【海外事例あり】新しい動画の形、縦型動画とは?
2016/06/15
スマートフォンユーザーの間で注目を集めている「縦型動画」。動画視聴環境が変わり、各SNSでも対応してきています。本記事では、そんな縦桁動画の基本や成功事例をまとめました。
- ■目次
- 縦型動画とは
- 流行している背景
- 縦型動画の事例・企業活用事例
- まとめ
縦型動画とは
現在、スマートフォンで様々な場面やライフスタイルの中で動画見る機会増え動画視聴が世界的に伸びています。その中でも関心が高まっているのが「縦型動画」です。今まではYouTubeなど動画を見る時には画面を横にして動画を視聴するのが一般的でしたが、「Snapchat」を筆頭に動画を縦で見れるように最適化された縦型動画がいま世界中に飛び火しています。
流行している背景
縦型動画が流行している理由の一つに、ユーザーの動画視聴環境の変化が挙げられます。スマートフォンユーザーが増えてきた昨今、様々な環境で動画を手軽に見れるようになりました。
モバーシャル株式会社の【スマートフォンの動画視聴実態調査】によると、電車の中や職場・学校で動画視聴するユーザーが増えていると分かります。つまり、空いた時間で簡単に動画が見られるようになったといえます。
その背景にあるのは、インターネット環境の飛躍的な向上だといえます。LTE(次世代高速携帯通信規格)が普及したことにより、外出先でも不便なくインターネットを使用できるようになりました。また、動画のロード時間が短くなり、隙間時間にも気軽に動画を楽しめるようになりました。
FacebookやSnapchatなどのプラットフォームでは、すでに縦型動画のフォーマットに対応しています。このようにユーザーのライフスタイルの変化やモバイル環境の向上により、縦型動画が流行していると考えられます。
縦型動画のパイオニア「Snapchat」
2011年にローンチされ、現在のDAU(デイリーアクティブユーザー数)が1億人を超えたSnapchat。最新情報では毎日100億回以上の動画再生回数を記録しているメッセンジャーアプリです。アメリカでは10代~20代の若者に人気を博しており、私生活の中でも連絡ツールとして使われている同アプリは、写真や短い縦型動画を撮影し様々な加工をしてそれを相手に送信できます。
特徴は原則一度見られた動画は自動的に削除されるシステムになっていてメッセンジャーアプリでは珍しい機能やユーザー同士のリアルが分かるとしてそのUIが多くのユーザーに利用されている理由でもあります。ちなみに、アイコンのお化けのようなデザインは一度しか見れないところから来ているとも言われています。
縦型動画メインのプラットフォーム
periscope
参照:https://itunes.apple.com/jp/app/periscope/id972909677?mt=8
Twitter社により買収されたカメラの映像をリアルタイムに配信するライブストリーミングアプリ。いま流行りのドローンを使った動画が多く存在します。視聴者がリアルタイムにコメントを載せたり、画面タップでハートなどを飛ばして配信主と会話できることや、視聴者数や配信時間に制限がないこと、配信後も24時間はコメント込みでアーカイブを残せることができることが特徴です。
Meerkat
参照:https://www.facebook.com/appmeerkat/
ツイキャスのように、誰でもライブ動画を配信できるアプリです。上記Periscopeと同アプリMeerkatは、スマホ向け動画配信プラットフォームとして登場。縦型動画の拡大に寄与しているといえます。
C Channel
参照:https://www.facebook.com/cchantv/
月間動画再生回数1億回以上を記録した女性のための動画ファッションマガジン「C Channel」。女性のためのメイク、ヘルス、ファッション、フード、ライフスタイルのジャンルを中心に娯楽性のあるものから、少し実用的な情報を配信しています。例えば、女性のヘアアレンジのコツであったり、ちょっとしたスイーツの作り方などを配信しています。
縦型動画を活用した事例
アーティストのMVにも使われる縦型動画
「lyrical school」(リリスク)
「lyrical school」通称リリスクは六人組のヒップホップグループで日本国内でも珍しい縦型動画MVをリリースしました。そのMVはディスプレイをフル活用した今までに見たことのない作品となっています。
縦型動画の企業活用事例
EARTH MUSIC&ECOLOGY
女性衣料品を販売しているEARTHMUSIC&ECOLOGYの親会社ストライプインターナショナル社も、C channelを利用し、商品PRの動画配信をしています。縦型動画により商品を着用したモデルの全身がディスプレイにきっちり収まり、全体を通して商品を見れるため、ユーザーがコーディネートしやすく、その他の商品にも購買意欲が高まると期待されています。
(EARTH MUSIC&ECOLOGY CCHANNEL:http://www.cchan.tv/watch/281558eeae3e42aa9aec6b913c27812b/)
LOWSON
ローソンはC channelを利用して、商品や店舗サービスの縦型動画を配信し、効果的なPRをしています。
Audi
Audiはユーザーの98%がスマホを縦にしたまま動画を視聴するデータを考慮し、PR動画に縦型動画を採用しました。
- Video content consumption on a mobile device is significantly different compared to desktop. With attention spans getting shorter, consumers expect ads to be super compact, short and consumable without much effort. In addition 98% of the time, smartphones are used in portrait mode and users are extremely unlikely to rotate the device in order to watch an ad.
- これまで多くの広告を目にしてきたユーザーに対し、よりコンパクトでスパンが短く、見やすい縦型という新しいフォーマットでブランドの魅力や商品を快適に、また刺激的にモバイルユーザーに発信できると考え縦型動画広告を活用しています。(ラボ編集部訳)
まとめ
若者の間で人気になっている「Snapchat」を筆頭に縦型動画が今までの横向き視聴(横型動画)という概念を覆そうとしています。フォーマットが縦型になったことで環境や時間に関係なく動画を視聴することがますます簡単になっていくでしょう。さらに動画のフォーマットが変わりそれに伴いFacebookなどのプラットフォームも対応していくと考えられるので新しい動画広告の形が見えてくるかもしれません。
画像参照:https://www.snapchat.com/ads
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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部