【イベントレポート】Instagramのショッピング機能がついに日本でも! 認知から購買までシームレスに
2018/06/05
本日、南青山で行われたInstagramの公式イベントにラボ編集部はお邪魔しました。
「Instagramが変えるビジネスと、消費者のつながり」というテーマで、製品マーケティングディレクターのスーザン・ローズ氏がプレゼンテーションを行いました。今回はそのなかでも、編集部が特に重要だと感じた部分をピックアップしてご紹介いたします!
text / ソーシャルメディアラボ編集長 小東真人
- ■目次
- 登壇者の紹介
- 数字から見るInstagram
- ショッピング機能がついに実装!
- 最後に
1. 登壇者の紹介
Instagram製品マーケティングディレクター スーザン・ローズ氏
2. 数字から見るInstagram
国内:検索機能の利用が活発
- 5人に1人が、朝起きてすぐInstagramをチェックする
- ユーザーの20%が、検索機能を毎日利用する
- Instagramで検索機能を利用した後、42%の人がアクションを起こす
ポイントとして、日本でハッシュタグ検索される回数はグローバル平均の3倍もあるそうです。日本のユーザーはInstagramを比較検討フェーズにフル活用したいのがよく分かりますね。
グローバル:ビジネスプロフィールへの流入は、非フォロワーが大半だった
- 2億人:ビジネスプロフィールに訪れる1日あたりのユーザー数
- 80%:ビジネスをフォローしているユーザーの割合
- 2/3:ビジネスプロフィールを訪れるユーザーのうち、非フォロワーの割合
- 1.5億人:DMやURLクリック、電話といったコールトゥアクションを取るユーザー数 (いいね、コメントではない!)
Instagramは、ユーザーが興味関心の高いアイデアを発見するツールとしてだけでなく、「ビジネスにも成果が出る」ことを強調していました。
ビジネスプロフィールを訪れるユーザーのうちフォローしていない人の割合が2/3を占めるというのは、すごいなと。これはユーザーが直接知らないブランドであっても、友人やインフルエンサーの投稿から影響を受けてプロフィールまで来訪していることを意味し、企業としては新規顧客を開拓できていると言えそうです。
また、これだけビジネスプロフィールに訪れる人が多いと、先日アップデートされた「予約」や「チケット予約」の導入にも期待が高まります。
3. ショッピング機能がついに実装!
米国で先行リリースされていたショップ機能。ついに、日本でも開始されました!
ショップ機能とはそもそも商品名と値段が書かれたタグが表示され、タップすることでECサイトに遷移するものです。
そもそもの国内EC市場を振り返る
- 35%:国内EC市場の売上のうちモバイル経由の割合
- 2.35倍(2015年比):2020年における国内のモバイル経由のEC売上予想
- 47%:ショッピングにおいて、Instagram含めたSNSからインスピレーションを受けると回答した人の割合(グローバル)
- No.1:Instagramはアパレル商品の発見に最も貢献しているプラットフォームである(グローバル)
ショップ機能が出たことで、従来のようにカタログの取り寄せやモールへ行く必要なく、購買欲求が刺激されてからすぐアクションが取りやすくなりましたね。
どのようにユーザーを誘導できるのか
フィード上の投稿はもちろん、プロフィール画面からショップ機能のタグがついた投稿を一気に見られます。導入しているアカウントのプロフィール中段には「SHOP(ショップ)」というボタンが表示されており、そちらを押すとまとめて閲覧できるようになります。
イベント会場には国内で数週間前にテスト導入されていた3社が来ていましたので、先進事例としてこちらでも紹介させていただきます。各社、投稿からECサイトに遷移させて、どういった画像を見せているのか参考になります。
4. 最後に
今までInstagramのいちユーザーとして海外アカウントを見ていて、左下にショッピングタグが目に入るたびに「日本での導入はまだかなー」と期待を寄せていました。
これまでInstagramは企業のマーケティングにおいて、商品サービスの認知や理解、検討フェーズのユーザーに態度変容を起こしていたわけですが、この度新機能として「購入」まで一気通貫でカバーされましたね。
ユーザーとビジネスを結びつける、Instagramの進化にこれからも注目していきたいです。
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この記事を書いた人:小東真人
17年ガイアックス入社のデジタルネイティブ世代。靴磨きが大好きで、休日はInstagramで関連アカウントばかり見ている。