【インタビュー記事】代表者が語る、LINE@の効果的な使い方とは?

2016/06/17

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前回の記事ではLINE@の現状をご紹介しました。

今回は一歩踏み込んで、どのようにLINE@を活用すれば効果的なのか、LINE Business Partners株式会社代表の長福様お伺いした内容をお伝えします。


    目次


  1. 友だち追加のフックに活用出来るショップカード機能

  2. 効果的なメッセージ配信のポイント

  3. 運用時にかかる時間とKPI設定

  4. LINEでのコミュニケーション特徴を上手く生かした事例

  5. シンプルで簡単に始められるLINE@


友だち追加のフックに活用出来るショップカード機能


大久保:LINE@の友だちの集め方はどのように行う企業が多いのでしょうか?


長福氏:リアル店舗ではやはりお客様とのコミュニケーションの中での声掛けです。それが最も効率がいいです。その他は、チラシやポスター、Webサイト、SNS、メルマガなど、自社で活用出来るメディアを全て活用してLINE@の告知をしています。


大久保:どのようなメリットを設定して友だち追加に誘導するのが効果的でしょうか?


長福氏:やはりLINE@でクーポン配信するなどの、お客様の喜ぶものがメインです。特典の内容によって友だちの登録率は大きく変わってきます。また“ショップカード機能”も友だち追加の効果的なフックになります。お会計の時に、「今QRコードを読み込んでもらうとLINEでポイントが貯まります」とお伝えすることで、スムーズに友だち追加に誘導することができます。


大久保:なるほど、ショップカード機能は友だち追加にも活用できるんですね。


長福氏:はい、ショップカードは企業にも喜ばれている機能になります。従来のスタンプカードは、デザインや印刷、スタンプの用意などコストも工数もかかっていました。ショップカード機能はコストをかけずに簡単に導入することができるので、今までスタンプカードを導入できなかった企業にとても喜んでいただいています。

またユーザーにとっても、忘れることや紛失することがないので、メリットがある機能です。


参考:ポイントカードはもう古い?LINE@の新機能“ショップカード”とは。その効果と活用事例


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効果的なメッセージ配信のポイント


大久保:メッセージ配信の際、ユーザーにブロックされないようなメッセージのポイントはありますか?


長福氏:そもそもブロックされる原因は、配信内容がお客様の期待に沿ってないということです。お客様の期待に合ったコンテンツを用意することは大前提です。その上で、お客様のライフスタイルに合った時間帯に配信するなどの配慮も重要になります。一番ブロック率が増えてしまうのは、Facebookやメルマガなどのコピペを配信してしまうことです。


大久保:LINE@での効果的なメッセージはやはりクーポンやお買い得情報がメインになるのでしょうか?


長福氏:よく“LINE@=クーポンや値引き”と思われることが多いのですが、先ほど申し上げた通り“お客様の期待しているコンテンツを届ける”ということが重要です。実際に成果を上げているクライアントは、工夫をすることで一切値引きせず定価で売れています。

例えば、「LINE@企画!先着10個のみ」というメッセージを配信すると、値引きしなくても瞬時に売れたりします。


運用時にかかる時間とKPI設定


大久保:やはり運用は大変だと思うのですが、企業は運用にどれ位時間を費やしているのでしょうか?


長福氏:メルマガやFacebookに比べると圧倒的に費やす時間は短いです。LINEは長文がNGで、短くシンプルなメッセージ(画像とリンクとテキストのみ)の方が伝わりやすいからです。予約投稿機能もあるので、1ヶ月分のメッセージを30分間だけで作成をすることも可能です。


大久保:効果測定、KPIはどのように設定しているのでしょうか?


長福氏:基本的には、売上・友だち数・クリック数・CVR、CTRの5つのKPIを設定していることが多いです。ですが、KPIを設定していない店舗のクライアント様も多いので、POSレジにLINE@で来店したお客様を計測するボタン設置や、LINE@限定クーポンが使用された数の計測などをオススメしています。


LINEでのコミュニケーション特徴を上手く生かした事例


大久保:一斉配信以外に1対1でのコミュニケーションを取れると思うのですが、どういった企業が使っているのでしょうか?


長福氏:1対1のやり取りについては、お客様とメールでやりとりしていたような企業での活用が見受けられます。メールに比べてLINEではやりとりが早く、今まで成約に3日くらいかかっていたものが1日で話がまとまり、売上が上がった事例もあります。

LINEでのコミュニケーションは親近感が湧くようで、プライベートなこともサラリと話してくれたりすることもあるそうです。ある高級外車(販売企業)での導入事例としては、事前にLINEでコミュニケーションを行い打ち解けてから交渉を始めるので、お店に来てもらった時には既にお客さんがどんな人で何を求めてるのかわかり、商談に入りやすく、売上に効果をあげているそうです。


大久保:他にLINE@をうまく活用していると感じる企業の事例を教えてください。


長福氏:公式ブログで紹介してる企業はどこもうまく活用いただいていると思います。特にファッションなど女性向け商材を扱っている企業は多いと感じています。

あるECショップの事例では、毎週金曜に週末セールを行っていたのですが、追加で土曜の夜にも特別セールなどの情報を送るとさらに売り上げが伸びたケースもあります。やはり、どういうコンテンツを配信すればどういった反応があるか研究して、色んなチャレンジをしている企業はかなり成功しています。


LINE@公式ブログ


LINE@公式ブログ:http://blog.lineat.jp/


シンプルで簡単に始められるLINE@


大久保:最後にこれからLINE@を利用される企業の方にメッセージをお願いします。


長福氏:LINE@の運用はそんなに難しくない、ということだけはお伝えしたいです。常にLINEに張り付いてないといけないのでは?などと思われがちですが、そんなことはありません。先ほどお伝えした通り、毎月30分だけの時間を捻出してもらうだけでも運用はできます。配信の内容も、普段の接客と同じで大丈夫というシンプルなものなので、是非活用していただきたいです。


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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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