Instagram Storiesはこう使う!企業の活用事例5選と活用ポイントまとめ
企業の運用も盛んになってきたInstagramに、新機能Instagram Storiesが実装されました。
若年層に人気がある「消える系SNS(別名:エフェメラルSNS)」。企業のSNSアカウントは、24時間で消えてしまうInstagram Stories(ストーリーズ)の機能をどのように活用できるのでしょうか。活用のポイントを事例紹介とあわせて解説していきます。
- ■目次
- Instagram Stories(インスタグラム ストーリーズ)とは
- Instagram Storiesを活用している企業事例
- 企業はInstagram Storiesをどのように活用すべきか
- まとめ
Instagram Stories(インスタグラム ストーリーズ)とは
Instagram Stories(インスタグラム ストーリーズ)とは、Instagramから撮影した画像や動画、またはすでに保存している画像や動画(24時間以内のものだけ)を、24時間限定で表示する機能です。24時間経った投稿は自動的に消滅します。
フィード上での表示のされ方
フィード画面では、Instagramトップロゴ下にInstagram Storiesを投稿したアカウントのアイコンが表示されます。アイコンはグレーのフレームで囲まれていて、新着のInstagram StoriesはフレームがInstagramのレインボーカラーで表示されます。
プロフィール画面上での表示のされ方
Instagram Storiesを24時間以内に投稿したアカウントは、プロフィール画面のアイコンがグレーのフレームで囲まれており、Instagram Storiesが未開封の場合レインボーカラーで表示されます。フレームがあるアイコンをタップすると、Instagram Storiesを見ることができます。
Instagram Storiesを活用している企業事例
BOBBY BROWN(ボビー・ブラウン)
NYで誕生し、日本でも人気のコスメティックブランドのボビー・ブラウンは、NYとLAで行われたUberとのコラボキャンペーンをInstagram Storiesに投稿しています。新製品のコンシーラー、リタッチングシリーズのPR施策で、キャンペーンコードを入力してカーシェアリングサービスのUberを呼ぶと、ボビー・ブラウンのメイクアップアーティストがリタッチングシリーズを使って、乗車中メイクしてくれるというもの。
このコンシーラーのキャッチコピーは”美肌アプリはもう不要”。 消える投稿機能があるSNSの中でも、美肌に特化したフィルターがないInstagramを使っているというのもポイントになっています。
ちなみにボビー・ブラウンのPRというだけでなく、「Uberは車に乗りながらメイクできるほど、社内の快適性、安全性が高い」というUberのPRにも役立っています。
画像引用:https://www.instagram.com/bobbibrown/
Chanel(シャネル)
ハイブランドのシャネルではPR用に作りこまれた投稿がほとんどですが、Instagram Storiesではブランドを取り囲むラフな日常が投稿されています。
新作のシャネル N°5 ローの発表パーティに出席したミューズのリリー・ローズ・デップによるイントロダクションやファレル・ウィリアムスとのスナップ写真など、一般人はなかなか見ることができない世界を垣間見ることができます。
24時間限定という特徴を生かし、オフショットなど通常の投稿よりもリアルなシャネルの様子を発信しています。ハイブランドなイメージとのギャップは、ファンにとってたまらないのではないでしょうか。
画像引用:https://www.instagram.com/chanelofficial/
Starbucks Coffee
シアトル発祥のスターバックスコーヒーは、スーパーボールより盛り上がるとも言われるアメリカ大統領選挙の有権者登録日を知らせるInstagram Storiesを投稿しています。アメリカでは有権者登録していないと大統領選挙の投票ができないので、選挙には重要な手続きの日です。
スターバックスではユーザーへのお知らせと投票の重要性の啓蒙を込めて、よく目立つフィード画面TOPに表示されるInstagram Storiesへ投稿しています。
画像引用:https://www.instagram.com/starbucks/
National Geographic(ナショナル・ジオグラフィック)
あらゆる発見や冒険、地球や宇宙で起きていることを取り上げる雑誌ナショナル・ジオグラフィックは月刊誌の翌月号の宣伝にInstagram Storiesを使っています。一連の画像・動画が次々に表示されていく様子は、まるで映画のトレイラーです。
Instagram Storiesはフィード画面のTOPに表示され、新しい投稿が左に現れると古い投稿は右に流れていきますが、フィードに比べてほかの投稿に埋もれにくいので、ファンに知らせたいことを投稿するのに適しているといえます。
画像引用:https://www.instagram.com/natgeo/
NASA
アメリカ航空宇宙局NASAは通常の投稿では惑星や宇宙の現象など美しい画像・動画を投稿していますが、Instagram StoriesではNASAで働く人など、リアルな一面を紹介しています。どのような機関でどのような人がなにをしているのかを詳しく知らせることで、もっと身近な印象をユーザーに与えられます。
Instagram Storiesでは、働いている部署のことや仕事のやりがい、誇りを感じるときなど、普通なかなかユーザーの耳に届けられないような情報を伝えたりできます。
画像引用:https://www.instagram.com/nasa/
企業はInstagram Storiesをどのように活用すべきか
企業の事例からInstagram Storiesを活用するためのポイントや切り口を一挙にまとめていきます。
- 24時間限定公開のルールを利用して、新製品のPRキャンペーンに活用できます。即時性が高いので、店舗などリアルと連動させるキャンペーンにも使えます。
- 通常のInstagramの投稿のようにプロフィールページに残らないので、ブランドイメージに沿って作りこむ必要がありません。ライブ感のあるものやタイムリーなものをそのまま投稿し、レアなショットでファンを楽しませることができます。
- 普段は見られない舞台裏や製品ができるまでのプロセス、企業で働く人々などにフォーカスした投稿で、コアなファンのニーズを満たすことができます。
- 画面トップに表示されるので読み逃されにくく、新着表示もカラーでわかりやすいので、重要な情報をユーザーに伝えたいときにも効果を発揮しそうです。
- 自動で画像や映像がスライドショー形式で表示されるので、映画のトレイラーやCMのように使えます。画像1枚では伝えきれない情報も、Instagram Storiesならいくつかの画像を使って伝えることができます。
- Instagram Storiesを見た全ユーザーを別画面で確認できるので、ターゲティングが適正だったか検証でき、見たユーザーにコンタクトを取ることもできます。
まとめ
若年層に人気とされるSnapchatの“消える”機能をInstagramに転用したInstagram Stories。通常の投稿とは違う新しい表現ができるため、企業のInstagram活用の可能性も広がったと言えるでしょう。
同様の機能を持つ他のSNSと比較すると、Instagramは総ユーザー数が多いので、ノウハウを貯めるチャンスが多いという考え方もできます。国内企業の事例はまだ少ないようですが、うまく使えばユーザーとの距離を縮められそうな機能なので、ぜひ活用してみてください。
参照URL:
https://www.facebook.com/help/instagram/636136463228627
http://blog.instagram.com/post/148348940287/160802-stories
http://www.movie-times.tv/feature/8973/
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