たまにはマニアックな企画もOK? 「わかる人にはわかる」な投稿で読者の心を掴む!
2017/08/29

- ■目次
- 「わかる人にはわかる」な投稿で読者の心を掴む
- 自社情報×〇〇の日タイプ
- 共感タイプ
- ユーモアタイプ
- まとめ
1.「わかる人にはわかる」な投稿で読者の心を掴む
「わかる人にはわかる」な投稿とは
今回ラボ編集部で取り上げた「わかる人にはわかる」な投稿とは、いわゆる内輪ネタな投稿のことを指しています。限られた集団の中で理解される共通の話題や懐かしのネタを通じて、万人受けではないものの、特定層のユーザーと深い接点をつくりだすことができます。投稿のタイプ分け
さまざまなタイプがあるとは思いますが、今回の調査では、主に以下の三つにタイプ分けして考えてみました。- 自社情報×〇〇の日タイプ
- 共感タイプ
- ユーモアタイプ
2. 自社情報×〇〇の日タイプ
自社Webサイトで企業や製品についての歴史や豆知識を紹介するケースは多いですが、せっかく濃い情報を載せていても関心の高い層が何かのきっかけで見に来てくれる場合を除いて、埋もれてしまっていることもしばしばあります。 一方SNSでは、伝えたい情報をより簡易的なコンテンツとして配信でき、またユーザーからのコメントやリツイートを基にその反響を伺うことができます。今回は特に、祝日や〇〇の日に合わせた投稿に着目しています。事例1:HONDA
モトコンポ×パイナップルの日
■投稿への反応数(2017年8月調査時点)#パイナップルの日 #このバイク知ってる人RT pic.twitter.com/e4VmI5zvuT
— Honda 本田技研工業(株) (@HondaJP) 2017年8月17日
- リツイート:4,474件
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- コメント:172件
事例2:SUBARU
スクーター「ラビット」×バイクの日
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- コメント:68件
事例3:阪急電鉄
車内座席×みどりの日
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- コメント:71件
3. 共感タイプ
このタイプでは、日常生活で声を大にして発言するのは憚られるが、それでも誰かに知ってほしい事実を反映させている傾向があります。面と向き合っていない、インターネットという場だからこそ、自分の思いや本音、体験を表現できる場合もありますよね。 SNSでユーザーとつながりを形成するのに「共感」というものがどのように働くのかを参考になる好例だと考え、取り上げてみました。事例1: TABI LABO記事
「大勢よりも一人のほうがラク!」
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事例2:Testosteron(マッチョ社長)
「無理していいのは筋トレの時だけ。」
■投稿への反応数(2017年8月調査時点)無理して人に合わせるな。そんな関係は長続きしない。無理して自分を偽るな。そんな人生は楽しくない。無理は続かない。君は遅かれ早かれ爆発する。なら最初からありのままの自分でいて、そんな自分でも受け入れてくれる世界を探す方が良い。これだけは覚えておいて。無理していいのは筋トレの時だけ。
— Testosterone (@badassceo) 2017年8月10日
- リツイート:8,330件
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- コメント:22件
4. ユーモアタイプ
元となるネタは必ずしも自社発ではないものの、自分たちが伝えたいメーッセージと組み合わせて使うことで、投稿を目にする人の笑いを誘ったり、注意をひきつけたりすることができます。 笑いのポイントがわからない人にはスルーされやすいため、この手の投稿を行う場合は注意が必要です。事例1:SHARP
扇子×Google AdSense
■投稿への反応数(2017年8月調査時点)これがgoogleアドセンスか pic.twitter.com/H0gzKxAp69
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2017年8月3日
- リツイート:504件
- いいね:1,404件
- コメント:22件
事例2:Tissot(ティソ)
gif画像×Tinderのモーション
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- コメント:28件
5. まとめ
少しマニアックであったり、内輪ネタであってたりしても、予想以上の反応を得られているケースもあるようです。万人受けせずとも、SNSでロイヤリティを醸成したコアなファンに向けてニッチな話題を投げかけるのは有益だといえます。 センスや知識が問われるかもしれませんが、まずは自社が持つ歴史や小話から考え始めてみるのはいかがでしょうか。合わせて読みたい記事

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部
