ソーシャルリクルーティングは古くない!今から始める採用のSNS活用
2016/05/10

- ■目次
- ソーシャルリクルーティングとは?
- なぜソーシャルリクルーティングが必要なのか?
- ソーシャルリクルーティング≠採用活動専用のアカウントを作ること
- Facebook・Twitterを使ったソーシャルリクルーティングの事例
- まとめ
1.ソーシャルリクルーティングとは?

2.なぜソーシャルリクルーティングが必要なのか?
SNSが普及する以前は、就職活動において応募者が企業調査をする方法は、「コーポレートサイトやプレスリリースのような情報を見る」「採用セミナーに参加する」「その企業で働くOB・OGに会って話を聞く」「インターネットで評判を調べる」しかありませんでした。 最後の「インターネットで評判を調べる」以外は、企業発信の企業がコントロールできるものであると、お気付きになりましたか?つまり、応募者が企業の本性を知る術は、信ぴょう性の定かではないインターネットの情報を手掛かりにする以外になかったのです。 けれどもSNSのコミュニケーションは、一方通行ではなく、双方向。100%コントロールが効くわけではありません。そこには応募を考えている人だけがいるわけでもありませんから、どんなに良い顔をしようとしても、実態と伴っていなければ、すぐに化けの皮を剥がされてしまいます。 ですから、応募者にとって企業のSNSは、投稿内容や質疑応答の姿勢、「いいね!」の数などを見ることで、企業に対する市場(一般消費者)の評価を客観的に見ることができる貴重な場。それを逆手にとってブランディングに活かすことができれば、これほど強い武器はないでしょう。 昔から就職活動は恋愛に例えられますが、好きな人の名前を検索してみたくなる衝動と同様に、気になる企業の名前をFacebookやTwitterで検索してみたくなる気持ちは、想像に難くないのではないでしょうか。 応募者もコーポレートサイトや就職ポータルサイトで見せる作られた一面だけでなく、SNSで見せる多様な顔を通じて、企業のことをより深く知りたいと思っているのです。 HR総研(HRプロ株式会社)が2016年卒業予定の大学生・大学院生に行ったアンケート結果によると、普段の生活でFacebookを利用しているのは文系の75%、理系の69%、Twitterを利用しているのは文系の71%、理系の58%にも上ると言います。 これだけ多くの人が普段からSNSを使っているのですから、より多くの良い人材を集めたいと思うのであれば、痕跡は残っておらずとも知らぬ間にチェックされているという前提で、採りたい人材に響く情報を常日頃から発信しておくに越したことはありません。その上で、ターゲティングに優れたFacebook広告を活用して効果的にアピールできれば、鬼に金棒です。3.ソーシャルリクルーティング≠採用活動専用のアカウントを作ること
かつてのソーシャルリクルーティングといえば、採用活動専用のアカウントをTwitterやFacebookに投稿し、人事が管理運営を行うというのが定石でした。 中には「以前お試しで1年間、採用活動専用のアカウントを作ってみたけれど、いまいちフォロワーや「いいね!」が増えず、まったく盛り上がらなくて意味が感じられなかった」という方もいらっしゃるのではありませんか? それは当然のことで、「以前はSNSを使っている人が少なかったために、単純に見つけてもらうのが難しかった」という理由がひとつ。もうひとつは、逆に「今のようにSNSを日常的に使う人が増えれば増えるほど、人事が応募者のSNSをチェックしていることが就活生の間で広まり、無防備に振る舞えなくなっているから」です。 もしかすると業界研究のためにフォローしているのかもしれませんが、真相はどうであれライバル企業に「いいね!」やフォローをしている応募者の行動を知って、快く思う人事はいないでしょう。複数の企業を同時並行で受けるのが当然の新卒ならなおのこと、いろんな企業に良い顔をしているのがバレても、何も良いことはありません。 黙っていても多くの人が応募してくる大企業や人気企業であれば、他の応募者よりも一歩でも内定に近づけるよう、SNSでアピールしようと考える人が出てくるため、この限りではありませんが、それはレアケースと思っておいたほうが無難です。 応募者にとって重要なのは、企業がSNSを通じて採用活動をしているかどうかではなく、応募者にとって有益な情報発信をしているかどうかということ。必ずしも採用活動に限定したアカウントである必要はないのです。4.Facebook・Twitterを使ったソーシャルリクルーティングの事例
必ずしも採用活動に限定したアカウントである必要はないとはいえ、BtoC企業であれば顧客向けの商品情報とは別に、採用活動専用のアカウントを持ちたいというケースもあるはずです。このような場合、向いているのはFacebook。長文で多くの情報を伝えられるので、応募者へ伝えたいメッセージを余すことなく表現することができます。■ニトリ

■ライオン

