広告活用も可能!企業がFacebookメッセンジャーボットを使うメリットと事例、作成方法
2017/12/11

- ■目次
- Facebookメッセンジャーのボットとは?
- Facebookメッセンジャーボットを活用するメリット
- Facebookメッセンジャーボットを作成する方法
- Facebookメッセンジャーボットの事例
- 補足:メッセンジャー関連広告について
- まとめ
Facebookメッセンジャーのボットとは?
Facebookメッセンジャーとは

Facebookメッセンジャーのボットとは?
では改めてFacebookメッセンジャーボットについてご説明します。Facebookメッセンジャーボットとは企業などがFacebookを活用する際に、ユーザーとの会話をボットによって自動で行えるようにプログラムされたものです。 メッセンジャーボットでは、企業側から一方的に情報を発信するだけではなく、ユーザーからの問いかけに対して返信も行えるため、効率的にユーザーとやり取りができるようになります。また2016年4月12日にFacebookはメッセンジャーのAPIを公開しました。これによりボットの開発や自社サービスとの連携などが可能になったため、企業によるボット活用はさらに進んでいくことが予想されます。 参考: Messengerアプリとはなんですか。インストールを求められているのはなぜですか。Facebookメッセンジャーボットを活用するメリット
Facebookメッセンジャーボットを活用することで、企業側、ユーザー側それぞれの立場から見てどういったメリットがあるかについて、より具体的にご紹介します。企業:問い合わせへの対応工数を削減できる
まず企業側のメリットとして、問い合わせへの対応工数削減が可能になります。例えばこれまでにお客様からよく問い合わせをいただいていた内容を人間ではなく、ボットに回答させるようにするだけでも大幅に工数を削減できます。ユーザー:メールよりも気軽に問い合わせができる
ユーザー側のメリットは、メールを使ったり、実際の人間に聞いたりといったことに比べ、気軽に問い合わせができる点です。またボットが回答できるものであれば、時間を待たず即レスをもらえる点もユーザーにとって大きなメリットです。Facebookメッセンジャーボットを作成する方法
このように便利なメッセンジャーボットですが、作成するにあたって基本的にはプログラミングの知識が必要となります。「Facebookメッセンジャーボットを導入したいけれど、プログラミングはできない…」という方は、簡単にメッセンジャーボットを作成できるツールを利用するのがおすすめです。そうしたツールを使えば、エンジニアでなくても比較的簡単にメッセンジャーボットを作ることができます。チャットボット作成ツール「Chatfuel」でメッセンジャーボットを作る
メッセンジャーボットを作成できるツールにはいろいろなものがありますが、ここでは「Chatfuel」をご紹介します。 Chatfuelは無料で利用でき、送りたいメッセージを入力するだけで自動応答してくれるメッセンジャーボットを作ることができるツールです。管理画面は英語ですが、日本語のメッセージに対応しています。アカウント登録
手順1:Chatfuelのサイトにアクセスし、「GET STARTED FOR FREE」ボタンをクリックします。


メッセージも作成
さっそく自動的に送付するためのメッセージを作成しましょう。 画面左側にメニューが表示されます。メニューごとに、右側のテキスト入力欄に送信したいメッセージを入力します。フォローされた時にあいさつを送る
「Welcome message」は、ユーザーがFacebookページをフォローしたときに自動で送るメッセージです。フォローしてくれたユーザーの名前を自動で入力して、呼びかけることもできます。
選択肢のあるメッセージを送る
ただのメッセージだけではなく、選択肢を設けたメッセージも送信できます。ユーザーが選んだ選択肢に対して再び返信を送ることも可能です。見せたいカテゴリーのページへ誘導したり、アンケートをとったりというような使い方もできます。 手順1:メッセージ下の「ADD BUTTON」をクリック。



質問に自動で返信する
ユーザーからの質問などに自動応答を設定したい場合は、あらかじめどの単語にどのような返信を送るのかを設定しておく必要があります。 手順1:左サイドのメニューから「Set Up AI」を選択し、「ADD AI RULE」をクリックします。

メッセージを一斉送信する
フォロワーにメッセージを一斉送信することもできます。メルマガのような使い方や、キャンペーンの告知などに利用できそうです。 手順1:左サイドのメニューから「Broadcast」を選択し、「DRIVER YOUR MESSAGE NOW」をクリックします。



Facebookメッセンジャーボットの事例
事例1:MEDLEY症状チェッカーbot

事例2:Wantedly

事例3:ライフネット生命保険 保険相談

事例4:ギズモード・ジャパン

事例5:HubSpot

補足:メッセンジャー関連広告について
Facebookメッセンジャーには広告を掲載することもできます。広告を上手く利用できれば、ユーザーを呼び込む導線になります。

https://www.facebook.com/business/help/1726475564333544
ほかにもあるメッセンジャー関連広告
メッセンジャーアプリに直接、広告を表示する以外にも、メッセンジャーに関連する広告は2つあります。そのひとつが、「メッセンジャー誘導広告」です。メッセンジャー誘広告ではFacebook広告の誘導先として、メッセンジャーのスレッドを指定できます。
https://www.facebook.com/business/help/1444950442185441
そしてもうひとつが過去に1回以上、メッセンジャーでやりとりをしたことのあるユーザーをターゲットとして配信が可能な「広告メッセージ」です。このようにメッセンジャーボットでユーザーとつながりを作っておくことで、広告の誘導先やターゲットのバリエーションが増えることは、Facebookの広告から売上を作るうえで大きなメリットです。 関連記事: Messenger広告が全世界で可能に! Messengerに関する3種類の広告解説!