Facebookの「いいね!」「シェア」の違いを徹底解剖!Facebookは分かってしまえば難しくない!

2011/02/08

皆さんはFacebookの「いいね!」「シェア」の違いは分かりますか?

それぞれの波及先は分かりますか?


今回は基本に戻って、Facebookの「いいね!」と「シェア」の詳細な説明をします。最後のほうではFacebookページの「いいね!」についてや「いいね!ログ」なども少し紹介したいと思います。


※編集部注:

2017年5月16日:最新情報をもとに一部を加筆修正いたしました。


■目次



  • 「いいね!」と「シェア」の違いを説明する前に……

  • Facebookのコンテンツ共有の仕組み

  • 「いいね!」すると何が起こるのか?

  • 「シェア」すると何が起こるのか?

  • Facebookページへの「いいね!」は全く別物!

  • 補足:自分が「いいね!」をした履歴を見る方法


「いいね!」と「シェア」の違いを説明する前に……


これから「いいね!」をするというのはどういうことなのか、「シェア」をするとはどういうことなのかについて図にしながら説明していきたいのですが、説明をよりわかりやすくするために、先にいくつかポイントを説明させていただきます。


Facebookには「ニュースフィード」と「ウォール」がある


ニュースフィードとは、自分がいいね!したページや友達が投稿した内容が、Facebook独自のアルゴリズムにもとづいて表示されるページです。



対してウォールは、それぞれのユーザーが作成した投稿(=自分がした投稿)を表示する場所を指します。自分のウォールは、自分の名前をクリックすることで表示されます。


友達や企業など、自分以外のユーザーのウォールを直接見たいときは、ユーザー名をクリックします。



ニュースフィードとウォールの違いを簡単に説明しておきます。



  • 「ウォール」は実際に投稿をする掲示板のような場所です。

  • 「ニュースフィード」は「ウォール」に投稿されたものの中から友達の情報や自分が興味のあるFacebookページの情報など、自分に関係のある情報だけを集めてくれている場所です。


ニュースフィードはフィード、という名前にもあるように、RSSリーダーのように情報を集めてくるための仕組みです。そして、各投稿内容は必ずどこかのウォールに所属します。


Facebookのコンテンツ共有の仕組み


次にFacebookのコンテンツ共有のルールをまとめておきます。現時点ではよくわからなくてもOKです。



  • 「投稿(シェア)」は全て各ユーザー、Facebookページが持つ「ウォール」に対して行う

  • 「ニュースフィード」は関連のある情報を集めてくれる場所

  • 「ウォール」に投稿すると友達の「ニュースフィード」に表示される

  • 「いいね!」はそのコンテンツに付与されるだけで新たな投稿ではない

  • 「コメント」はそのコンテンツに付与されるだけで新たな投稿ではない

  • 「シェア」はその投稿を自分の「ウォール」に再投稿すること


順番に図にしながら説明したいと思います。


分かりやすく説明するために、条件を設定します。

登場人物は5人のFacebookユーザー(A君~E君)とします。また、友達関係も設定しておきます。


・B君はA君、C君、E君と友達になっている

・A君はB君、D君と友達になっている


図にすると以下のようになります。


グレーの矢印が友達登録をしている関係を示しています。 各ユーザーが「ニュースフィード」と「ウォール」を持っています。 図では各ユーザーの上の枠がニュースフィード、下の枠がウォールです。


では具体的に「いいね!」をしたときに何が起きるのか見ていきます。


「いいね!」すると何が起こるのか?


