国内MAU2,000万! Instagram Dayから見るビジネス活用の展望

2017/10/04


昨日10月3日、Facebook社主催のイベント「Instagram Day」が都内で開催されました。同イベントは広告主やマーケターの方向きにInstagram広告がどのように日本企業のビジネス拡大、ブランド価値の増幅に貢献していけるのか説明するものでした。


Facebook Japan代表の長谷川晋氏やInstagram最高製品責任者のケビン・ウェイル氏などが登壇し、最新の情報を踏まえてプレゼンテーションを行いました。今回はその中でも、ラボ編集部が注目のポイントを紹介します。


text / ソーシャルメディアラボ副編集長 小東真人


    ■目次


  1. 世界と国内ユーザー数の最新情報

  2. 日本におけるInstagramの現状

  3. Instagramの広告活用

  4. まとめ


1. 世界と国内ユーザー数の最新情報




  • 世界MAU数:8億人

  • 国内MAU数:2,000万人


冒頭に2015年と2017年を比較した、世界と国内のMAU数が表示されました。この数字は同イベントで初めて発表されるもので「NEW!!」の文字も付されています。2015年からわずか2年で、世界・国内ともに2倍以上に急伸しています。



  • 世界DAU数:5億

  • 米国外ユーザー数の割合:80%

  • ストーリーズのDAU数:2.5億


また世界のユーザーのうち、同アプリの開発国である米国以外のユーザーが8割いることも発表されていました。InstagramがいかにグローバルなSNSかを象徴するものだったと言えます。




  • 世界アクティブ広告主数:200万

  • 世界のInstagram上のビジネス数:1500万

  • ビジネスをフォローしているユーザー割合:80%


ケビン氏はInstagramの成長の秘訣として下記2点をあげています。それは文字よりも伝わりやすい画像(イメージ)をコミュニケーションの中心に据えたことと、ストーリーズ機能や動画機能を拡充させてInstagram上でコミュニティ作りのきっかけを提供できたことを挙げています。


今後もユーザーの趣味嗜好によるユーザー同士の繋がりやビジネスとの繋がりを後押しする旨を話していました。


2. 日本におけるInstagramの現状


Instagramは誰が、いつ使っているのか



ケビン氏による日本を含めた世界のユーザー数の成長の話を受け、長谷川氏からは広告主やマーケターに向けてInstagramの国内利用について発表がなされました。



  • 国内MAU数:2,000万人(2017)

  • 男:女 = 39%:61%


MAU数が2,000万人を突破したことは既述ですが、その性別の内訳は男性が約4割で女性が約6割のようです。



また投稿時間について、朝から晩までまんべんなく、空き時間に投稿されています。シーン別では「自宅でくつろいでいるとき(59%)」や「移動中(31%)」、「仕事の休憩時間(18%)」などスマホが利用できるさまざまな時間でユーザーはInstagramに触れています。


Instagramでは何が発信されているのか



次にどういった画像が投稿されているかについてです。「有名人の投稿」や「友人の投稿」、「ファッション」、「写真」の分類が上位に入っています。


ここで注目したいのが、2015年に比べて「有名人の投稿」や「友人の投稿」の投稿件数は微増、「写真」に至っては減少傾向にあるようです。一方で「料理」や「旅行」、「ペット」、「音楽」が急成長してきています。


つまり、コンテンツの幅が広がっており、かつては作り込みが求められていた「写真」や「アート」のような投稿が減ってきているのです。ユーザー視点で、より消費者生活に近しいコンテンツの方がフィードに流れやすくなっているのが分かります。


Instagramのビジネス活用について


ケビン氏から「ビジネスをフォローしているユーザー割合:80%」との報告もありましたが、長谷川氏はその点を深堀りして、ビジネスと人の繋がりについて言及していました。




  • スポーツチームやプレイヤーの情報に触れている:54%

  • 自動車の購入時に影響を受けている:59%

  • ファッションに関して刺激を受けている:55%

  • 旅行に向けてワクワク感を高めている:62%


Instagram上でユーザーは通常投稿や広告をつうじて写真や画像を見て、色々なジャンルで影響を受けています。


3. Instagramの広告活用



ビジネスとの相性も良いという話を受け、Instagram広告のポイントも挙げられていました。ブランディングとダイレクトレスポンス両方で効果が見込めることが強調されていましたが、具体的な事例の紹介については権利保護の関係上今回は差し控えさせていただきます。


広告の自動配置について


現在、Instagramでは出稿時に「自動配置」を選択することで、FacebookやオーディエンスネットワークなどInstagram以外のチャネルにも自動で、効率よく、予算を分配してくれます(もちろんInstagramのみに配信することも可能です)。


会場では新しい情報として、掲載面別にクリエイティブの指定が可能になったことも紹介されました。これにより自動配置ではInstagram、Facebookそれぞれに異なるクリエイティブで配信が可能となります。さらに、ストーリーズ広告も自動配置の対象として配信可能になるようです。


Instagramストーリーズ広告作成のコツ


自動配置も可能になったInstagramですが、企業がストーリーズを作成する際のコツについても言及されていました。まず動画素材について、必ずしもストーリーズ用に改めて作らなくてもよい旨が繰り返し伝えられました。


たとえば下記ピザ屋「Digiornod」のストーリーズ広告のように、既存の動画の切り取りや通常業務のなかでスマホを使って撮影できる素材に、ユーザーがストーリーズ投稿する際に見られる文字やエフェクトをくわえて、簡単に仕上げることもできます。



https://business.instagram.com/success/digiorno/

※会場で上記が紹介されていたわけではありません


また、企画する際に、どういった視点を持てば反応されやすいストーリーズ広告が作れるのかも紹介されていました。



  • ブランド訴求

  • ストーリー訴求

  • プロダクト訴求

  • 便益訴求


どの方向性で訴求するのか軸を考えて、既存の動画素材を中心に作ってみることがポイントのようです。


4. まとめ



世界でも日本でもユーザー数の伸びが顕著で、ストーリーズ広告を中心に企業の活用面でも期待が高まるInstagram。現状、乗り出せていない企業もあると思いますが、今後前向きに検討してみてはいかがでしょうか。


以上、「国内MAU2,000万! Instagram Dayから見るビジネス活用の展望」でした!