[初心者向け記事] Facebookを利用する10個のメリット【企業編】

2012/09/01

企業としてFacebookを利用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?逆にデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?このページでは、他のSNSやWebマーケティング手法と比べて、Facebookページの活用にはどういったメリットがあるのかをご説明します。(デメリットについては、『Facebookを利用するデメリット【企業編】』をご覧下さい。)


これからFacebookを活用する企業様は疑問に思われる事も多いかと思います。ぜひこちらの記事を参考にして下さい。



▼このページの目次


メリット1.「安価に開設できる」


メリット2.「ファンとコミュニケーションを取れる」


メリット3.「ファンへの告知が簡単にできる」


メリット4.「拡散性が強い」


メリット5.「情報が滞留しやすい」


メリット6.「アクション率(クリック率・認識率)が高い」


メリット7.「ファン化の障壁が低い」


メリット8.「情報に信頼感が上積みされやすい」


メリット9.「荒れにくい」


メリット10.「ポジティブな反応が見込める」


※このページは、2011年8月10日にラボで公開した記事『最低限知っておくべき!企業がこぞってFacebookを使う10個の理由、まとめ』を再編集してお届けしています。


1.Facebookを使う10個のメリット


メリット1.「安価に開設できる」


企業がFacebookを活用するメリットの1つが安価に開設できる事です。


『企業がFacebookを利用ための4つの方法』でもご紹介しているように、基本的にはFacebookページは無料で開設できます。Facebookは「Facebookページ」という機能の利用には、初期費用・月額費用ともにをフリーにしているのです。


では、なぜ安価と書いたのか。それは「コンサルティング」「必要な素材の制作」「運用代行」などをアウトソースする場合には、代理店や外部委託企業への発注が必要だからです。また、キャンペーン開催で必要なFacebookアプリを利用する場合も、アプリ提供会社への費用が発生します。(もちろん、戦略・企画・制作・運用・キャンペーン開催などを自社で行なう分には費用は掛かりません。唯一、Facebook広告の出稿費用だけが必要となります。)


ただ、費用がかかると言っても、プライベートSNSの構築やある程度規模のあるメール配信を行なう場合と比べては、かなり安価になります。(Facebookページのアウトソースを考える場合の費用項目は、こちらの記事の『どんな費用がかかるの?』の項をご参照下さい。)


メリット2.「ファンとコミュニケーションを取れる」


Facebookページを持つと、(企業からの)ウォール投稿と、それに対する(ユーザーからの)コメント、という形でコミュニケーションを取る事が可能です。


多くの企業では、宣伝・広報部門と顧客接点部門(=営業部門、小売部門)が分かれていたり、メーカーの場合は小売店に対しての販売となるため、直接エンドユーザーと接してフィードバックを頂く機会が少なくなってしまいます。そこで利用するのがFacebookページというコミュニケーションプラットフォームです。


例えばアンケートを取る時なども、簡単なものであれば、Facebookページを通してファンに問いかける事も出来ます。新しい商品のサンプリングもFacebookページを通して行って、反応を頂く事も可能です(サンプリングは専用のFacebookアプリが必要)。


また、これは他のSNSを利用した場合も同様ですが、日々のコミュニケーションをしていく事により、ユーザーから自社に対するロイヤリティ向上や想起率の向上につながっていきます。(ロイヤリティや想起率の向上などについては、詳しくは『【保存版】Facebookって効果あるの?と思った時に見るべき16個の調査結果|やっぱり商品購入にもつながっていた!』の記事もご参照下さい。)


メリット3.「ファンへの告知が簡単にできる」


「メリット2.」で説明したように、Facebookページでユーザーとつながる(=ファンになって貰う)ことにより、企業からユーザーに対して情報を届けられるようになります。


そしてFacebookページでは、メール配信やブログと違い、とても簡単に投稿できるようになります。


簡単とは2つの面から言えるのですが、一つ目が投稿する文章です。メルマガでもブログでも、「今週は何を書こう…」「これだと短すぎかな…」といった心配ごとが良くあるかと思いますが、Facebookページでは、むしろ投稿する文章は短いほどファンの方々には好まれます。


機能的にも投稿が楽と言えます。これが二つ目です。配信設定を気にすることなく、投稿口に文章を入力して「投稿」ボタンをクリックするだけで完了してしまいます。(「投稿が楽」という点はTwitterも同様ですね。)


