ご当地キャラクターのSNSアカウント活用事例14選!Facebook・Twitter・Instagram編
2019/03/28
ゆるキャラブームも相まって、ご当地キャラクターは地域おこしや観光地の広報に欠かせないものとなっています。ユニークなキャラクターは外国人にも受け入れられやすく、SNSを活用することで人気を後押しすることが可能です。
この記事では、ご当地キャラクターはSNSをどのように活用していけばいいのかを事例から学びます。
- ■目次
- 【Facebook】ご当地キャラクターアカウント運用事例5選
- 【Twitter】ご当地キャラクターアカウント運用事例5選
- 【Instagram】ご当地キャラクターアカウント運用事例4選
- まとめ
【Facebook】ご当地キャラクターアカウント運用事例5選
事例1:ぐんまちゃん(群馬県)
https://www.facebook.com/gunmachan.official/
群馬県のご当地マスコットキャラクター、ぐんまちゃんのアカウントです。投稿はほぼ毎日行われていて、1日に複数回投稿する日もあります。内容はぐんまちゃんが出演したイベントや地元の観光資源のアピール、寄せられたメッセージの紹介、ブログの更新情報などを発信しています。
投稿はぐんまちゃん自身が話しているような文体で親しみやすく、必ずぐんまちゃんの写真やイラストが添付されていて、ぐんまちゃんが好きな人がフォローしたくなるアカウントです。
地元のスキー場の紹介をする投稿ではぐんまちゃん自らスキー場へ訪れた写真が添えられていて、スキー場の様子や温泉があることを伝えました。温泉にふさわしい浴衣のコスチュームなのも、珍しさがあって楽しいものとなっています。
事例2:イーサ キング(鹿児島県)
https://www.facebook.com/isaking2013Officeal/
イーサ キングは鹿児島県伊佐市の公認キャラクターです。イベント出演情報など、イーサ キングのアピールをメインに発信しています。投稿頻度は週に5回程度ですが、イベントが多いときには1日に数回投稿することもあります。
イベントレポートなどのオーソドックスな投稿のほか、行方不明者情報のシェアや、時にはゆるキャラのあり方についてのオピニオンなど、メッセージ性の強い投稿をすることもあるのが特徴です。それらはイーサ キングの設定に合わせた内容となっており、キャラクターが発信することの特長であるともいえます。
イベントに出演したという投稿には、ユーザーからのコメントに返信をしています。コメントにもイーサ キングの口調を反映させることで堅苦しさがなく、親しみやすさを感じられます。
事例3:みやざき犬(宮崎県)
https://www.facebook.com/miyazakikeeen
宮崎県のシンボルキャラクターとして活動するみやざき犬を紹介するアカウントです。それぞれ性格の違うひぃくん・むぅちゃん・かぁくんの3匹から結成され、各キャラクターに関連づけた投稿がされています。投稿は毎日ではなく、数日の間が空くこともあります。
イベント出演情報や観光地の情報のほか、オーストラリアへの武者修行など個性的なコンテンツを投稿。県内外のファンから届いた年賀状の紹介もしています。年賀状の紹介などは、ファンにとっては「自分たちの送ったものを見てもらえている」という喜びにつながりますし、送っていない人にとっても「ファンを大切にしているんだな」というのが伝わります。ファンへの丁寧な対応は、関係構築には欠かせないので、ぜひ参考にしたいです。
事例4:しまねっこ(島根県)
https://www.facebook.com/Shimanekko/
バラエティー番組への出演や人気投票の受賞歴も多く、精力的に活動している島根県のPRキャラクター、しまねっこのアカウントです。ブログの更新情報のほか地域の観光地や名産品の紹介、イベント情報などを投稿しており、顔文字を交えた親しみやすい内容です。投稿は週に4~5回程度で、イベントが多いときなどは1日に数回投稿することもあります。投稿から公式の観光情報サイトへ誘導して詳しい情報が知りたい人のニーズに応えており、しまねっこのアピールだけでなく地元情報も効果的に伝えています。
テーマごとに作られたアルバムには未公開になっていた写真を掲載するなど、Facebookのアルバム機能を上手に活用しています。
事例5:たかたのゆめちゃん(岩手県)
https://www.facebook.com/pg/takatanoyumechan/
