【事例つき】 ユーザーに受け入れられるSNS投稿の企画方法・ポイントを解説!
2016/12/02

- ■目次
- 企業がSNSに投稿するうえでの注意点
- 企業がコンテンツに組み込むべきは
- SNS投稿の企画方法と投稿事例
- まとめ
企業がSNSに投稿するうえでの注意点
ユーザーの私生活に「お邪魔します」という姿勢
本項では、SNSが一般ユーザーにとってどういうメディアなのか解説していきます。 SNSは従来の「Web広告」と同じようにコストを掛ければ掛けた分だけ結果が(ある程度)かえってくる、と認識している方もいるのではないでしょうか。 しかし必ずしもそうとはいえません。前提として、ソーシャルメディアの代名詞であるSNSは基本的にはユーザーがコンテンツを発信する場所であり、企業のコンテンツはその中ではむしろ少数派にあたるからです。 企業アカウントはテレビCMのように一方的にメッセージを伝えるのではなく、ユーザーに受け入れられる情報を考えながら発信する必要があるわけです。多少大げさかもしれませんが、そういう意味ではユーザーに対して「お邪魔します」という姿勢が正しいといえるでしょう。企業がコンテンツに組み込むべきは
「ユーザーの知りたいこと」と「企業の伝えたいこと」は必ずしも一致しない
ユーザーから受け入れられる仮説をたてて、コンテンツを作る
“入浴の研究を重ねてきた私たちバスクリンは、健康と美を探究するみなさまと共に「バスタイム」の楽しみ方を、創造・シェアする場としてオープンいたします。入浴から、健康でキレイな毎日をはじめましょう!” (バスタイムLABOの「ページ情報」より引用)上記したバスタイムLABO「ページ情報」からも、健康やリラックスタイムに関する情報を求めている、健康志向の強いFacebookユーザーをファンにしたい意図が見受けられますね。 ウェブサイトと異なり基本的にSNSでは日々の投稿がフロー型なので、「自社の強みを生かして、ユーザーからこういう風に思ってもらえるメディアにしたい!」という指針を常に保ち、それを実現させる仮説を踏まえてコンテンツに落とし込みましょう。
SNS投稿の企画方法と投稿事例
本項ではページ読者のペルソナが定まってきて、実際にSNSの投稿企画を始めるという担当者の方を想定して話をすすめます。それよりもまず各SNSユーザー数データやそれぞれの機能と特徴について深く知りたい方は、下記を参考にしてください。 ●【最新版】2016年9月更新。11のソーシャルメディア最新動向データまとめ https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/ ●Facebook・Twitter・Instagramの違いまとめ!特徴からユーザー動向まで、3大SNSをどう使い分ける? https://gaiax-socialmedialab.jp/post-29375/———————————————————————-
ポイントから先に説明すると下記の4つ。- シンプルでささいな自社ネタを発信し、親近感を得る
- SNSの情報発信者に工夫を凝らし、共感を得る
- ユーザーの欲求、感覚に訴えかける
- 知っておくとお得な豆知識やプチ情報で訴求する
1. シンプルでささいな自社ネタを発信し、親近感を得る
森永製菓(Instagram)
森永製菓のロングセラー商品である「ミルクキャラメル」とマクドナルドがコラボレーションしてできた新商品、マックシェイク森永 ミルクキャラメル味が発売された時のInstagram投稿です。 一見して新商品を撮影しただけの投稿ですが、一般ユーザーがプライベートで投稿するように、その場で商品を手に持って撮影した、素朴なシチュエーションが共感を得られるものになっています。
きっといいねがみつかるお布団工房 株式会社コバックス(Instagram)
布団専門メーカーである株式会社コバックスのInstagram投稿です。 一般ユーザーが普段目にすることのないであろう布団工場内の様子を撮影していますが、作り手の商品に対する情熱や作業中の様子、私生活などをラフに伝えており、同社への親近感が生まれる投稿となっています。固綿はポリエステル繊維を何層にも重ねて熱で固めるんですけど、熱を使うからこの工程はすごく暑い! これからの季節は他の工程は寒くなり、この工程の気温がちょうどよくなっていくんです´д` ; 【追記】 ブログ更新しました〜! プロフURLからどうぞ♡ →今日は長男くんの誕生日! お布団工房四代目 中條裕介さん(@ofutonkobo)が投稿した写真 –
