Facebookが動画をフローティングウィンドウで表示できる機能をテスト
2015/07/29
Facebook社が、タイムライン上の動画をフローティングウィンドウで視聴出来る機能をテストしていることがわかりました。
■そもそもフローティングウィンドウとは何か
「フローティングウィンドウ」とは、Webページ本文に重ねて表示し、ドラッグ&ドロップ操作で移動できるウィンドウのことをいいます(※参考記事を参照ください)。
フローティングウィンドウは、ブラウザの画面内に別窓のウィンドウを表示するだけですので、ブラウザやウイルス対策ソフトのポップアップブロック機能に規制されることもありません。
フローティングウィンドウのメリットとしては、追加表示させたい情報を、もとのWebページのレイアウトを崩さずに表示できるということがあります。
今回、このフローティングウィンドウを使った動画表示のテストをFacebookが始めましたが、本機能は全てのユーザーにまだ適用されていません。
タイムラインの動画を再生すると画面下部のコントロールバーに、新たなボタンが表示されるようになっており、これをクリックすることでユーザーは、動画をフローティングウィンドウ化することができます。
フローティングウィンドウ化した後は、ドラッグ&ドロップで動画の位置を自由に動かしたり、動画を端で再生しながらタイムラインを閲覧するといったことも可能となっています。
この機能が、テストなのか正式に実装されたのかは不明で、Facebookからの正式なアナウンスはまだ出ていません。
■最後に
この新機能が正式にリリースされると、なんとなくタイムライン上に表示された、気になる動画を横目で眺めつつ、タイムライン上に表示される他の情報を眺めたいというマルチタスクな人には喜ばしい機能になります。
最近のFacebookは、一部動画クリエイターに対して動画広告収益の還元や表示時間を加味したアルゴリズムの変更、そして動画の自動再生における課金基準を変更するなど、動画のプラットフォーム化を強く意識しているように感じます。
まだ、動画といえばYouTubeという印象が強いかもしれませんが、Facebookはユーザーの膨大なデータを蓄積しており、より綿密なターゲティングが可能な同媒体が、今後動画市場においてYouTubeを上回る存在となるのも時間の問題かもれません。
参考記事:
http://thenextweb.com/facebook/2015/07/07/watch-out-youtube/
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部