ニッチな商材・分野でもユーザーに愛される! 靴磨き屋さんのInstagram活用術まとめ

2017/05/28



Instagramは食べ物やアート、ファッションなど、写真栄えして見た目の良さが伝わりやすいものを宣伝するのが得意な画像共有SNSです。


有名アカウントの中には、大手企業だけでなく、個人事業主として「靴磨き」を生業とする方々のアカウントもあり、Instagramの特徴を十分に生かして運用しているため、とても参考になります。本記事ではそんな「靴磨き屋」さんのInstagram活用術を、事例を紹介しながら解説していきたいと思います。


※ご紹介するアカウントのフォロワー数は、5月中旬に編集部が確認したときの数字になります。


    ■目次


  1. ご紹介する「靴磨き屋」さんアカウント

  2. ふだんの投稿の様子

  3. まとめ


1. ご紹介する「靴磨き屋」さんアカウント


①靴磨きSTAND GAKUPLUS



https://www.instagram.com/gakusato_gakuplus/


名古屋を中心に活動している靴磨き屋さんのアカウントです。フォロワー数は約2600人で、投稿頻度は週に1回程。

投稿内容は手入れされた靴の画像のほか、イベントやテレビの撮影、上映時の様子が多いです。


②仙台靴磨き sendai-shoeshine



https://www.instagram.com/sendai_kutsumigaki/


仙台を中心に活動している靴磨き屋さんのアカウントです。フォロワー数は約700人で、投稿頻度は週に2、3回程。

投稿内容は手入れされた靴の画像がメインです。


③THE SHOE SHINER(靴磨き 靴修理)



https://www.instagram.com/theshoeshiner2014/


福岡を中心に活動している靴磨き屋さんのアカウントです。フォロワー数は540人で、投稿頻度は週に2、3回程。

投稿内容は手入れされた靴の画像のほか、イベントやテレビの撮影、上映時の様子を載せていたりもします。ちなみに編集部メンバーの普段の投稿にも「いいね」してくれたり、「一般ユーザー」としての使い方も見受けられます。


④靴磨きチェリスト高木



https://www.instagram.com/hidenaotakagi/


西新宿にある理容室で、靴磨き兼チェロ演奏を行っている方のアカウントです。フォロワー数は約1400人で、投稿頻度は週に2、3回程。

投稿内容は手入れされた靴の画像のほか、参加予定のイベントの紹介を行います。Twitterのアカウントも運用しています。


2. ふだんの投稿の様子


①ビフォーアフター画像









靴の手入れビフォーアフターの画像は、どのアカウントでも一番多く投稿される鉄板ネタです。靴という普段馴染みのある日用品が、まるで新品のように磨き上がる様子に男女問わずコメントが集まることも。自分のアカウントのホーム画面をキレイな靴でいっぱいに並べることで、自分の腕をアピールしているともいえます。


ローファーやブーツなど革靴にも種類が多く、ブランドも幅広いですが、関連するハッシュタグをつけることで検索したひとの目につきやすくしています。ファッション系アカウントや靴磨き道具メーカーのアカウントからフォローされているひとも確認できました。


②商売道具の紹介








お客様からの「色は入れずに栄養補給のみ」とのご要望により、フランス製最高級クリーム ”サフィールノアールスペシャルナッパデリケートクリーム”にて磨かせていただきました。 #靴磨き #shoecare #shoeshine #shoeshiner #革靴 #革靴磨き #靴磨き倶楽部 #鏡面磨き #鏡面仕上げ #ハイシャイン #サフィール流靴磨き #おしゃれは足元から #あしもと倶楽部 #足元倶楽部 #靴クリーニング #靴丸洗い #靴洗い #靴修理 #靴メンテナンス #靴メンテ #福岡靴 #福岡靴修理 #福岡市靴修理 #革靴 #紳士靴 #パンプス #靴磨きサービス #サントーニ #サントーニ靴 #靴フェラガモ #靴のリペア #@theshoeshiner2014


THE SHOE SHINER(靴磨き 靴修理)さん(@theshoeshiner2014)がシェアした投稿 –







革製品やお手入れ道具は「使い込むほど、味が出る」といわれており、どういったケアをしているのか注目されます。たとえば動物性油や植物性油なのか、色を足したのか、どういった道具で手入れするのか、同業者や関心の高い層向けに専門知識を共有しています。


なかには「自分でもやってみたい」「何使っているの?」というコメントが寄せられて、コメント欄で道具名や手順を伝えていることも見受けられました。こうした専門性の高いニッチな分野では、「知りたい」という強い関心のある一定層からのエンゲージメントをこつこつ獲得し、徐々に広まっていくといえます。


そういった意味で、「靴磨き」というサービスの周辺情報を丁寧に解説する投稿は検索文化のあるInstagramにおいて有意義といえます。


③出張先やテレビの出演情報を共有









自身のテレビ出演情報や出張で靴磨きを受け付けていることも、Instagramに投稿しています。仕事中の動画を流したり、テレビに映っている様子をそのままカメラで撮ったものを投稿する場合もあるようです。


「靴磨きSTAND GAKUPLUS」さんはテレビの出演情報に関する配信が比較的多く、アカウント画像も自分の顔写真を載せていてInstagramで広く露出させていく方針がうかがえます。一方、「靴磨きチェリスト高木」さんはチェロを演奏する靴磨き屋さんとして、靴磨きの出張情報だけでなく、チェロのコンサート情報や練習風景も載せておりマルチタレントな部分を訴求してます。個々さまざまな見せ方があると分かります。


④磨き方の解説を動画配信








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仙台靴磨き sendai-shoeshineさん(@sendai_kutsumigaki)がシェアした投稿 –







画像とキャプションだけでは伝わりづらい情報を、動画にして配信しています。アカウントによっては仕事中の様子をライブ動画で配信したり、ライブ動画配信中にマイクを付けてユーザーからの質問を受け付けたりすることもあります。お悩み解決系のコンテンツは特に商材に関心がある層から支持されて、ブランディングに役立っています。


3. まとめ


いかがでしたか?


「靴磨き屋さん」というちょっとニッチな分野でも、仕事風景や道具の説明、細かい磨き方の解説や個人の活動をピックアップして配信しており、Instagramを工夫しながら活用できていると分かったと思います。たしかに商材との相性はありますが、店舗規模の小さかったりサービスの知名度が低かったりする場合でも、上記のような視点でユーザーに愛されるコンテンツを用意できるかもしれません。


ぜひ、皆さんも参考にしてみてください。以上、「ニッチな商材・分野でもユーザーに愛される! 靴磨き屋さんのInstagram活用術まとめ」でした!


この記事を書いた人:小東真人

ソーシャルメディアラボ編集長。地方や中小ビジネス向けセミナーなどを担当。
17年ガイアックス入社のデジタルネイティブ世代。靴磨きが大好きで、休日はInstagramで関連アカウントばかり見ている。

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