発表!自社サイト流入に1番効果が高かったSNSは意外にも『あのメディア』だった!

2014/04/03

SNSからサイトに流入する訪問者の”親密度”の高さを比較。


ソーシャルメディア 流入 自社サイト

先日、海外WebサービスのShareholic(※)が、『最もエンゲージメント率の高い自社サイトへの流入源』という調査結果を発表しました。


このデータは、FacebookTwitterGoogle+Youtubeなどの大手SNSから自社サイトに訪問したユーザーの、次の3つのデータを調査したものです。


1.平均サイト滞在時間


2.平均訪問ページ数


3.平均直帰率


これら3つのデータを比較し、『どこからの訪問者が最も親密度が高いか』=『自社サイト流入に最も効果の高いSNSはどこか』を分析しました。


興味深い研究結果が出ているので、ラボ向けに簡単にまとめました。ご参考になったら幸いです!





※Shareholic:お気に入りのサイトが様々なSNSでシェアできるようになるアドオンを提供する海外のWebサービス。今回の研究は、20万以上のサイトと毎月2兆5千万人以上のユニーク訪問者を調査したものです。


第1位の流入源はぶっちぎりであのサイト


さっそくShareholicの研究結果を発表してみましょう。画像は上から順番にランキング形式になっています。



※画像引用:https://blog.shareaholic.com/social-media-traffic-engagement-03-2014/


※グラフのデータは上から平均サイト滞在時間平均訪問ページ数・平均直帰率です。


ご覧の通り、第1位の流入源は「サイト滞在時間」「訪問ページ数」「直帰率」全ての数値でぶっちぎりの数値を叩きだしたYoutubeとなっています。


Youtube:動画のエンゲージメントがやっぱり高い!


第1位:Youtube


・平均サイト滞在時間:227.82秒


・平均訪問ページ数:2.99


・平均直帰率:43.19%




意外かと言えばそうでもないかもしれませんが、全てのコンテンツが動画で成り立っているYoutubeが、最も企業と親密度の高い訪問者をサイトに送ってくれる流入源であるという結果が出ています。



やはり動画を見たユーザーはビジネスに興味を持ちやすいのでしょうか。Youtubeからの訪問者のサイト平均滞在時間が228秒というのはかなり高い数値だと思います。


Youtubeからの流入ってどうやればいいの?


例えば昨年猛烈にバズったYoutube事例に、ユニリーバさんのダヴ リアルビューティがあります。


こちらの動画には、説明文の中にリンクが貼られています。



※画像引用:https://www.youtube.com/watch?v=XpaOjMXyJGk


リンクをクリックするとこのキャンペーンの専用サイトに飛びますが、この動画が”刺さった”視聴者は、そのままトップページや他のページに飛ぶ可能性が高いですよね。




また、動画に直接リンクを埋め込むことも効果的です。


▼メルセデス・ベンツさんのコマーシャルより。白枠でリンクを囲いました。

※ラボ編集部注:2016年7月現在に上記URLが残念ながら閲覧できないため修正をしました。



動画に直接リンクを埋め込む場合は、上の例のように動画の最後にだけリンクが表示されるようにも設定できるので、うまく調整したいですね。


Google+からの訪問者も親密度が高い


第2位:Google+


・平均サイト滞在時間:188.54秒


・平均訪問ページ数:2.45


・平均直帰率:50.63%




Youtubeに次いで2位となったのはGoogle+



Shareholicは、Google+はFacebookやTwitterに比べて流入数は遥かに少ないという研究結果も発表していますが、Google+からのサイト訪問者は滞在時間も長く、閲覧ページ数も多く直帰率は低いので、全体的な数は少なくても訪問者の企業への親密度は高いようです。


▼Google+のリンク投稿例。Toyotaさんより。


正直なところ、この結果の明確な理由についてはわかりませんが、後日ご紹介するGoogle+にしかない特徴がエンゲージメントを高めている要因の1つなのかもしれません。


LinkedInが第3位に


第3位:LinkedIn


・平均サイト滞在時間:133.10秒


・平均訪問ページ数:2.23


・平均直帰率:51.28%




ビジネスに特化したSNSであるLinkedInが、3位にランクインしました。



こちらも数はFacebookやTwitterより少ないですが、やはりビジネス関係を生み出すSNSであることがメインであるLinkedInは、自社サイトに来てくれる人の温度も高いようです。


Twitter・Facebookは同じような数値に


第4位:Twitter


・平均サイト滞在時間:123.10秒


・平均訪問ページ数:2.15


・平均直帰率:56.35%


第5位:Facebook


・平均サイト滞在時間:127.44秒


・平均訪問ページ数:2.03


・平均直帰率:56.35%




第4位と5位のTwitterFacebookは、同じような結果が出ました。



やや上位3つに比べるとエンゲージメントが低いですが、全体的な流入の数は非常に多いので、むしろ更にエンゲージメントを上げるように努めるとより良い結果が出そうです。


その他のSNS


第6位はPinterestで、Pinterestからのサイト訪問者は滞在時間がFacebookよりも1分近く短くなってしまっています。


画像でユーザーを楽しませるSNSなので、エンゲージメントは悪くないと思っていましたが…。個人的には少し意外な結果でした。


第7位のRedditと8位のStumble uponに関しては、現時点では日本とは馴染みが薄いSNSなので今回は割愛します。


まとめ


Youtubeから自社サイトへ訪問したユーザーが、最も長い時間多くのページを閲覧し、直帰率も低いという調査結果をご紹介しました。


ここからやはり、動画の訴求力は非常に高いということが言えそうです。


また、Google+の奮闘が非常に気になりました。全体的な流入数が少ない分、各訪問者はとても長くサイトに滞在し色々なページを見てくれているので、Google+のフォロワーの親密度は高いようです。


今後も特に気になるGoogle+の運用実態も含め、SNS関連の情報を発信していきます!




以上、『発表!自社サイト流入に1番効果が高かったSNSは意外にも『あのメディア』だった!』でした。




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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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