2012年9月現在では、ウォール投稿時に「詳細ターゲット設定」が付き、ファンの中でも年齢・学歴・交際ステータスなどを元に投稿の出し分けが可能になっています。そのターゲティング設定を行ったとしても、簡単さには変わりはありません。


メリット4.「拡散性が強い」


Facebookは他のソーシャルメディアよりも拡散性が強いと言われています。


それは、twitterと同様に、情報を「受け取る」「拡散させる」という2つの動きを同じ場所でワンタッチで行えるからです。


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ガイアックスでも多くの企業のFacebookページ運用代行をお手伝いしていますが、1回のウォール投稿で数千~1万のいいね!が付き、バイラルで数千、数万単位のユーザーにリーチした事例も少なくありません。


ワンタッチで共有できる点はFacebookもtwitterも同じです。それではなぜFacebookのほうが拡散性が強いと言われるのでしょうか?その答えがメリット5の「情報が滞留しやすい」という点です。


メリット5.「情報が滞留しやすい」


Facebookがtwitterよりも拡散性が強いと言われる理由は、ファンに情報が表示される際に、エッジランクという情報表示のアルゴリズムが働くため、情報が滞留しやすく、ファンとしっかりコミュニケーションを取っていれば見て貰える確率が上がるためです。


皆さんもtwitterでフォローする相手が多くなると、投稿がどんどん流れていって見逃すツイートが増えて行く事に気づいている事でしょう。また、twitterは投稿が流れてしまうため、投稿回数が多くなりがちです。


Facebookは逆で、投稿する内容も友達に気を使いながら、「うざく」ならないように投稿する内容・回数に気を使って投稿するため、自然と表示される情報が淘汰されていきます。


メリット6.「アクション率(クリック率・認識率)が高い」


投稿した内容が、「見て貰いやすい」「クリックされやすい」というのも、Facebookの一つのメリットです。


皆さんの中には、ユーザー向けにメール配信をしている企業も多いでしょう。その時の開封率、クリック率はどの程度でしょうか。米国MailerMailer社の調査では、メルマガの開封率でさえ11.2%という数字になっています。クリック率では1.6%となってしまいます。


(開封率、クリック率のデータはこちらをご覧下さい。)


GaiaXソーシャルメディア ラボのFacebookページでは、企業向けの情報発信をしているにも関わらず、だいたいファン数の35%~50%程度にあたるリーチ数があります。リーチ数は、その投稿が何人のFacebookユーザーに見られているかを示す数字でユニークです。


このリーチ数とメルマガの開封率を比べるだけでも「見て貰いやすい」という点は分かるかと思います。


メリット7.「ファン化の障壁が低い」


Facebookページは「いいね!」を押して貰うだけで簡単にファンになって貰えます。


メールアドレス等の個人情報を入力して貰う必要もありませんし、何より「ワンクリック」で、「画面遷移せず」に、ファンになれるのは大きいです。


メリット8.「情報に信頼感が上積みされやすい」



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(引用:Markezine



ニールセンの調査「広告形態別の信頼度 2009年4月」によると、最も信頼のおける情報は「知人からの情報 90%」で、次が「ネット上の口コミ 70%」でした。


当たり前ですが、企業からの情報や他人の「口コミ」よりも、「知人からの紹介」のほうが信頼度が高いのです。


Facebook内のバイラルの流れの経路で、「Facebookページで投稿する」→「ファンがいいね!やコメントする」→「ファンの友達のその投稿が表示される」というものがあります。


こういった友達を介した情報のリーチが出来るため、Facebookページを利用すると情報に信頼感が上積みされやすいのです。


メリット9.「荒れにくい」


これだけソーシャルメディアが当たり前になっても、利用に二の足を踏む企業もいます。その理由の1つが「炎上リスク」です。


Facebookは「実名制」なので、匿名性のSNS等に比べて炎上しにくい作りになっています。


メリット10.「ポジティブな反応が見込める」


Facebookは、「いいね!」という表現であったり、「実名制」・「リアル友達制」などのルールにより、否定的な意見が出づらい作りになっています。


ポジティブな反応が大多数を占めるので、企業のマーケティングにも活用しやすくなっています。




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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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