Facebookの「偽いいね!」アカウントが削除に。非アクティブアカウントの削除で交流の正常化を図る目的か

2015/05/07

ここ数日の間に、Facebookページのトップに以下の画面が表示され、疑問に思った方もいるかもしれません。


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画面上の「詳しくはこちら」をクリックすると、Facebook for businessのウェブサイトにアップされた『Facebookページ: アクティビティの真正さを保つ』というタイトルの記事を読むことができます。


そこに書かれていることは、Facebookとは無関係の外部業者が主に金銭目的で架空アカウントを販売したり、いいね!の水増しを行なっていることがあり、そういった無価値ないいね!を『偽いいね!』としてFacebookでは扱い、その架空アカウントやいいね!を削除していくということです。


今回の施策に対して、ルールに則ってFacebookページを運用されている担当者が何かしなければならない必要はありませんが、ソーシャルDBではこの試みについて、どう考えていけばいいかまとめてみました。


■「偽いいね!」とは


Facebookと直接関係のない外部業者が、『いいね!10,000個で○○円』などの形で架空アカウントによる「いいね!」を販売していることがあります。Facebookではこのような金銭目的や、関心のない人を騙して集めた「いいね!」のことを「偽いいね!」と呼んでいます。


Facebookではファン獲得ツールを有償/無償で提供していますが、こちらは本当に関心を持っている人から「いいね!」を得るためのものであり、「偽いいね!」とは関係ありません。


■「偽いいね!」は何が目的?


「偽いいね!」には、大別して4つの種類があると考えられます。



1.クリックファーム


Facebookアカウントを持っている人に代行業者などが声をかけ、金銭を介することで指定したページに「いいね!」をしてもらうこと。


2.架空アカウント


「いいね!」を行なうためだけにつくった架空のアカウント。


3.自己暴露アカウント


自分のFacebookページに、「いいね!」数を稼ぐ目的でマルウェアを仕込んだり、アカウントへのアクセス権明け渡したりすること。


4.暴露アカウント


不特定多数のFacebookアカウントをマルウェアに感染させ、そのアカウントから勝手に特定のページに「いいね!」させること。



このような詐欺行為は、基本的に金銭目的によるものです。たくさんの「いいね!」を買ったところでメリットはありません。


■Facebookが「偽いいね!」を問題視する理由


Facebookを利用する個人や企業が求めているのは、本物の「つながり」と「交流」です。数字上で「いいね!」がいくら増えようが、実際のビジネスには全く意味がありません


人為的につくられた「いいね!」は、利用者や広告主、Facebook自体にも有害な存在でしかありません。


Facebookがそういった存在を容認していないため、本物のつながりと交流を保つために対策チームを設け、実態のないアクティビティの発見と停止を進めています。


■「偽いいね!」を増やしたところで、困るのは自分


「偽いいね!」を買い、見た目の「いいね!」数が増えれば人気のページと認識してもらえるかもしれない……そう考えるユーザーがいるかもしれません。


しかし「いいね!」数を母数に計算するエンゲージメント率は、アクティブなユーザーによる「いいね!」が増えることでのみ真価が発揮されるものです。


決して動かないアカウントをたくさん抱えたところで、エンゲージメント率は上がることはなく、どれだけ熱心なファンがいるのかわからなくなってしまいます。


不正は結局自分に返ってくるもので、「偽いいね!」に頼ることはFacebookに関わる誰一人得をしない行為だと認識したほうがいいでしょう。


■まとめ


Facebookが「いいね!」詐欺に対して本格的に動き出していることがわかるかと思います。


去る3月12日には「利用解除された非アクティブなアカウント」と「亡くなった方のアカウント」がFacebookから順々に削除され、ページによっては「いいね!数」が大きく目減りし話題となりました。


よりアクティビティの真正さを保つため、Facebookは今後も非アクティブなアカウント削除を進めていくのではと考えられます。


こうした動きにより、よりFacebookページがより正常に機能していくのではないでしょうか。


この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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