まず「いいね!」で何が起こるのか、というところから始めたいと思います。 まず、B君がFacebookのトップページのニュースフィードから近況をシェアします。


「近況をシェアする」を言い換えると「自分のウォールに投稿する」ということになります。


ニュースフィードというのは友達やFacebookページの更新情報が集まってくる場所で、投稿をする場所ではありません。UIの設計上ニュースフィードが表示されているページから投稿自体はできますが、実際には投稿はあくまでウォールに対して行います。


そしてウォールに投稿された内容はそのウォールの持ち主の友達のニュースフィードに表示されます。 つまり、B君が自分のウォールに投稿すると、友達のA君、C君、E君のニュースフィードに投稿内容が表示されます。



次に、A君は自分のニュースフィードを見ていて、B君の投稿に対して「いいね!」を付けたとします。


これはA君が「B君のウォール投稿に「いいね!」をつけた」ことになります。つまり、あくまでB君のウォールへの投稿に対しての「いいね!」だということです。A君のウォールには関係ありません。


A君のウォールが更新されるわけではないので、A君の友達であるD君のニュースフィードには何も表示されません。


A君が「いいね!」をしたことでB君のウォールが更新されたので、その更新情報はB君の投稿が表示されている(B君の)友達のニュースフィードにも表示されます。 つまり、あなたが友達の投稿に対して「いいね!」と言うと「投稿をした友達の友達」にまであなたの「いいね!」が見える、ということになります。


もちろんもとのコンテンツを投稿したB君のニュースフィードにも「いいね!」が反映されます。 このようにA君の「いいね!」はA君の友達には見えず、「いいね!」をされたユーザー(図で言うとB君)の友達に見られることになります。これが「いいね!」の特徴です。


「シェア」すると何が起こるのか?


「いいね!」の時と同じ条件で説明します。念のため最初の図を再掲します。


途中までは一緒です。B君がコンテンツを投稿し、それが友達のニュースフィードに表示されます。


次に、A君は「いいね!」ではなく「シェア」をしたとします。「シェア」は「いいね!」とは違い、B君の投稿内容を再利用して自分のウォールに投稿します。つまり、B君の投稿はA君のウォールに反映されます。 いいね!はあくまでB君のウォール内での話でしたが、シェアの場合はシェアした本人のウォールが関係してきます。


また、B君のウォールがFacebookページのウォールだったとすると、各コンテンツがどれくらいの人に見られてどれくらい反応(「いいね!」や「コメント」)があったのかを数値化してくれます。


B君の投稿がシェアされA君のウォールに投稿された、ということは新たにA君の友達(ここではD君)のニュースフィードにも表示されます。


これまで関係のなかったD君が情報を見ることができるようになりました。このようにFacebook上ではシェアされることによってどんどんコンテンツが広がっていきます。


Facebookページへの「いいね!」は全く別物!


Facebookのユーザーは自分のウォールのほかにFacebookページを複数作成できます。


Facebookページひとつひとつもユーザーと同じようにウォールを持ちます。ただし、厳密にはFacebookページはユーザー自身ではないので、ニュースフィードはありません。


各Facebookページにアクセスするとカバー写真の下に「いいね!」ボタンがあります。



この「いいね!」ボタンはほぼ「シェア」と似たような挙動をし、「『○○(Facebookページの名前)』について『いいね!』と言っています」という投稿が友達のニュースフィードに表示されることがあります。


特にそのFacebookページが「ページヘのいいね!」を促す広告を出している場合、自分がいいね!している情報が、自分の友だちのニュースフィードに表示されることが多いようです。



補足:自分が「いいね!」をした履歴を見る方法


ここまでで説明したように、自分が「いいね!」をしたものは基本的にウォールに反映されないので、あとから見ることができません。


もし「いいね!」したものを見返したいなら、アクティビティログからチェックできます。


手順としてはまず、Facebookのトップページの上部、または左のメニュー内にある自分のユーザー名をクリックします。


自分のウォールが表示されたら、「アクティビティログを見る」をクリックします。



すると自分がこれまで投稿してきた内容の履歴を確認することができます。



まとめ


Facebookは一度分かってしまえばそれほど難しいわけではありません。


まさにこの「いいね!」「コメント」「シェア」の絶妙なバランスがFacebookの爆発的なコミュニケーション量と情報発信の広がりを可能にしていると思います。


仕組みをしっかり理解してうまく活用していきたいですね!


この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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