FacebookのARカメラエフェクトとは? サードパーティ向けツールやプロモーション活用事例を解説
2018/06/26

- ■目次
- FacebookやInstagramのカメラで使えるARエフェクトとは?
- FacebookのARエフェクトを利用するメリット
- Facebookのカメラエフェクトプラットフォームで作れるもの
- ARエフェクトはどうやって使うのか
- ARエフェクトの事例
- まとめ
1.FacebookやInstagramのカメラで使えるARエフェクトとは?
ARエフェクトとは、AR(拡張現実)の技術を活用しカメラに映る画面へリアルタイムに演出を加える機能です。人の顔を認識するARカメラエフェクトは、スマートフォンアプリのSNOWなどが有名です。
そもそもARとは?VRとの違いは?
ARは日本語では「拡張現実」と呼ばれ、カメラに映る現実の空間にバーチャルの情報を重ねるというものです。2016年に大ヒットしたスマートフォン用アプリの「ポケモンGO」は、AR機能を使ったサービスの代表的な例でしょう。カメラを通して、まるで目の前の世界にに本当にポケモンがいるかのような体験ができます。 対してVRは日本語で「仮想現実」と呼ばれ、ゴーグル型の機器などを使って視覚映像を投影させ、あたかも自分が映像の中にいるような感覚を味わうというものです。オリジナルのARエフェクトを、FacebookやInstagramで提供できる!

2.FacebookのARエフェクトを利用するメリット
カメラエフェクトプラットフォームは無料で使えて、作成したARエフェクトの配信にも料金はかかりません。エフェクト制作のコストだけで利用できるのは大きなメリットです。 Facebookの国内ユーザー数は2,800万人、Instagramの国内ユーザー数は2,000万人と、多くのユーザーを抱えています。 新たにARエフェクトが使える加工アプリなどをリリースしてもユーザー獲得に時間がかかります。しかしFacebookなどのプラットフォームを活用すれば、簡単に多くの人にオリジナルのARエフェクトを届けられるのです。 プロモーションとしてサービスや商品にまつわるARエフェクトを活用すれば、多くシェアされる拡散効果も期待できます。3.Facebookのカメラエフェクトプラットフォームで作れるもの

https://www.facebook.com/fbcameraeffects/home/
フレームやARエフェクトを作成できるカメラエフェクトプラットフォームは、Facebookのサイト上で提供されています。ARエフェクトを作成するのに必要な専用ツールも、ここからダウンロードできます。どのようなエフェクトを作成できるのか
それでは、カメラエフェクトプラットフォームで作成できるエフェクトにはどのようなものがあるのでしょうか。Frame Studio

引用元:https://developers.facebook.com/products/frame-studio
Frame Studioでは写真や動画のフレームを作ることができます。これはARではなく、単純に画像を組み合わせるものです。イラストやロゴマークなどの画像さえあれば簡単に作成できます。Webベースのツールなので、アプリのダウンロードも必要ありません。AR Studio

引用元:https://www.facebook.com/fbcameraeffects/home/
AR StudioはARを使ったエフェクトを作るためのツールです。 先に紹介したような、自動的に顔を認識してサングラスをかけさせる、などのエフェクトを作成できます。 顔認識を活用するほかに、現実の空間にモノやキャラクターを投影することもできます。このツイートのように、目の前に恐竜が現れたような風景の写真を撮影するなど、アイディア次第でさまざまな使い方が考えられます。全国各地から集まっている #ブルー出没 情報! 投稿キャンペーンは5/18(金)まで✨ 引き続きお待ちしております! Facebookカメラ👉https://t.co/R3q2RwyF5i ▼キャンペーン詳細はこちらhttps://t.co/QJHixJXK7M pic.twitter.com/oWQRjkrANM — ジュラシック・ワールド (@jurassicworldjp) 2018年5月11日
4.ARエフェクトはどうやって使うのか
それでは、ARエフェクトカメラをユーザーが使う場合の手順を解説します。Facebookアプリから利用する場合
もっとも簡単な方法は、アプリを開いて最初のページを右にスワイプすることです。以降では別の手順として、投稿作成画面からカメラを立ち上げる方法をご紹介します。 手順1:プロフィールページやホーム画面で「今なにしてる?」をタップします。



QRコードやURLから利用する場合
QRコードやURLからARエフェクトにアクセスすることもできます。 手順1:QRコードを読み取るか、URLを入力してアクセスします。 例)映画『ジュラシック・ワールド』のプロモーション画面

5.ARエフェクトの企業活用事例
このようなARエフェクトを、企業がプロモーションに活用することもできます。ここでは、いくつか事例をご紹介します。事例1:ジュラシック・ワールド
映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」では、ARエフェクトを使用した写真投稿キャンペーンを実施しました。 映画にも出てくる人気の恐竜「ブルー」をARエフェクトとして作成。一緒に写真や動画を撮影し、「#ブルー出没」というハッシュタグをつけてSNSに投稿してもらうというものです。 恐竜のエフェクトがリアル寄りのため風景写真との相性が良く、ペットや子どもと一緒に撮った写真なども投稿されています。
http://www.jurassicworld.jp/photocp/#/boards/photocp
事例2:スター・ウォーズ
映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」とのコラボでは、同映画に登場するキャラクターの「シス」または「ジェダイ」になりきることができるARエフェクトを提供しました。 キャラクターの見た目が特徴的なため分かりやすく、誰でもスター・ウォーズの世界を楽しむことができます。
6.まとめ
ARエフェクトを使うことで、非日常的でユニークな写真や動画を簡単に撮れるようになりました。友人と使えば動画撮影がより楽しいものになり、風景に溶け込むARは思わず写真をシェアしたくなります。スマートフォンを使った顔認識の精度も上がっており、これからもAR技術を利用したさまざまなサービスがリリースされることが予想されます。 企業のプロモーションにも、ぜひFacebookのARエフェクトを取り入れてみてください。この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部
