誰でも出稿できる!セルフサービス式Twitter広告運用ガイド
中小企業や個人事業主をおもな対象として提供されている、セルフサービス式Twitter広告。広告主自身が設定・運用を管理できる自由度の高い広告です。本記事では、このセルフサービス式Twitter広告について詳しくご紹介します。
- ■目次
- セルフサービス式Twitter広告の管理方法
- セルフサービス式Twitter広告の始め方
- Twitter広告の管理画面で見られるもの
- Twitter広告の作成方法
- まとめ
1. セルフサービス式Twitter広告の管理方法
Twitterのセルフサービス式広告では、広告主が自分で広告の設定や運用管理を行えます。また、アナリティクス機能も以前より強化されており、出稿媒体としての価値を高めるために常に改良されています。
Twitter広告は「キャンペーン」「広告グループ」「クリエイティブ」の3段階で管理する
画像引用:https://blog.twitter.com/2016/optimize-campaigns-at-scale-using-twitter-ads-editor-and-ad-groups
Twitter広告は、「キャンペーン」「広告グループ」「クリエイティブ」の3段階で管理できます。
それぞれの段階(レイヤー)でどのようなことを設定するのか見ていきましょう。
- キャンペーン
- 「エンゲージメントを増やす」「フォロワーを増やす」などの目的を設定するレイヤー
- 広告グループ
- 予算、スケジュール、オーディエンス、入札タイプ、クリエイティブタイプなどの詳細情報を設定するレイヤー
- クリエイティブ
- ツイートを設定するレイヤー
これらはFacebookのセルフサービス式広告と同様の構成であるため、普段からFacebook広告を運用している広告主には分かりやすい管理方法といえるでしょう。
2. セルフサービス式Twitter広告の始め方
それでは、セルフサービス式広告の始め方をご紹介します。なお、すでに広告アカウントを持っている場合はログインした状態でhttps://ads.twitter.com/にアクセスすれば広告を開始できます。
Twitter広告を始めるのには、Twitter広告アカウントを作成する必要があります。
手順1:初期設定
Twitterアカウントにログインした状態で設定画面(https://ads.twitter.com/)にアクセスします。
初めにこのような画面が表示されるため、「国」と「タイムゾーン」を設定します。
手順2:初期管理画面
この画面が広告管理画面の最初の状態です。
①この欄から広告の目的を選択し、キャンペーンを開始します。
目的を選択すると実際にキャンペーンを作成できます。(詳細は後述)
②ユーザー名の横をクリックするとクレジットカード情報を登録できます。
広告を出稿した際の決済に必要になります。
関連記事:
領収書や消費税で意外と問題に!Facebook広告の支払い方法まとめ
3. Twitter広告の管理画面で見られるもの
管理画面TOPページ
こちらの画面では、広告全体を通した利用金額やインプレッションを見ることができます。
また、お支払い方法、キャンペーン、広告グループ、オーディエンスなどのタブですべての情報を一覧できるようになっており、過去のデータを見ることもできます。
キャンペーン別のレポート
「キャンペーン」タブから「目的別レポート」を選択すると以下のページが表示されます。
こちらの画面では、キャンペーンのインプレッション、エンゲージメント、利用金額、コンバージョンなどの情報を見ることができます。左のカラムから表示を切り替えることができ、他にも様々なデータを閲覧できます。
また、上記画像下部からキャンペーンを選択することで、キャンペーン1つあたりの個別のデータを閲覧可能です。
ツイートアクティビティ
「アナリティクス」タブから「ツイートアクティビティ」を選択すると、このページが表示されます。
こちらの画面では、ツイートのインプレッションやエンゲージメントなど、アカウントのツイートに関する様々なデータを閲覧できます。
4. Twitter広告の作成方法
キャンペーンの作成方法
手順1:キャンペーンの目的設定
広告管理画面の右上にある「キャンペーン作成」をクリックし、出てくる7つの項目の中からキャンペーンの目的を選択します。
本記事では「ツイートのエンゲージメント」を選択し、手順をご紹介します。
手順2:キャンペーンの名前設定
キャンペーンの名前を設定し、実行時期を決定します。
手順3:ターゲット設定
ターゲットとなるユーザーを設定します。
主な設定項目には、性別や言語、配信地域などがあり、さらに細かくターゲティングする場合は、キーワードや携帯会社、興味関心などの項目を設定します。
関連記事:
【Twitter広告】ターゲティングとカスタムオーディエンス機能の活用方法
手順4:予算設定
1日の上限予算と予算総額を設定します。詳細オプションをクリックすることで、入札価格を設定できます。
この入札価格の設定をしなかった場合は自動入札が適用され、キャンペーン目的と予算に応じた適切な入札額が自動で設定されます
手順5:クリエイティブ設定
広告のクリエイティブを設定します。
なお、キャンペーンの目的により広告フォーマットは異なります。
以上を設定し、保存すればキャンペーン作成完了です。
広告グループの作成方法
広告グループは、Twitter広告のキャンペーンを整理・最適化・管理しやすくするための管理システムです。この広告グループの作成は、広告エディターで行います。
手順1:広告エディターをクリック
設定画面(https://ads.twitter.com/)にアクセスし、広告管理画面の「ツール」メニュー内の「広告エディター」をクリックします。
手順2:スプレッドシートへエクスポート
任意のキャンペーンを指定し、スプレッドシートにエクスポートします。
これにより、広告グループ作成用にスプレッドシートに以下の列が追加されます。
- 広告グループ名
- 広告グループの開始時刻
- 広告グループの終了時刻
- 広告グループの状態
- 広告グループの総予算
- 広告グループの配置
手順3:スプレッドシート入力
キャンペーンIDの列に新しいキャンペーンを「new C1」、「new C2」…と昇順に入力します。
新しいキャンペーンを入力した後、各キャンペーンの行の下に、追加する広告グループの行を挿入します。この際、キャンペーンと関連付けるために該当するキャンペーンIDと同様のIDを入力します。広告グループIDは入力せずに新しい広告グループ名のみを入力します。
広告グループは、行の順番とキャンペーンIDに基づいて自動的に該当するキャンペーンに関連付けられます。
画像引用:
https://business.twitter.com/ja/help/campaign-editing-and-optimization/ad-groups.html
手順4:広告グループ作成
これらの入力が完了したらスプレッドシートを保存しインポートすることで広告グループ作成が完了します。
なお、広告エディターがうまく使えない場合は1つのキャンペーンにつき1つの広告グループを作成して広告運用を行えば問題ありません。
参考:
https://business.twitter.com/ja/help/campaign-editing-and-optimization/ad-groups.html
予約投稿の方法
手順1:「ツイート」を選択
設定画面(https://ads.twitter.com/)にアクセスし、広告管理画面の「クリエイティブ」内の「ツイート」を選択します。
手順2:「新しいツイート」を選択
投稿内容を決めるために「新しいツイート」をクリックします。
手順3:ツイートタイプの選択
このような画面が表示されたら「配信」の中から通常のツイートをするかプロモツイートをするかを選択できます。
手順4:投稿日時の指定
「予約設定」をクリックし、投稿の日にちと時間を指定します。時間指定は30分おきにできます。
日にちと時間を指定し、投稿内容を入力したら「ツイート」をクリックすれば投稿予約は完了です。
5. まとめ
本記事では、セルフサービス式Twitter広告についてご紹介しました。Twitterの広告サービスは常に見直されているため、これからのサービス改善も期待できます。
初めてTwitter広告を作成する方も、従来の広告サービスに満足していなかった方も、本記事を参考にぜひセルフサービス式広告を作成してみてください。
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2017.02.07