映像配信サービス「LINE LIVE CAST」、イベント連動型コンテンツを拡大

2015/08/28

LINEは、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」で展開する映像配信サービス「LINE LIVE CAST」において、ファッションショーや音楽ライブなど大型イベントと連動した番組の配信を拡大することを発表しました。


今回はそもそも「LINE LIVE CAST」とはどんなサービスなのか、また今後どんなことが行われるのかについて触れていきます。


■LINE LIVE CASTとは


LINE LIVE CASTは、タレントやアーティストなどの著名人や企業の公式アカウントなど、同社が運営する公式アカウントを通じて、当該アカウントを友だち追加しているユーザーに対してリアルタイムで映像を配信することができるサービスです。


ユーザーは、公式アカウントを通じてプッシュで番組開始の通知を受け、移動中や外出中などユーザーの居場所を問わず、ライブ映像をLINEアプリ上にて無料で視聴できます。


また、番組配信中にメッセージや画像・スタンプをユーザーから受信したりアンケートを実施できる等、双方向型のコミュニケーションができ、著名人や企業がユーザーとの関係性を構築できる新たなコミュニケーションチャネルとして活用され始めています。


そんなLINE LIVE CAST が2015年2月からイベントと連動したコンテンツを徐々に拡大しています。


2月と6月には「BURBERRY」がロンドンで開催したランウェイショーをリアルタイムで配信しました。


日本でも、ファッションイベント「第20回 東京ガールズコレクション 2015 S/S」でライブ中継を実施し、出演モデルが着用したアイテムの販売情報を、公式アカウントを通じて送るなど、ユーザーが参加できる場を提供しました。


このほか、8月に「サントリー ドリームマッチ 2015 in 東京ドーム」では400万人以上、「LINE MUSIC」では、有名アーティストをゲストに招いた番組で約50万人以上の視聴者数を記録しており、ファッションショー・音楽ライブをはじめ、スポーツイベントなど従来の放送メディアにおける一方通行型の映像配信に拠らない新たな視聴スタイルを提供しています。2015年8月時点で累計視聴者数(*1)が2,000万人を突破しました。


*1:公式アカウントにて配信された動画を視聴したユニーク視聴者数。


今後も様々な企業やイベント・著名人とコラボレーションを行い、LINE LIVE CAST独占での映像配信や双方向型の取り組みを積極的に実施し、そのサービス価値を高めていくようです。


■最後に


双方向コミュニケーションの重要性については、これまでもいろいろな形で問われてきたと思います。


双方向ミュニケーションが可能となることで、ユーザーがより一体感を持ってイベントに参加できたり、ユーザーは最も熱が高まっている時に、リアルタイムでレスポンスやアクションを起こすことができ、ユーザーにとっても配信者にとっても良い効果をもたらすのは容易に想像ができます。


これまで、テレビ番組やイベントは、自分から情報を取りに行かなければ(決まった時間にテレビをつけたり、番組を探したり、日程を確認したりなど)、その情報に接触することが出来なかったと思います。


しかし、「LINE LIVE CAST」を使えば、公式アカウントを通じてプッシュで番組開始が通知されるので見逃しが少なく、移動中や外出中などユーザーの居場所を問わず視聴ができ、しかも、LINEアプリ上で無料視聴ができます。


そうなると、先述の通り、これまで以上に、ユーザーと深く密接な関係を築くことが出来るのではないでしょうか。


この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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