岩手県陸前高田市の公認マスコットキャラクター、たかたのゆめちゃんの出演イベント情報や市内のスポット情報を発信しています。イベントや季節ごとにたかたのゆめちゃんのコスチュームが変わるところも見どころのひとつです。投稿の頻度は週に3~4回程度ですが1週間以上空くこともあり、イベントや行事がないときは投稿が少なくなっています。
公式YouTubeチャンネルを開設しており、Facebookページでも歌やダンスなどの動画を積極的に投稿しています。
【Twitter】ご当地キャラクターアカウント運用事例5選
事例1:たか丸くん(青森県)
たか丸くんは青森県弘前市のマスコットキャラクターで、市内の観光情報やイベント情報を発信しています。投稿には絵文字や顔文字を交えた親しみやすい雰囲気で、ほかのキャラクターのツイートの引用リプライや、一般ユーザーからのリプライにも積極的に返信しています。投稿は週に2~3回ほどで、雪遊びをする写真など、雪の多い青森ならではのツイートも投稿されています。
イベントに参加した様子を伝える動画では、たか丸くんがよちよちと歩いてサッカーのシュートをするのがとてもかわいらしく、イベントの雰囲気やたか丸くんの特徴がより伝わる内容となっています。
雪燈籠まつりで、ブランデュー弘前の
イベントに参加したよ⚽️✨
ぼくの華麗なシュートをご覧あれ!! pic.twitter.com/TtuVAmk7fs
— たか丸くん (@takamarukun400) 2019年2月12日
事例2:チーバくん(千葉県)
千葉県のマスコットキャラクター、チーバくんのアカウントです。1日に2〜3回という高頻度で投稿しており、イベント出演情報や県内の見どころスポット情報を発信しています。写真だけでなく季節に合わせたオリジナルイラストの投稿や、「おはちばー!」という朝の挨拶もユニークです。チーバくんはメディアへの出演も多く知名度が高いためか、毎回多くのいいねやリツイートを獲得しています。
「今日は○○の日」というような豆知識を投稿することもあり、豆知識の内容を地域の情報や観光情報にうまく絡めて紹介しているのが特徴です。
みんなおはちばー!今日もニコニコ日曜日。今日は「京葉線」が全線開通した日だよ。1990(平成2)年の今日、全線開通したんだって!京葉線を使うと「幕張メッセ」や「ZOZOマリンスタジアム」、「ららぽーとTOKYO-BAY」、「ディズニーリゾート」とかいろんな場所に行けちゃうよね♪♪ pic.twitter.com/4yKyr3Y4H5
— チーバくん (@chi_bakun_chiba) 2019年3月9日
事例3:くまモン(熊本県)
国内外に多くのファンを抱える熊本県のPRキャラクター、くまモンの出演イベント情報や動画の更新情報を発信するアカウントです。投稿の頻度は毎日で、多い時で1日に6回以上投稿することもあります。
くまモンのなにげない日常や、朝と夜にあいさつを投稿するなど気軽に使えるTwitterらしい運用が特徴です。朝のあいさつには一般ユーザーからの「今日は私の誕生日です」というリプライが多く寄せられています。
実習船の竣工式に出演したときのツイートでは写真を多く投稿し、イベントの様子を伝えました。ツイート内にある「むしゃんよか」というのは「かっこいい」という意味の方言で、地元を盛り上げるだけでなく、地元出身の人にも親しみやすい内容となっています。
先日、熊本県の新しい実習船「第5代熊本丸」の竣工式に行ってきたモン!とってもむしゃんよかったモン☆ボクはテープカットとおもち巻きに参加したモン!県立天草拓心高校のみなさん、大海原に羽ばたいてはいよ〜☆エイエイモーン! pic.twitter.com/4l05wRAYRd
— くまモン【公式】 (@55_kumamon) 2019年3月1日
事例4:ふっかちゃん(埼玉県)
埼玉県越谷市のイメージキャラクター、ふっかちゃんのアカウントでは、出演イベント情報を中心に発信しています。投稿は毎日1〜2投稿で、Instagramのようにハッシュタグをつけて投稿しているときもあります。朝のツイートは花の画像を添付していることが多く、季節を感じられるのも特徴です。
埼玉を舞台にした映画の舞台挨拶イベントでは、名産の深谷ねぎを配るというユニークなプロモーションが話題となりました。映画やドラマなどのメディアをうまく地元PRにつなげることができたという好例です。
ねぎねぎ♪Y(o0ω0o)Y #翔んで埼玉🌱#ねぎらい舞台挨拶 #観客の皆さんにも #深谷ねぎ #中瀬青果市場さん #ありがとぉ pic.twitter.com/uRYf5Pe78h
