シェアされ、ユーザーを動かす投稿とは?Facebookで1万シェア数以上獲得した投稿9選

2017/04/30


多くのシェアを獲得するためのブランディングツールとしてFacebookを導入している企業は多いでしょう。しかし、多くのシェア数を獲得するために試行錯誤している企業も多いと考えられます。今回、2016年4月から2017年4月までにFacebookで1万シェア数以上を獲得した投稿を9個取り上げ、どのようにして多くのシェア数を獲得しているのかを考察していきます。


なお、1万シェア以上の投稿に絞ったのである程度ファンが多いアカウントに限ります。


    ■目次


  1. 笑うメディアクレイジー

  2. ディズニー・スタジオ

  3. Nissan

  4. カップヌードル

  5. BuzzFeedJapan

  6. A BATHING APE® OFFICIAL

  7. NHK

  8. AIG

  9. Google

  10. まとめ


1.笑うメディアクレイジー



「B型の主張」というタイトルでB型の性格について解説しているユニークな動画を用いた投稿です。


よくある系のネタを用いた内容は、ユーザーが共感しやすくシェアにつなげることができます。また、血液型がB型の人や身近に当てはまる人がいる方にとって好感が持ちやすく、思わずシェアせずにはいられないような感覚になります。


投稿欄には動画を視聴したユーザーへ意見を問いかけており、ユーザーがコメントしやすいようにも誘導しています。


2.ディズニー・スタジオ



ディズニー映画最新作の「ファインディング・ドリー」の全国公開予告の動画を用いた投稿です。


全世界待望の最新作であり、ファンにとっても心に響く内容となっています。このような最新情報を扱った投稿は、自分の周りに教えてあげたいという思考が働きますし、「自分も見たい!」という意思表示にもなるためシェアがされやすいでしょう。


またコメント欄には、すでに映画を視聴した人からオススメ映画としての意見も添えられており、映画を見た後のシェアもあったようです。


3.Nissan



日本の職人技を集結し、職人の価値観を訴えた動画を用いたNissanの投稿です。


様々な職人芸を集め、視聴しているユーザーがその世界にのめり込むようなインパクトがある内容となっています。「すごいものを見た」という感覚は、周りに伝えたいという意識を刺激するでしょう。


また、職人のかっこよさや職人を支えたいというNissanの心がけに共感し、シェアをしているユーザーもいると考えられます。


4.カップヌードル



カップヌードルのSAMURAI CMシリーズの最新作の動画の投稿です。


SAMURAIとカップヌードルを「世界を沸かせる日本生まれのもの」と位置付け、世界を舞台に7種目のエクストリームスポーツの超絶パフォーマンスを繰り広げたシリーズです。日本の和を象徴する甲冑と現代を象徴するスポーツのギャップが多くの反応を呼んでいます。「世界を変えるのは、いつだって一人の人間の「熱」同じバカなら、世界を沸かせるバカになれ」というコンセプトのもと、人間の熱さを感じられる内容になっています。


5.BuzzFeedJapan



猫のいる生活と、いない生活を比べ同時に再生する動画の投稿です。


不動の人気のペットである猫を用い、猫がいない生活と比較することでより猫の愛おしさを強調する内容となっています。猫のいる生活の良い面だけでなく、猫がいることで大変な面も取り上げることで、猫を飼ったことのある人の共感を生むことができます。


6.A BATHING APE® OFFICIAL



メンズファッションで人気のある「アディダス」と「エイプ」のコラボ商品の発売を紹介した投稿です。


顔までジッパーで全て覆い隠すことができる商品の特徴を活かしたユーモアかつインパクトのある投稿となっています。商品の特徴についてユーザー同士で共感するコメントが多く、シェアにつながっています。商品の特徴をわかる安い画像と共に紹介することで、多くのユーザーに理解されやすく、シェアされやすい投稿になると考えられます。


7.NHK



NHKにより集められた役立つ防災アイデア25選を紹介した動画です。


日本の各地で地震などの災害が発生するなかで、誰もが用意できるもので災害時に役立つものを作り出せることを伝えています。災害時のアイデアは誰にとってもニーズがある内容であり、多くのシェアを見込めます。


また、自分の周辺の知り合いへの防災意識の働きかけなどの目的でシェアをすることもありそうです。


投稿されたタイミングは東日本大震災から6年という時で、他にも様々な場所で災害が起きていることから、人々の防災意識が高まっていました。同投稿は、まさにこのようなタイミングの重要性がわかる投稿です。


8.AIG



ラグビーの 強豪ニュージランド代表「オールブラックス」が日本の街中に登場し、通行人に突然タックルするという動画の投稿です。


オールブラックスが街中に突如現れたというインパクトに加え、「なぜ一般人にタックルをするのか?」という疑問から見る人の興味をそそることができます。街中の人にタックルするという謎の行動とその行動理由のギャップが大きく、最後の意外なオチまで目が離せない内容となっています。映像のインパクト ✕ 最後のオチがシェアに繋がったと考えられます。


9.Google



自分で描いた絵をGoogleのAI(人工知能)が分析し、自動的に類似されるものに清書されるという新しい種類の無料描画ツール「AutoDraw」を紹介した投稿です。


今まさに注目を集めているAIを用いたツールをFacebookに投稿することで、ユーザーの目を引くことができます。新たな技術に対する衝撃から多くのシェアを獲得したと考えられます。


10.まとめ


今回は9個の事例を紹介しました。


シェアを獲得した多くの事例が動画形式の投稿となっており、動画コンテンツを用いることでより魅力的な内容をユーザーに提供できることがわかります。また、投稿をシリーズ化することにより次の投稿への期待からユーザーを引き付ける工夫も印象的でした。


今回ご紹介したような投稿の工夫を実践すれば、多くのシェアを獲得することも可能になるはずです。ぜひ自社商品のイメージとコンテンツをうまく組み合わせた投稿をしてみてください。


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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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