「Instagramアカウントは企業HP並に作りこむべき」タグピク創業者が語るInstagram運用で気をつけたい4つのポイント
2016/09/14

- ■目次
- プロフィール
- まだ手探りな“企業のInstagramアカウント運用”。ちょっと残念なアカウントがやりがちな失敗
- 最初につまずかないために最低限必要な物をパッケージ。半分は啓蒙活動
- Instagramは新しい情報を得るためのプラットフォームへ
プロフィール
安岡あゆみ氏:タグピク株式会社 代表取締役(写真左) 島崎レイコ氏:タグピク株式会社 ディレクター(写真右)
まだ手探りな“企業のInstagramアカウント運用”。ちょっと残念なアカウントがやりがちな失敗
青木:ユーザー数が増加し、アカウントを開設する企業も増えているInstagramですが、苦戦する企業も多いように思います。多くの会社のInstagramマーケティングを支援しているかと思いますが、どのような課題を抱えている企業が多いのでしょうか? 安岡氏(以下敬称略):何を投稿すればユーザーに反応してもらえるのかわからない、というのが多くの企業の課題になっていると思います。 Instagramは写真で見せていくSNSであり、FacebookやTwitterとは違う感覚が必要になりますが、それが理解できていないとなかなかうまくいきません。「とりあえず無料だからやってみよう」と始めてしまい、結局どんな写真を載せればいいのかわからずフォロワーも増えず、どうしたらいいのかわからなくなってしまうケースが多いです。 例えば、Instagram初心者がやってしまいがちなことだと、- 他のSNSで使った「割引一覧!80%OFF」というような文字入りバナーをそのまま載せている
- 商品の写真ばかりでバリエーションがなく、宣伝色が強い
- 方向性が定まっていないので写真のテイストがバラバラ
- 結果としてプロフィール画面がダサい印象になってしまいフォロワーが増えない

最初につまずかないために最低限必要な物をパッケージ。半分は啓蒙活動
青木:それでInstagramをこれから始めるという企業に最適な写真運用代行サービス「段ボールソリューション」をリリースされたということですね。どのようなサービスなのか具体的に教えていただけますか? 安岡:段ボールソリューションは、アカウント開設の初期段階に必要なものをミニマムなパッケージにした商品です。写真9枚とハッシュタグのリサーチ、アカウントの初期設定、Instagram運用マニュアルが含まれています。 企業は写真撮影をしてほしい商品を段ボールに入れて送るだけ、弊社が写真を9枚制作し、適したハッシュタグ付きで納品します。さらにInstagramはどういったSNSで、どのように活用すべきなのかという解説もさせていただき、正しくInstagramを活用するための第一歩をサポートしています。


Instagramは新しい情報を得るためのプラットフォームへ
青木:最後にサービスや御社の今後の展開を教えてください。 安岡:このサービスを含め、企業がInstagramを有効に活用できるようにするために必要なものを幅広く提供していきたいですね。Instagram自体が投稿に導線をつけられなかったり、エンゲージメント情報を開示していなかったりとビジネス利用しにくいものだったのですが、最近は企業向けの機能がどんどん強化されています。アカウントの効果も分析しやすくなっているので、企業のアカウント開設もしばらくは増えると思います。 島崎:今の若者は検索もInstagramのハッシュタグを使っていますが、検索機能がさらに強化されているのでその傾向はさらに強まっていく可能性が高いです。また、インフルエンサーも増えていますが、今後はジャンルごとに細分化されていくと思います。 ユーザー行動が変化し、ニーズも細分化、複雑化していくなかで企業が最適な選択をするためには、Instagramへの理解が必要不可欠です。そこで弊社の強みを生かしてお手伝いしていきたいです。 安岡:実際に今はインフルエンサーのキャスティングにAIの活用を始めています。もともとインフルエンサーはモデルやタレントの方が多かったのですが、今はファッションやメイク、グルメ、フィトネスなど、ジャンルごとに細分化されて、特定ジャンルのマイクロインフルエンサーが増えてきています。 そういった得意ジャンルなどを細かくカテゴリ分けして管理して、最適なキャスティングができるようにしているんです。まだ人力でやっている部分も大きいですが、有効なインフルエンサーマーケティングに活用できるツールにしていければと思っています。 青木:ありがとうございました。この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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