTATOR」のFacebookページです。投稿の頻度は少なく、3ヶ月間投稿がないこともありますが、雑誌の完成をお知らせする投稿には非常に多くのシェアがされます。
投稿では、余計な投稿を省いてファンが求める情報をシンプル且つフレンドリーに発信することで、ユーザーの興味を引き、多くのいいねやシェアを集める事に成功しています。
■ソニー生命保険株式会社
・ファン数3872人 ・平均シェア24件
ソニー生命保険会社が運営するFacebookです。保険に直接関係する投稿は基本的にされておらず、インタビューコンテンツや新CMの告知、地域貢献などの投稿が多くシェアされています。
タレントを起用したCMの告知は、やはりシェア率が高くなっていますが、学生に対して今後の将来設計を指し示すことを目的に高校で行われた「ライフプラン授業」実施の様子など、社会的意義のある投稿は多くシェアされています。
■市川市役所
・ファン数5161人 平均シェア13.41件
千葉県市川市の市役所が運営するFacebookページは、地域のイベントや広報誌の告知が投稿のメインとなっています。定期的に発信される「市川」に関する歴史や豆知識の投稿は多くシェアされています。
また、基本的には告知が主体の投稿ですが、告知を流すだけでなく必ず関連した豆知識や情報を記載してファンを飽きさせない工夫がされています。
■松屋フーズ
・ファン数5374人 ・平均シェア11件
全国に約1000店舗を展開する飲食チェーン「松屋」のFacebookページです。投稿はすべて新製品の紹介に統一してあります。
その投稿では、商品の写真と特徴を一言添えただけのシンプルなものになっており、いろいろな情報を詰め込まずに「新商品の紹介」に焦点を絞ってページに統一感を持たせることで一定したシェアを獲得しています。
■まとめ
今回ご紹介した4つのページに共通する特徴としては、「シンプル」であることです。
毎日多くの情報が流れているFacebookユーザーのタイムラインの中では、いかにシンプルで有益な情報を投稿するかが重要になってきます。
ただ情報を発信するだけでなく、毎回の投稿でファンが思わずシェアしたくなるようなインパクトのある且つシンプルに情報を盛り込みシェア率を高めていきましょう。