Facebookの「いいね!」「シェア」の違いを徹底解剖!Facebookは分かってしまえば難しくない!

それぞれの波及先は分かりますか?
今回は基本に戻って、Facebookの「いいね!」と「シェア」の詳細な説明をします。最後のほうではFacebookページの「いいね!」についてや「いいね!ログ」なども少し紹介したいと思います。
では最後までお付き合い下さい!
※編集部注:2016年10月7日、最新情報をもとに一部を加筆修正いたしました。
Facebookはわかってしまえば難しくない!
FacebookはMixiやGREEなどの日本のSNSに比べるとちょっと難しい、という印象を持っている方も多いと思います。
まずクセモノなのが「いいね!」と「シェア」。これがFacebookがここまで広がった最大の特徴でもあり、Facebookをわかりにくくしている原因でもあると思います。 この記事を読んで「いいね!」と「シェア」の仕組みを理解し、より気持ちよくFacebookを利用出来るようになっていただきたいと思います。
一度わかってしまえばそれほど難しいわけではありませんので、ぜひ最後までお付き合い下さい。
まずは説明のための準備から
「いいね!」をするというのはどういうことなのか、「シェア」をするとはどういうことなのかについて図にしながら説明していきたいと思います。
まずはじめにFacebookのコンテンツ共有の仕組みについてはいくつかルールがあるので、まとめておきます。現時点ではよくわからなくてもOKです。
<Facebookのコンテンツ共有の仕組み>
・「投稿(シェア)」は全て各ユーザー、Facebookページが持つ「ウォール」に対して行う
・「ニュースフィード」は関連のある情報を集めてくれる場所
・「ウォール」に投稿すると友達の「ニュースフィード」に表示される
・「いいね!」はそのコンテンツに付与されるだけで新たな投稿ではない
・「コメント」はそのコンテンツに付与されるだけで新たな投稿ではない
・「シェア」はその投稿を自分の「ウォール」に再投稿すること
ちょっと小難しいので、順番に図にしながら説明したいと思います。
分かりやすく説明するために、条件を設定します。
登場人物は5人のFacebookユーザー(A君~E君)とします。また、友達関係も設定しておきます。
・B君はA君、C君、E君と友達登録をしている
・A君はB君、D君と友達登録をしている ということにします。 図にするとこんな感じです。

左上のFacebookのロゴをクリックして表示されるのが自分のニュースフィードです(下図の赤い四角の部分)。
ウォールはプロフィールをクリックすると見れます(下図のオレンジの四角の部分)。
他人のウォールを直接見るにはユーザー名をクリックします(図の緑の四角の部分)。

・「ウォール」は実際に投稿をする掲示板のような場所です。
・「ニュースフィード」は「ウォール」に投稿された中から友達の情報や自分が興味のあるFacebookページの情報など、自分に関係のある情報だけを集めてくれている場所です。
ニュースフィードはフィード、という名前にもあるように、RSSリーダーのように情報を集めてくるための仕組みです。そして、各投稿内容は必ずウォールに所属します。 では具体的に「いいね!」をしたときに何が起きるのか見ていきます。
「いいね!」すると何が起こるのか?
まず「いいね!」で何が起こるのか、というところから始めたいと思います。 まず、B君がFacebookのトップページのニュースフィードから近況をシェアします。

ニュースフィードというのは友達やFacebookページの更新情報が集まってくる場所で、投稿をする場所ではありません。投稿はあくまでウォールに対して行います。
そしてウォールに投稿された内容はそのウォールの持ち主の友達のニュースフィードに表示されます。 つまり、B君が自分のウォールに投稿すると、友達のA君、C君、E君のニュースフィードに投稿内容が表示されます。

これはA君が「B君のウォール投稿に「いいね!」をつけた」ことになります。つまり、あくまでB君のウォールへの投稿に対しての「いいね!」だということです。A君のウォールには関係ありません。
A君のウォールが更新される訳ではないので、A君の友達であるD君のニュースフィードには何も表示されません。

もちろんもとのコンテンツを投稿したB君のニュースフィードにも「いいね!」が反映されます。 このようにA君の「いいね!」はA君の友達には見えず、「いいね!」をされたユーザー(図で言うとB君)の友達に見られることになります。これが「いいね!」の特徴です。
「シェア」すると何が起こるのか?
「いいね!」の時と同じ条件で説明します。念のため最初の図を思い出してください。


つまり、A君のウォールに反映されます。 いいね!はあくまでB君のウォール内での話でしたが、シェアの場合はシェアした本人のウォールが関係してきます。

ただし、個人のウォールには残念ながらこの数値表示はありません。企業がFacebookページを使ってマーケティングする際の測定値をイメージしているのだと思います。


ちなみに、シェアは普通の「近況」に対してはできません。他人の言葉を自分の言葉として再投稿する、というのはたしかに変ですからね。なので、シェアはリンクや写真、動画など、Facebookの外部から持ち込まれたコンテンツに対してできるようになっている、と解釈しています。
「コメント」すると何が起こるのか?
「コメント」はどちらかというと「いいね!」に近い概念です。「いいね!」と同じように元のコンテンツにコメントが追加されるだけです。コメントをした本人のウォールにはすぐには反映されません。「すぐには」と書いたのは時間差で反映されることがあるからです。

ただし、この情報はウォールには表示されていても、なぜか友達のニュースフィードには表示されません。このあたりの仕様はいろいろなアルゴリズムが絡んでいそうで一概には言えないのですが、基本的には「コメント」は「いいね!」に近い概念と思っていて大丈夫だと思います。ただし、あなたのウォールに来ればコメントの履歴が見れてしまうことになります。
それと比べると「いいね!」は「最近のアクティビティ」にも入らないので、あなたのウォールを見ても履歴がわかりません。そこが少し違うところです。
※補足:外部コンテンツ(写真、リンク、動画)に対して付けられた「いいね!」も自分のウォール内の「最近のアクティビティ」に表示されることがあります。時間差があるので、いつ表示されるかはわかりません。。。
Facebookページ(旧ファンページ)の「いいね!」は全く別物!
Facebookのユーザーは自分のウォールの他にFacebookページを複数作成することができます。Facebookページひとつひとつもユーザーと同じようにウォールを持ちます。
ただし、厳密にはFacebookページはユーザー自身ではないので、ニュースフィードはありません。 他人が作ったFacebookページにアクセスすると画面の一番上に「いいね!」ボタンがあります。


でも自分が「いいね!」をした履歴はみたい!という方のために
ここまでで説明したように、自分が「いいね!」をしたものは基本的にウォールに反映されないので、あとから見ることができません。
ただ、そこはさすが Facebook!APIを公開しているようです。で、そのAPIを使って「いいね!ログ」というアプリが出ています。アプリページヘはこちらから。
このアプリを使うと過去に自分が「いいね!」したものが一覧で確認できます。

まとめ
Facebookは一度分かってしまえばそれほど難しいわけではありません。
まさにこの「いいね!」「コメント」「シェア」の絶妙なバランスがFacebookの爆発的なコミュニケーション量と情報発信の広がりを可能にしていると思います。
仕組みをしっかり理解してうまく活用していきたいですね!ちなみにFacebookはバージョンアップが頻繁なので、この記事は2011/02/08時点のものです。あしからず。
2011.02.08