【EC事業者必見】米国のECサイトは続々実践!6つのソーシャルメディア活用術!
2010/10/25
アメリカでは、ECサイトのソーシャルメディア活用が進んでいます。
本エントリーでは、その具体的な活用術、事例を6つご紹介します。
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▽ 6つのソーシャルメディア活用術
1.レコメンデーション、レビュー、レイティング(評価)
2.FacebookのLikeボタン
3.Wishリスト
4.共同購入
5.購入履歴
6.リアルタイム共同ショッピング
レビューについては、既に導入されている企業も多いかと思いますが、それ以外についてはまだ手が付いていないECサイトが多いのではないでしょうか。
※本エントリーは、『@ christineptran』のエントリーから要素を抜粋し、日本向けに加筆・意訳してまとめています。
▼図1:amazon、ワンピース第1巻のレビュー

Turbo Taxのマイクロサイト”friendslikeyou.com”では、ただレビューを見れるだけではありません。
Facebook、Myspace、twitterとの連携をする事により、各ソーシャルメディア上の友人のレビューを表示してくれます。
▼図2:”friendslikeyou.com”

※ちなみにTurbo Taxは、税金の申告書作成用ソフトウェアサービスです。
■2.FacebookのLikeボタン
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▽ Likeボタンで得られる2つのメリットとは?
これも、アメリカでは一般的になりつつありますが、ECサイトにFacebookのLikeボタンを設置します。
▼図3:FacebookのLikeボタン設置例

Likeボタンを設置する事により、ECサイト側は2つのメリットがあります。
- メリット1.ECサイト上で、友人のLikeが見れる。
- メリット2.Facebook上のニュースフィードにLikeが流れる。
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▽ メリット1.ECサイト上で、友人のLikeが見れる。
こちらは、よくLevi’sの事例でも紹介されますが、自分の友人がどの商品に対してLikeボタンを押したか分かります。
▼図4:Levi’s、Facebookの友人のLikeが見れる。

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▽ メリット2.Facebook上のニュースフィードにLikeが流れる。
自分がLikeボタンを押すと、友人のニュースフィードにその情報が流れます。
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▽ Wishリストの使い方
Wishリストとは、自分の欲しい商品を保存していける機能です。
それを皆に公開する事により、そのリストを元に友人たちが、結婚式や誕生日のプレゼントを考えてくれます。
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▽ 独自のWishリストを持つアパレルECも誕生!
▼図6:独立系のWishリストサービス”Kaboodle”
アメリカではKaboodleなど、独立系のWishリストサービスもありますが、ECサイト独自で提供する場合もあります。
※ラボ編集部注:2016年7月現在、上記Kaboodleは残念ながら閲覧できなくなっております。
ファッションブランド『URBAN OUTFITTERS』のECサイトです。
▼図7:URBAN OUTFITTERSのWishリスト

また、URBAN OUTFITTERSのサイト内で、友人のWishリストも探せるようになっています!
(図7の右上の『FIND A FRIEND’S WISHLIST』の部分です。)
■4.共同購入
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▽ いわゆるグルーポン系
いわゆるグルーポン系サービスの事です。
▼図8:グルーポン

元々、リアル店舗のクーポン共同購入サービスの事を、グルーポン系サービスと言っていました。
※グルーポンサイトの仕組み、マーケット状況については以下もご参照下さい。
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▽ グルーポンライクなECサイトも登場!
日本では、グルーポンライクなECサイトとして『ギリギリマーケット』なども誕生しました。
▼図:9:ギリギリマーケット
■5.購入履歴
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▽ Blippyで購入情報を友人にシェア!
買い物客は、自分の購買履歴を友人やパブリックに公開します。
(もちろん、事前の同意を求めるかどうか、事前に設定出来ます。)
▼図:10:Blippy

こういった購入履歴共有サービスと自分のECサイトをつなぎ込む事により、レビューだけではなく『買ったという情報』まで、友人にシェアする事が出来ます。
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▽ Blippyとは?
Blippyの説明は、以下のエントリーが分かりやすいです。
■6.リアルタイム共同ショッピング
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▽ 最後のひと押しに、チャットで友人に相談!
プレゼントや高額な物を購入する時は、本当にこれで良いのか?と悩むものです。
バービーで有名なマテル社のECサイトでは、その問題を解決するために、リアルタイムチャットを提供しています。
自分が見ているショップに、友人・家族を招待し、チャットでリアルタイムで相談出来るのです!
▼図11:マテル社が提供しているリアルタイムチャット-招待画面
■まとめ
以上、という事で、『【EC事業者必見】米国のECサイトは続々実践!6つのソーシャルメディア活用術!』でした。
まだ日本のECサイトで実践しているサイトは少ないですが、これから確実にソーシャル化の波は来ます。
楽天の三木谷さんも、次のソーシャル化の展開を何か考えてらっしゃったりするのでしょうか?動向に注目してみます。
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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