他国より5倍ハッシュタグ検索! Instagramはユーザーの「好きと欲しい」を作れる。「House of Instagram(#インスタハウス)」イベントレポート
2020/11/27

1. Instagramの強みは「好きと欲しいをつくる」
同セッションのスピーカー

Instagramならではの強み
まず同社代表の味澤氏からは、Instagramの日本市場における可能性や他のSNSプラットフォームにないInstagramの独自性がおもに語られました。


企業がInstagramを活用する価値3つ
次に、企業がInstagramを使ったマーケティングを取り組むうえで、価値となる点が下記の3つ提示されました。- 喜びにつながる偶発的発見の創出
- ブランドストーリーを多面的に伝達
- 多様なコミュニティメンバーを通じた共感醸成
喜びにつながる偶発的発見の創出


多様なコミュニティメンバーを通じた共感醸成

ブランドストーリーを多面的に伝達
最後に、ブランドのストーリーを効果的に届けるため、ビジュアルによって直感に訴求できる機能が多い点が触れられていました。


2. Instagramの直近のアップデートや今後の展望
同セッションのスピーカー

Instagramに最近搭載された機能
ヴィシャル氏はInstagramのミッション「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける(Bring you closer to the people and things you love)」を振り返りつつ、これから紹介するInstagramの機能はこの思想を踏まえたものであると、前置きしました。 例えば、新型コロナウイルスによる自粛期間にはInstagramライブによる企画「#アットホームwith」を始め、中小ビジネスをサポートする「ギフトカード」や「料理を注文」スタンプの機能の開発など努めてきたと言います。
- QRコード
- フィード投稿にInstagramライブのイベント情報をタグ付け、リマインド
- 旬な話題:今人気のハッシュタグを幅広い話題で10個

3. 企業がInstagramを活用すべき理由、活用のポイント
同セッションのスピーカー

企業がInstagramをブランディングに活用するポイント
本記事の最後にご紹介する同氏のセッションでは、企業がInstagramをブランディングに活用するポイントについて、下記の3つが語られました。- なぜ今Instagramでブランディングを行うべきか?
- Instagramでブランディングを成功させる3つのポイント
- マーケティングフェーズに合わせた展開方法
①なぜ今Instagramでブランディングを行うべきか?
冒頭の味澤氏のセッションで伝えられた通り、Instagramの強みは、認知度やエンゲージメントの向上だけでなく、「好き、欲しい」といった購買行動の近くまで訴求しやすい点です。 ブランディングに関しても、Instagramを使えば、ユーザーに企業自体や企業の商品・サービスを「好き」になってもらったり、「欲しい」と思わせたりできると南氏は言います。



②Instagramでブランディングを成功させる3つのポイント
次にブランディングを成功させるポイントについて、味澤氏の発表にあった3項目を踏襲しながら、より詳しく伝えられました。- 喜びにつながる偶発的発見の創出
- ブランドストーリーを多面的に伝達
- 多様なコミュニティメンバーを通じた共感醸成

喜びにつながる偶発的発見の創出
独自のアルゴリズムが、ユーザー個々人に偶発的な情報の出会いを促している。発見タブなどはその代表例です。 「全く同じアカウントをフォローしていたとしても、利用者の興味や投稿者との関係値により表示される投稿が異なり、より利用者にとって関心の高い内容がどんどん優先的に表示される」という説明が特に印象的でした。
ブランドストーリーを多面的に伝達


多様なコミュニティメンバーを通じた共感醸成
最後に、企業や個人、インフルエンサーなど立場の様々な視点により、それぞれ熱量の高いメッセージを連鎖させ、ブランディングに生かせる点が挙げられました。 例えば、企業の投稿がハッシュタグ検索や広告で関心の高いファンへ届いたり、発信力の高いインフルエンサーによって拡散されたり、個人の投稿で盛り上がって目に着くようになったり、多くのケースが考えられます。
③マーケティングフェーズに合わせた展開方法
セッションの最後には、Instagram導入を検討している企業のマーケターに向けて、Facebook Japan社が過去の支援ノウハウから生み出した「必勝パターン」をパッケージ化し、フェーズ毎に合う施策を当てはめられるようにしたと発表がありました。

4. 最後に

Instagramのユーザーは、好きなものを探したり保存する動機があるため、エンゲージメントが他媒体と比べて高くなりやすい、
と言ったお話がありました。 pic.twitter.com/zqmUYpvAZ1 — ソーシャルメディアラボ【ガイアックス】 (@GX_SocialMedia) November 26, 2020
また佐藤ノアさんやテテマーチさんほか、今回は編集の都合上、残念ながらご紹介できなかったセッションもございました。後述のイベント動画も一部公開されておりますので、気になる方はどうぞご覧ください。 ※本記事はFacebook Japan社の許可をいただいてスクリーンショットを掲載しております。インフルエンサーさんが企業からお仕事を受ける時、大事なことは、本当に商品が好きになれる・ファンになれること。
そうでないと、ファンの人に熱量の無さが伝わってしまう。不誠実にならない、嘘をつかない。 と言った趣旨を佐藤ノアさんが語っています。 pic.twitter.com/0xK3gCWihZ — ソーシャルメディアラボ【ガイアックス】 (@GX_SocialMedia) November 26, 2020
告知:「House of Instagram」のイベント動画が一部公開されています。
本記事をご覧いただき、ご興味を持っていただいた方へご案内です。当日の配信にご都合がつかなかった方でも視聴できるアーカイブが公開されています(一部)。 Facebook Japan主催 マーケター向けオンラインセミナーイベント「House of Instagram」 https://hoijapan2020p.splashthat.com/ 特に本記事でピックアップした箇所は全て公開されておりますので、詳しく見たい方はぜひリンクにて動画をご覧ください。この記事を書いた人:小東真人

ソーシャルメディアラボ編集長。地方や中小ビジネス向けセミナーなどを担当。
17年ガイアックス入社のデジタルネイティブ世代。靴磨きが大好きで、休日はInstagramで関連アカウントばかり見ている。
17年ガイアックス入社のデジタルネイティブ世代。靴磨きが大好きで、休日はInstagramで関連アカウントばかり見ている。