Facebookが顔認識利用のプライベート写真共有アルバム「Moments」公開
2015/07/09
2015年6月15日、米Facebookは、顔認識機能で友達と簡単に写真を共有できる独立アプリ「Moments」をiOSおよびAndroid向けに公開しました。
現状、米国のそれぞれのアプリストアから無料でダウンロードできるようになっており、日本を含む他の地域にも今後対応していく見込みです。
■Facebook Momentsとは
しかし、このMomentsを使えば、アプリをインストールしている友達同士で簡単に1つのアルバムに写真を一元化し、Facebookのニュースフィードに友達限定でアルバムを公開するよりもプライベート且つまとめて閲覧することができます。
ただし、Moments内の写真は、共有されたユーザーであれば誰でも自身のニュースフィード上に公開できます。
Facebook Momentsの仕組みは、端末内に保存している写真を、「撮影した時間」と「顔認識技術」でグループ分けをします。
ユーザーはそこでグループ化されたアルバムを、Momentsアプリ経由で写真に写っている友達に共有することができ、複数人が共有した写真はアルバムとして保存され、その中で自分や特定の友達が写っている写真を検索することが可能となります。
もちろん、他の友達が共有してくれた自分の写っている写真を、自分の端末に保存することも可能です。
■Googleフォトとの違い
ただし、ユーザーがFacebookの設定で顔認識によるタグ付けの提案機能をオフにしている場合は、友達はMomentsでもそのユーザーをタグ付けはできません。
タグ付けの提案機能をオフにするには、アカウントの[設定]→[タイムラインとタグ付け]→[他の人によって追加されたタグやタグの提案の管理]→[自分だと思われる写真がアップロードされたときにタグ付けの提案が表示されるユーザー]を[非公開]に設定すればオフにできます。
■最後に
これまでは、同じイベントに参加した人が撮った写真は、それぞれのユーザーのFacebookアカウントに投稿されるものを探して見なければならなかったため、非常に面倒であり、見落としているものも多かったのではないでしょうか。
そんな問題をさっぱり解消してくれるのが、この「Moments」で、友達の誰かが「Moments」経由で自分と写真を投稿すると、端末にプッシュ通知が来るようになっています。
また、「Moments」をインストールしていない場合は、投稿した友達からのメッセンジャーのメッセージとして、写真のプレビューとMomentsアプリのダウンロードページへのリンクを受信する仕組みとなっており、このようなフローを設けることで、アプリダウンロード数が一気に増加し、普及が進むのではないでしょうか。
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部