2. SNSの情報発信者に工夫を凝らし、共感を得る
伊藤ハム(Facebook)
ヒルトン東京(Twitter)
日本ヒルトン会社が手掛ける「ヒルトン東京」では、ホテルのコンシェルジュがTwitterアカウントをバイネームで公開し、ホテルのお知らせやお客様向けの情報を日々つぶやいています。 上記ツイートは試作品のケーキを食レポした際のもので、コンシェルジュの中村さん自ら【甘党】と名乗りでているところから、投稿者本人の素が垣間見えフォロワーから共感を得られるものになっています。ホントは皆様の小腹空きタイムにツイートしたかったのですが、 コンシェルジェデスクが賑わっていたので…(汗)
役得試食〜♪ 試作の柚子のケーキを〜♪ これは見た目よりもジューシーで美味し〜近々登場予定です〜 ヒルトン東京 甘党中村 pic.twitter.com/tveWYGmM0X — ヒルトン東京コンシェルジュ中村&佐藤 (@hiltontokyoconc) 2016年11月8日
3. ユーザーの欲求、感覚に訴えかける
ヤマキ(Facebook)
D.fesense(Instagram)
DADWAY(ダッドウェイ)社がプロデュースするベビー服ブランド、D.fesenseはSNSを使ったキャンペーンを多数展開しています。 同社ベビー服を着せて子供の写真を撮りたい親御さんをSNSで募ることで、Instagramのホーム画面をかわいい子供・赤ちゃんの写真で溢れさせています。それらが同じように小さい子供を持つママ層からいいね!やコメントを集めています。 これは広告業界でよく使われる、人を惹きつける3Bの法則(Beauty(美しい人),Beast(動物),Baby(子供、赤ちゃん))をうまく活用した手法といえます。先日のモニターモデル募集で当選された@coumex2 さん、早速双子のボーイズにD.fesenseのギンガムレイヤード半袖ボディを着用していただきました!ちょっとしたおでかけにぴったりな爽やかトップス、カラフルなハーフパンツとのコーディネートも夏らしくてとっても素敵です! こちらの商品はただいまダッドウェイ直営店とオンラインショップで30%OFFのセール中です!ぜひこの機会にお買い求めください♡ @coumex2 さん、ありがとうございました♡ #dfesense #ディーフェセンス #2016SS #sale #モニターモデル #dfesenseモニター募集 D.fesense(ディーフェセンス)さん(@d.fesense)が投稿した写真 –
4. 知っておくとお得な豆知識やプチ情報で訴求する
ママスタ(Facebook)
セメダイン(Twitter)
接着剤メーカーのセメダインが投稿していたツイート。「瞬間接着剤のよくつく条件」を説明するつぶやきですが、その好例がまさかの、人のゆび。オチとして指同士を接着させた写真もあがっていました。 さらにその翌日にはフォロワーからのコメントに対応して「指をはがす方法」がつぶやかれており、しっかりフォロワーとコミュニケーションが取れていました。人の興味関心を刺激して、それに疑問にも答えていく姿勢が結果として同投稿のエンゲージメント率を非常に高いものにしていました。瞬間接着剤がよくつく条件
・適度な水分 ・人肌温度 ・貼り合わせた後もギューと密着する柔らかい素材 つまりこれです(-ω-)↓ pic.twitter.com/K7VHaWWpfq — セメダイン (@cemedinecoltd) 2016年10月13日
まとめ
上記、大きく4つのポイントから事例を紹介させていただきましたが、どの事例からもユーザーの心に響かせたい、企業や自社商品のファンになってもらいたいというSNS運用担当者の狙いが分かったと思います。 本記事を参考にしていただき、ユーザーに寄り添って企業のアピールポイントを訴求してもらえればと思います。SNSの企画設計なら、ガイアックスにお任せください!
