Twitter、2015年11月20日までにWebページの拡散数の表示を停止へ

2015/10/13

Twitter社は技術者や管理者向けの公式アカウント(TwitterDev)で、WebページのTwitterでのシェア・いいね数をカウントする機能を変更することを発表しました。


これにより、従来の機能を使用しているWebページからは、Twitterボタン横の吹き出しに表示されていたWebページのシェア数の表示がなくなります。


また今回の変更は2015年の11月20日までに完了予定とも発表されました。


■Tweetカウントツールの変更


従来、数字をカウントする際に使用されていたJSON API「count.json」は非公式ツールでしたが、今度の変更でTwitterの提供するAPIへ移行します。


今後は、Twitter社が公式で有料提供するAPIか、GNIP社が有料提供するWeb APIのどちらかを選択することになります。


GNIP社は、Twitterと提携しているデータ提供会社であり、Twitterの9年分のツイートを保持しているため、より正確なデータを得ることができます。


ただし、公式のAPIを用いたWebページへの詳しい組み込み方法などは発表されていません。


加えて、Twitterのツイートボタンのリニューアルも公開しました。現在使用されているツイート/フォローボタンは2011年に登場したデザインですが、今回、ダークブルーベースに白文字のハイコントラストなボタンに変更されます。


■最後に


今回の変更により、記事のシェア数をcount.jsonを使用してカウントしていたメディアなどでは、シェア数が表示されなくなります。また、カウント数をもとにランキングを生成していた場合は、それが利用できなくなります。


その影響は広範囲に及ぶ可能性があり、今後Twitter社もなんらかの施策を打つことが予測されますので、急ぎの仕様変更はせず、しばらくは今後の動きを見るほうがよいのではないでしょうか。


ソーシャルDBでは今後とも事態の経過を追い続けていきます。重要な変更や発表があった場合はこちらでお知らせいたします。


参考URL:


https://twittercommunity.com/t/a-new-design-for-tweet-and-follow-buttons/52791


この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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