【Facebook運用】超重要な『新エンゲージメント率』を知っていますか?『旧エンゲージメント率』との違いを解説

2015/04/08

Facebook運用において、必ず知っておかないといけない『エンゲージメント率』という指標。


企業ページとファンの親密度を示す数値で、消費者に対して自社商品に興味関心を持ってもらうための改善の際に活用されてきたものです。そして今、この『エンゲージメント率』が新しくなっていることをご存じでしょうか?


今回の記事では、この『新エンゲージメント率』の概要を、旧エンゲージメント率と比較しながらご紹介します。


■そもそも『エンゲージメント率』とは?


「エンゲージメント」という言葉には『愛着心』といった意味があり、マーケティングにおいては、「顧客の企業に対する愛着心」などを指す時に使われてきました。


Facebookにおけるエンゲージメント率も意味合いはほぼ同じで、特に「投稿に対するファンの親密度」を示すために使われています。これまで使われてきたエンゲージメント率は、以下の計算式で求められます。


従来のエンゲージメント率(旧エンゲージメント率)=


(投稿についたいいね!+コメント+シェア)÷ページのファン数


この計算式で、おおよそファンのうちどのぐらいの人が投稿に対して反応を示したか=各投稿のファンとの親密度を確認できました。


■『新エンゲージメント率』とは?


そんな中、Facebookでは新しいエンゲージメント率がインサイト(Facebookの投稿分析画面)に登場しました。新エンゲージメント率の計算式は、以下のようになっています。


新エンゲージメント率=


(投稿にいいね!・コメント・シェアまたはクリックをした人数)÷投稿のリーチ数


言い換えると、『投稿が届いた人の中で何かしらの反応をしてくれた人数の割合』を示すことになります。


旧エンゲージメント率は自力で計算する必要がありましたが、新エンゲージメント率はページインサイトから確認できます。


■新エンゲージメント率の見方


ページインサイトの投稿タブを開き、下にスクロールしていくと『公開済みの投稿』が表示されるので、そこの右上のプルダウンメニューから『エンゲージメント率』を選択します。


画像1


こちらを選択して、一番右のカラムに表示されるのが新エンゲージメント率です。


■新旧エンゲージメント率の違い


旧エンゲージメント率と新エンゲージメント率では、違う点が3つあります。


1.カウントするアクションに「クリック数」が追加


2.分母が「ファンの数」から「投稿のリーチ数」に


3.分子が「アクション数」から「アクションをした人数」に


これらのことから、まず純粋なファン数よりもリーチの方が重要であるとFacebookが考えていることを読み取ることができます。最近、非アクティブなファンを削除する動きもありました。


これまであまり注目されてこなかった「投稿のクリック数」という、表には出てこない数値もこれから注意して追いかけていく必要がありそうです。


また、「アクション数」から「アクションをした人数」というカウントに変わったことは、「回数」という総数から「人数」というユニーク数に変わったということです。したがって数字は小さくなりますが、その分正確に『投稿に対する親密度』というのが測ることができますね。


■最後に


これまで旧エンゲージメント率で測っていたページとファンの距離ですが、今後、新エンゲージメント率で測ることで、より正確な数値を把握することができます。


クリック数などの見えない数値もしっかりと押さえながら、リーチも気に掛けた運用をしていきましょう。


この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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