1月の主要SNSニュースまとめ! Fbアルゴリズムがまた変わり、IGは予約可能に
2018/02/09

- ■目次
- 全般
- YouTube
1. 全般
インターネット利用に関する世界中のデータ
2. Facebook
企業の投稿よりもユーザーの投稿を表示しやすくなるアルゴリズムに

https://www.facebook.com/zuck/posts/10104413015393571
米国時間1月11日、Facebook社CEOのマークザッカーバーグ氏は企業の投稿よりも、友達や家族といった一般ユーザーの投稿を表示しやすくニュースフィードを変えていくと発表しました。
また、それにより表示される企業投稿は従来の全体量である5%から4%に低下すると明らかにしました。 昨年から企業によるオーガニック投稿の公開エリアを分けるテストをしていたFacebookですが、今回、抜本的に企業投稿の表示頻度を下げる仕様に変更しました。 これにより、ページ広告でファンを集めてから、オーガニック投稿でリーチさせる従来型の手法が効きにくい流れがさらに加速するものと考えられます。運用目的にもよりますが、 Facebook広告の運用担当者は上記を踏まえて、ページ広告よりも投稿広告に予算を比較的多く割くことをおすすめします。 参考: https://www.facebook.com/zuck/posts/10104413015393571, https://japan.cnet.com/article/35113123/, https://digiday.jp/platforms/2018-year-facebook-banishes-news-feed/信頼できる情報源か、ユーザーに尋ねて表示頻度を決める仕組みを導入

https://www.facebook.com/zuck/posts/10104445245963251
米国時間1月20日、ザッカーバーグ氏は情報源の信頼度をユーザーに尋ねて、その結果を表示頻度に反映させると発表しました。目的は報道機関を罰することではなく、あくまで信頼されている情報源をより見せることだと広報担当者は語っています。背景には2016年に行われた同国の大統領選の時に、フェイクニュースがFacebook上でも広まったことが挙げられます。 これらは一般の企業ページというより、ニュースを取り扱うメディア系のページが該当するものと思われます。 そもそもFacebookのアルゴリズムは自分のアカウントの友人の間で、リンククリックやいいね!などのリアクション、シェアなどエンゲージメントが高い投稿を優先的に表示させようとします。そこには今まで、情報の確からしさは評価させられておらず、原理的には、誤った情報でもエンゲージが高ければ流布してしまう状況でした。 今回の措置でユーザーによる評価がアルゴリズムに加味されるかたちとなります。 参考: https://www.facebook.com/zuck/posts/10104445245963251, https://japan.cnet.com/article/35113466/Messengerについて新しい方針発表

グループで動画を視聴できる機能をテスト

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10154965097952063&set=a.415427007062.200610.576027062&type=3&theater,
米国1月17日、製品担当のフィジー・サイモ氏はグループのメンバーが同時で動画を観られる機能「Watch Party」のテスト開始を発表しました。同機能ではFacebook Liveや既に投稿されている通常の動画を、Facebookグループで一緒に観れるようになります。 Facebook社は昨年6月にミッションを改めてから、ユーザーがFacebookを通じて良質なコミュニティを作るためにFacebookグループ関連のアップデートをしてきました。たとえば、入会前のメンバーに質問を投げかけて振るいにかける機能などです。 まだ同機能はテスト段階ですが、もし実現されればブランド限定のイベントをライブ中継したりと、Facebookグループに入っているメンバーならではのコンテンツを用意でき、ロイヤリティを向上させる施策が打てるのではないでしょうか。 参考: https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10154965097952063&set=a.415427007062.200610.576027062&type=3&theater, https://japan.cnet.com/article/35113328/3. Instagram
Stories機能に複数のアップデート

