次に来るSNS機能!Facebookライブ動画と加速するライブ配信でのコミュニケーション
2016/05/30
今回主要SNSの一つであるFacebookも新機能として「ライブ動画」を追加し、携帯端末だけでリアルタイムに人々とつながることができるようになりました。そうしたFacebookの新機能に加えて、類似するサービスも比較しながら、動画アプリを紹介していきます。
- ■目次
- Facebook「ライブ動画」
- Periscope
- Snapchat
- まとめ
・Facebook「ライブ動画」
ライブリアクションやライブマップなど、動画関連の新機能が続々!
「ライブ動画」機能は、リアルタイムで動画配信・再生ができる機能です。配信者はアプリの「近況アップデート」の投稿画面から、新しく追加された「ライブ動画マーク」を押して、公開設定した範囲で動画中継ができます。
配信者はリアルタイムで視聴ユーザーの数や名前を確認でき、コメントにもすぐに返信できます。さらに「ライブリアクション」という5種類の感情ボタン(超いいね!/うけるね/すごいね/悲しいね/ひどいね)を使って、コンテンツの感想を選択可能。それらを押すと画面上にそれぞれのマークが現れるとともに、プロフィール写真がリアクションアイコンの手前に表示されます。
具体的な活用方法として家族限定のライブチャットや、フィットネスグループ内でワークアウトのプログラムの配信、誕生日会に参加できなかった友人にライブ配信などがあり、そばにいられるという感覚を共有できます。
このようにFacebookは、新鮮さとインタラクティブ性を重視していることがわかります。
上記の機能を使い「その瞬間」をユーザー間で共有をすることによって、従来よりも深いコミュニティ形成できるでしょう。
さらに、ライブ動画配信専用の動画フィルターを5種類と、デスクトップ用に世界60か国以上のライブ配信を俯瞰的に確認できる「Facebookライブマップ」機能も提供開始。今後のアップデートでは、配信中に画面上へ落書きができる機能も追加される予定です。
・Periscope
動画配信者とチャットでコミュニケーションも! Twitterに導入された動画サービス
スマホだけで手軽に世界中の人にライブ配信することができ、配信者と視聴者は画面上にてショートメッセージでチャットすることができます。現在は米国内での利用が主流なため、ライブ上のチャットは英語で行われることが多いです。
視聴中配信者とのチャットを楽しむだけでなく、画面をタップした分だけ無制限にハートマークを送ることもできます。それぞれの視聴者のハートの色は異なり多数の視聴者がハートマークを送ると、カラフルなハートで画面が埋め尽くされます。なお、自分のハートの色は固定されず、視聴する動画によって変わります。さらに、配信者からの通知受け取りや配信終了後のコメント表示などがFacebook ライブ動画と同様に可能です。
一方、periscopeでは「Facebookライブマップ」のように、世界中のライブ配信をマップ上で表示する機能を既に導入済みで、数ある動画のなかから、ユーザー好みのコンテンツにアクセスできる仕組みが整っています。
Periscopeは配信の手順や気軽な双方向の会話、再生中のUI設定などFacebookのライブ動画と似ている点が多いです。しかし、当然Facebookのユーザーは世界規模に広がっていたり、ライブ配信が既存のコミュニティ(Facebookグループなど)で共有できたりする点で、より広範囲で深く人とコミュニケーションをとることができるかもしれません。
・Snapchat
消える! 瞬間的なコミュニケーションで、海外の若年層に大人気!
写真・動画共有をメインとした「消える系(エフェメラル系)」の代表的なメッセージアプリです。Facebookとは違いライブ配信ではないですが、写真・動画を通じたコミュニケーションアプリとして、近年米国の中学生、高校生を中心にユーザーを急激に増やしています。
写真や動画とともにメッセージを送ることが可能で、それらは数秒後に自然消滅します。送信者は、撮影が完了したらフィルターで加工したり、文字打ちまたは手書きでメッセージを画面に書き込んだり、絵文字をスタンプのように画面上に張り付けたりできます。そして再生時間を1から10秒まで設定して送信します。受信者はメッセージを開いてからカウントが開始され、再生終了後に自然消滅します。しかし1日に1度だけ「リプレイ」することができ、またスクリーンショットをとれば相手に通知されるという機能も付いています。
普通のメッセージアプリとは違い、メッセージは消えて、蓄積もされないので気軽にコミュニケーションをとることができるという点が若年層に受け入れられているのでしょう。
まさにSnapchatは、写真・動画を使ったコミュニケーションのハードルをさらに下げた新感覚のメッセージアプリといえるでしょう。
ただ送信相手は複数選択できるものの、Facebookのライブ動画よりもリーチは限定されていることがわかります。
Facebookは、若者のDAUが減少していることを公表している一方、Snapchatは消費財市場で重要視されている「若い女性」を中心にユーザーを獲得しています。
若者のFacebook離れとメッセージアプリの盛り上がりが目立つ現在、よりラフに写真・動画を使ったコミュニケーションを取れる「消える系」が、勢いを増してくるかもしれません。
・まとめ
今後ソーシャルにおいて動画やライブ配信でのコミュニケーションが増えてくると、企業広告も静止画から動画にシフトしていくのではないでしょうか。実際に、Instagramではますます動画広告のコンバージョン率が高まってきており、Twitterでは4月10日に新機能「ファーストビュー」を追加しました。これは、ユーザーのその日の最初のログイン時に、動画広告枠がタイムラインのトップに表示されるという機能です。
コンテンツのフォーマットの進化に伴い、広告フォーマットもどんどん進化いくことでしょう。
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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部