— ふっかちゃん (@fukkachan) 2019年3月5日
事例5:うどんの妖精♪さぬどん(香川県)
さぬきうどんのPRを通して香川県の町おこしに取り組む非公認キャラクターです。主にイベント情報などを発信しています。インパクトのある見た目に加え、「~にょ」という特徴的な語尾や絵文字を多用して濃いキャラクターを前面に押し出しています。毎日の投稿に加え、1日に3~5回投稿していることもあります。
ユーザーがさぬどんの写真をツイートしたときには、引用リツイートで紹介していました。ファンとの距離感が近いのが印象的です。
パカって フタ
あけた時の いーにおい
(o´罒`o)に 迎えられつつ
カプリガブガブモグモグにょー
ほぉっほぉっほぉっほぉっ
中に入ってる お芋サイコー! https://t.co/fqwx8k4i7H
— うどんの妖精♪さぬどん【公式】 (@sanudoooon) 2019年2月25日
【Instagram】ご当地キャラクターアカウント運用事例4選
事例1:壺侍(佐賀県)
佐賀県の観光情報をPRするキャラクター、壺侍(つぼざむらい)のアカウントです。県内の観光スポットの紹介やイベントの様子、特産品、地元のグルメなどを投稿しています。投稿はほぼ毎日行われており、写真だけでなく動画や、スマホ用のカレンダーイラストをポストすることもあります。
ぬいぐるみや着ぐるみ、イラストを使った画像はクオリティが高く、Instagramの文化にしっかりと合わせられています。コメントへの返信も積極的です。
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事例2:さのまる(栃木県)
さのまるは栃木県佐野市のキャラクターで、ゆるキャラグランプリ2013ではグランプリを獲得するほどの人気です。
Instagramではさのまるのかわいいビジュアルを生かしながら、名産品やイベント情報を発信しています。Instagramの機能であるストーリーやハイライトも効果的に活用しているのが特徴です。投稿の頻度は週に2~3回程度とそれほど多くはないものの、いいね数は毎回1000から3000を超えることもあります。
誕生日には地元の名物ラーメンを食べる画像を投稿。複数の画像を組み合わせて、さのまるのかわいさと名産であるラーメンの魅力を余すところなく伝えています。
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事例3:しんじょう君(高知県)
高知県須崎市のPRキャラクター、しんじょう君のInstagramではイベントの紹介や須崎市の観光スポットなどを発信しています。プロフィールやキャプションはすべて英語で投稿しており、海外進出やインバウンドの旅行客を意識していることがうかがえます。イベント出演時は頻繁に投稿されていますが、通常時は週に1~2回ほどの投稿にとどまっています。
しんじょう君はブログの中にアニメや漫画をもじった画像を使うことがあり、この動画もネットで話題となった「人を怒らせる方法」のオマージュとなっています。
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事例4:ちりゅっぴ(愛知県)
ちりゅっぴは愛知県知立市のマスコットキャラクターで、イベントの出演情報を投稿しています。顔文字を交えた投稿は、ちりゅっぴの可愛らしい雰囲気そのものです。投稿は週に2~3回程度で、ちりゅっぴがほかのキャラクターやイベント関係者と一緒に写った写真が多く投稿されており、賑やかな雰囲気を出しています。
こちらの投稿では二十四節気の一つ「雨水(うすい)」に合わせてレインコート姿を紹介しました。季節やイベントに合わせて普段と違うコスチュームで登場することで、コメント欄はちりゅっぴのファンが盛り上がりを見せています。
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まとめ
それぞれのキャラクターごとに、さまざまな工夫をしながらSNSを活用していることがわかりました。投稿するときはキャラクターの性格や口癖を統一し、その世界観を壊さないようにすることが大切だといえるでしょう。
ファンからの好意的なリプライが寄せられることも多く、交流を楽しみながらSNS運用を行なっていきたいものですね。
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部