https://ja.newsroom.fb.com/news/2018/01/instagram_gifstickers/
米国時間1月23日、Instagramは公式ブログでInstagram StoriesにGIFスタンプ機能を追加しました。動きのある面白いスタンプで、写真や動画をデコレーションできます。また、従来のStoriesは没入感のあるフル画面表示が特徴でしたが、近日中に正方形や長方形、あらゆるフォーマットで投稿できるようになります。余白には自動で背景を追加してくれるそうです。 GIFスタンプはコミカルなものが多く一般的な企業の活用よりも、どちらかというとタレントやインフルエンサーといった個人のStoriesで使われていくと思われます。 一方、近日中に反映されるStoriesの投稿フォーマットの自由化にも注目です。これまで画角が合わなくて載せられなかった横長の画像も余白が自動で追加されることで投稿可能になります。そのため投稿のハードルが下がり、企業の活用シーンも増えるのではないでしょうか。 参考: https://ja.newsroom.fb.com/news/2018/01/instagram_gifstickers/, https://corriente.top/instagram-story-gifsticker/企業アカウントで投稿の予約が可能に

https://business.instagram.com/blog/instagram-api-features-updates
米国時間1月30日、Instagramは公式ブログでビジネスアカウントが投稿の予約ができるようになると発表しました。Hootsuiteなど、パートナー企業の有料サービスを利用することで可能となります。 投稿時間にアラートを出してくれるツールや、デバイスを起動させている場合のみ予約してくれるツールはあったものの直接的に予約投稿を行えるツールはありませんでした。 Instagram運用担当者はHootsuiteの有料サービス(月額19ドルから)を利用すれば予約投稿が可能になります。そのため、たとえば夜景は夜20時頃にアップするなど、写真の雰囲気に合う投稿時間の指定が容易になります。 Facebook, Twitter, LINEでは既に予約投稿機能があったので、これにより国内の主要SNSを全て予約管理できるようになります。運用担当者にとって負担が減るといえます。 参考: https://business.instagram.com/blog/instagram-api-features-updates, https://blog.hootsuite.com/how-to-schedule-instagram-posts/米国ではアプリからECサイトへの誘導が可能に
1月14日~16日の間、米国のニューヨークで行われた「NRF 2018 Retail‘s Big Show & EXPO」で、セールスフォース社がInstagram投稿からECサイトへの誘導する機能を正式に発表しました。ECzineの取材によると、ブースが出展され、実際の活用シーンが分かりやすく説明されていたそうです。 米国セールスフォース社が発表したばかりの機能ですが、同社には日本法人もあり、また日本でもInstagramのMAUが伸び続けて2000万人を超えている現状を考えると、日本における導入もそう遠くないと考えられます。 これまでユーザーには一度ホーム画面に行ってもらい、そこからECサイトへ回って商品を見てもらっていたところを、個々商品の紹介ページに直接移動してもらえるようになれば、Instagramからの購入が活発になるといえます。 参考: https://eczine.jp/article/detail/5363, https://www.salesforce.com/company/news-press/press-releases/2018/01/180115/4. Twitter
投稿画像の表示に関するアップデート

5. YouTube
広告収入ルールを変更

https://youtube-creators.googleblog.com/2018/01/additional-changes-to-youtube-partner.html
米国時間1月16日、YouTubeはブログで動画配信者への広告収入ルールを変更すると発表しました。それまで動画の再生数と広告表示数に応じて報酬が発生していましたが、2月20日からは過去12カ月の総再生時間4000時間と、チャンネル登録者数1000人以上という厳しい制限が追加されます。 YouTubeに自作動画をあげて再生数を増やして広告収入を得る、いわゆる「ユーチューバー」は国内外で近年話題となっていますが、今回のルール変更によって、始めたばかりの初心者ユーチューバーが動画をあげても収入を得られなくなりました(そもそも初心者が得られる広告収入は1本あたり数百円程度と、そこまで多くなかった)。 一方で、企業としてはメリットがあると言えます。それまで人気のないユーチューバーの動画に出稿されていた広告が減り、出稿枠の質が高まったと言えるためです。 参考: https://youtube-creators.googleblog.com/2018/01/additional-changes-to-youtube-partner.html, http://blogos.com/outline/273133/この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部
